細野 晴臣 - ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック

今となっては全くゲームなどに関心もなくやることもないが、そりゃ随分昔にゲームセンター時代ってのがあってさ、その頃くらいかなゲームやってたの。ファミコンとか色々出て来た時はもう興味はなかったから全然やらなかったし誰かの所に遊びに行ったらやらされるってことはあったがそんなもんだ。だからファミコンゲーム全盛時代ってよく知らない。それでもあの天才的ゲームクリエーターの名前はよく見かけたし、ゲームそのものは知らなくてもタイトルは知っていたものだ。そういうのっていくつかあるけど、そういう記憶もあってちょいと考えさせられてしまったなぁ…42歳の死去ってのは。天才ってのは短命なもんかもな。ああいうデジタルクリエーターからしたら今の時代って面白いと思うんで、もっと色々見たかったんじゃないかと勝手に想像しているのだが、ま、それはともかく、ゲームねぇ…、自分で考えたらホント初期のゲームくらいしか知らんな…って考えてたらコイツを思い出した。
1984年にリリースされた作品「ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック」だが、コレって細野晴臣のソロアルバムの位置付けかと思ったら違うんだ…、ナムコのゲームのサントラアルバムなんだ、初めて知った(笑)。しかもプロデュースだけで作曲は全然違う人達がやってたってのも今知った。今じゃこんなのMac上でサンプリングしてペタペタしていけば簡単に出来ちゃうし、そもそも音色だってMac上で作れちゃうだろうしさ、簡単なんだろうが当時は大変だったと思う。確かゼビウスの音とかは基盤からダイレクトにライン音源として録音できなくてゲーセン行ってゲーム機から出てくる音を録音したって事で、他のゲームの音までちゃんとバックで聞こえるという代物で、そこがまた妙にリアル感あって面白かったもんだ。
当時ね、話題にはなってたんだよ。んで、実際アルバム出てみるとYMO好きな奴が買ってきて一人悦に入ってたのを聴かせてもらって笑った。だから多分数回も聴いたことないと思うし、自分がやったことないゲームの音なんてわかんないから飛ばしてたし、その時は単にゲームの音をレコードで聴ける、しかもちゃんと音楽らしくなってるっていう所にちょっと感動した覚えがある程度だったな。んで、ちょこっと探してみれば色々と聴けたので、その大胆なセンスと発想に改めて驚いたトコロ。今じゃ当たり前だけど音源を使っての音楽作り、そしてその音源自体も昔の5音階音源しかなくてそれを一つの塊としてリズム的に使う、なるほどねぇ…、細野さんってやっぱ面白い人だ。それでも飽きちゃうけどさ(笑)。
今でもたまにパックマンくらいならやるかな。ゼビウスってレバー操作がボタン式じゃ難しくて上手く出来ないからゲーセンにあったらやるかもしれん。インベーダーはあればいつでもやる、音楽的に面白いな〜ってのはラリーXかな。iPhone版を買ってまでとは思わないが昔の自分のMacにはこの辺の8ビットゲームが大体揃ってた…、あ、今でもそのMac転がってるな…、やるか?いや〜、面倒(笑)。
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