Kevin Ayers - Bananamour
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Kevin Ayers - Bananamour (1973)

往年のミュージシャンにしても最近の活動歴などはほとんど聞くこともなく、そりゃまぁ、普通に考えてみれば60歳や70歳に近くなってきてる人ばかりなのだから、仕事してなくって当たり前だし、才能ったってそんなに活気がなければ出てこないだろうから大多数は隠居生活に近いと思うんだな。だから次に話題になるのは大抵死んだ時って言う悲しい現実。とは言え、自分的には既に離れた存在ではあるので悲しいとか一般に言われるような哀悼の意を持つことはほとんどない。じゃ、今新作出したら聞く程のファンなのか?って自問自答してみるとその答えは簡単に出てくるのでね。ただ、ぽっかりと穴の開いたような悲しさは残る、かな。あぁ、どんな音だったっけ?とか再度聴き直すきっかけにはなっている…でも、そんなんで良いんかな…。
1973年にリリースされたケヴィン・エアーズの4作目のソロアルバム「Bananamour」がまだ登場していなかったことに自分でちょっとびっくりしたのだが、意外と登場していないケヴィン・エアーズのアルバム郡ってことに気づいた。ソフト・マシーン創設メンバーながらアルバム2枚で離脱、その才能だけが伝説化されていてカンタベリーの天使のように語られる、でも実は普通に生きてますっつうとことがシド・バレットとは違い伝説だけの人物ではなかったという人。本人は至って普通にお茶目なキャラな人らしく、ミュージシャンにも愛される人だったらしい。ユーモアと皮肉さを持ち合わせた正に英国人らしい人だったようだ。そのままの姿がアルバムにも表れていて「Bananamour」でも恒例の素晴らしきゲスト陣が勝手に手伝いに来て参加しているんじゃないかっつうくらいの人望。ソフト・マシーン組からスティーブ・ヒレッジ、デヴィッド・ベッドフォード、果てはドリス・トロイまで参加。この頃彼女って丁度「狂気」の録音終えた後くらいなんじゃないかな。そんなカンタベリーの面々に囲まれつつ至って普通にカンタベリーではないサウンドを出している本作「Bananamour」だが、この人の音楽はいつもどう言って良いのは悩ましい。
ロックなんだよ、紛れもなく。ただ、浮遊感が半端無くって、かと言って流れていくか、っつうとそういうんでもなくってきちんと引っかかるからさ。更に実験的な側面も多くて大抵ヘンな事をいくつもやってるからポップスとも言えない。でも全体的にはポップな曲調で歌だって軽やかだし、メロディも可愛らしい。正にハーベストの至宝とも言える音なんだが、正直自分ではまだ全然わかってきていない人。ただ、なぜかアルバムは大抵揃ってる…だから聴いてるんだよな、何度も。「Bananamour」もそれなりに聴いてるんだが、残ってない。ただ、ひたすら心地良く素晴らしい時間が流れていくアルバム、という認識でして…(笑)。
面白いヒッピーな人でさ、英国人なんだけどスペインに魅了されたようで、最後までイビザ島にいたんだな…、たしかニコもイビザ島で最期を遂げているし、どんだけ素敵なトコロなんだろう?ちょっとGoogle Earthで見てみようかな、と思うくらいに島の名前が出てくる。きっとそこに行けばケヴィン・エアーズのやってる音楽をもっと理解できるのかな、なんて思う。

往年のミュージシャンにしても最近の活動歴などはほとんど聞くこともなく、そりゃまぁ、普通に考えてみれば60歳や70歳に近くなってきてる人ばかりなのだから、仕事してなくって当たり前だし、才能ったってそんなに活気がなければ出てこないだろうから大多数は隠居生活に近いと思うんだな。だから次に話題になるのは大抵死んだ時って言う悲しい現実。とは言え、自分的には既に離れた存在ではあるので悲しいとか一般に言われるような哀悼の意を持つことはほとんどない。じゃ、今新作出したら聞く程のファンなのか?って自問自答してみるとその答えは簡単に出てくるのでね。ただ、ぽっかりと穴の開いたような悲しさは残る、かな。あぁ、どんな音だったっけ?とか再度聴き直すきっかけにはなっている…でも、そんなんで良いんかな…。
1973年にリリースされたケヴィン・エアーズの4作目のソロアルバム「Bananamour」がまだ登場していなかったことに自分でちょっとびっくりしたのだが、意外と登場していないケヴィン・エアーズのアルバム郡ってことに気づいた。ソフト・マシーン創設メンバーながらアルバム2枚で離脱、その才能だけが伝説化されていてカンタベリーの天使のように語られる、でも実は普通に生きてますっつうとことがシド・バレットとは違い伝説だけの人物ではなかったという人。本人は至って普通にお茶目なキャラな人らしく、ミュージシャンにも愛される人だったらしい。ユーモアと皮肉さを持ち合わせた正に英国人らしい人だったようだ。そのままの姿がアルバムにも表れていて「Bananamour」でも恒例の素晴らしきゲスト陣が勝手に手伝いに来て参加しているんじゃないかっつうくらいの人望。ソフト・マシーン組からスティーブ・ヒレッジ、デヴィッド・ベッドフォード、果てはドリス・トロイまで参加。この頃彼女って丁度「狂気」の録音終えた後くらいなんじゃないかな。そんなカンタベリーの面々に囲まれつつ至って普通にカンタベリーではないサウンドを出している本作「Bananamour」だが、この人の音楽はいつもどう言って良いのは悩ましい。
ロックなんだよ、紛れもなく。ただ、浮遊感が半端無くって、かと言って流れていくか、っつうとそういうんでもなくってきちんと引っかかるからさ。更に実験的な側面も多くて大抵ヘンな事をいくつもやってるからポップスとも言えない。でも全体的にはポップな曲調で歌だって軽やかだし、メロディも可愛らしい。正にハーベストの至宝とも言える音なんだが、正直自分ではまだ全然わかってきていない人。ただ、なぜかアルバムは大抵揃ってる…だから聴いてるんだよな、何度も。「Bananamour」もそれなりに聴いてるんだが、残ってない。ただ、ひたすら心地良く素晴らしい時間が流れていくアルバム、という認識でして…(笑)。
面白いヒッピーな人でさ、英国人なんだけどスペインに魅了されたようで、最後までイビザ島にいたんだな…、たしかニコもイビザ島で最期を遂げているし、どんだけ素敵なトコロなんだろう?ちょっとGoogle Earthで見てみようかな、と思うくらいに島の名前が出てくる。きっとそこに行けばケヴィン・エアーズのやってる音楽をもっと理解できるのかな、なんて思う。
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