Keith Cross & Peter Ross - Bored Civilians
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Keith Cross & Peter Ross - Bored Civilians (1972)

いつだっけな、フォーク調のが出て来た時に、あ〜、これ書いてないから書こう〜ってデジタルライブラリに入れっぱなしになってたままだったファイルを発見。なかなか登場させる機会もなくてそのままにしてたんだけど、そろそろ機運が向いてきたかなという頃合いなので再度聴き直しながら…、いや〜、良いねぇ〜、こんなにしっとりと良い感じだったっけ?そんな発見にちと喜びを感じながらリスニングタイム。
1972年リリースのキース・クロス&ピーター・ロスのデュオアルバム「Bored Civilians」唯一作。勿体無い。唯一じゃなくてもっと活動しても良かったのになぁ…、そういえばキース・クロスって何してるんだろ?T2で出て来てこのデュオやってそのままシーンからは消え去っていった…T2再結成にも参加していないし、音楽シーンからいなくなったのかもな。わかんないけど。それはともかくながらT2でハードなギターを弾いていたキース・クロスなんだけど、ここではガラリと方向転換してのアコースティックプレイが中心だけど、聴いていると分かるように結構エレキも弾いてるし、味のあるフレーズをたくさん聴けるので諸説諸々ネット含む評判などアテにせず、自分の耳で聴いた方が良いんじゃないかな、って。T2好きな人が聴いてがっかりするとかさ、ないよそれ。T2好きな人だったらこのデュオでも面白いとこ分かるでしょ。しっかり弾いてるんだし。ピーター・ロスの曲だとちょっと物足りないけどキース・クロスの曲だとアグレッシブに弾いてるしさ。まぁ、ハードロックというカテゴライズの音じゃないのは確かだがZeppelinだってそうだろ。気にするな、って話だね。うん、名盤です、これ。
んでさ、冒頭曲から楽しくて、アコースティックで物静かな憂いなんだが、中盤以降からキース・クロスのギターが良い味で鳴ってきてかなりスリリングに楽しめるし、Fotheringayのカバー曲「Peace in the End」は、まんまなカバーで明らかに毛色が異なるのわかる。ただ、3曲目に持ってきてるからアルバム的には結構バリエーションに富んだ作品だなというイメージが持てる。そして4曲目の気合の「Story To A Friend」が最高。ジミー・ヘイスティングのフルートのせいと、曲調のせいもあってカンタベリー色がたっぷりと詰め込まれたカンタベリー風なジャジーロックの11分で、アルバム中の目玉曲。どこの誰が「Bored Civilians」をアコースティックアルバムなんて位置付けたんだ?以降メロトロンは登場してくるし、多彩なゲスト陣の話はあるにせよ、しっかりとした音楽的方向性が出ているし、楽曲レベルはめちゃくちゃ高いし、全然メジャーな音だよ。アルバムジャケットの寒さでフォークで…って言う形容文句はかなり印象違うね、ってのが自分の感想。ジャケットの二つの道ってのは合ってるが、全然フォークだけじゃない。フォークもロックも同じようにうまく表現として使ってるから、ある意味凄くロック的かもしれない、そういう味わいを感じるね。

いつだっけな、フォーク調のが出て来た時に、あ〜、これ書いてないから書こう〜ってデジタルライブラリに入れっぱなしになってたままだったファイルを発見。なかなか登場させる機会もなくてそのままにしてたんだけど、そろそろ機運が向いてきたかなという頃合いなので再度聴き直しながら…、いや〜、良いねぇ〜、こんなにしっとりと良い感じだったっけ?そんな発見にちと喜びを感じながらリスニングタイム。
1972年リリースのキース・クロス&ピーター・ロスのデュオアルバム「Bored Civilians」唯一作。勿体無い。唯一じゃなくてもっと活動しても良かったのになぁ…、そういえばキース・クロスって何してるんだろ?T2で出て来てこのデュオやってそのままシーンからは消え去っていった…T2再結成にも参加していないし、音楽シーンからいなくなったのかもな。わかんないけど。それはともかくながらT2でハードなギターを弾いていたキース・クロスなんだけど、ここではガラリと方向転換してのアコースティックプレイが中心だけど、聴いていると分かるように結構エレキも弾いてるし、味のあるフレーズをたくさん聴けるので諸説諸々ネット含む評判などアテにせず、自分の耳で聴いた方が良いんじゃないかな、って。T2好きな人が聴いてがっかりするとかさ、ないよそれ。T2好きな人だったらこのデュオでも面白いとこ分かるでしょ。しっかり弾いてるんだし。ピーター・ロスの曲だとちょっと物足りないけどキース・クロスの曲だとアグレッシブに弾いてるしさ。まぁ、ハードロックというカテゴライズの音じゃないのは確かだがZeppelinだってそうだろ。気にするな、って話だね。うん、名盤です、これ。
んでさ、冒頭曲から楽しくて、アコースティックで物静かな憂いなんだが、中盤以降からキース・クロスのギターが良い味で鳴ってきてかなりスリリングに楽しめるし、Fotheringayのカバー曲「Peace in the End」は、まんまなカバーで明らかに毛色が異なるのわかる。ただ、3曲目に持ってきてるからアルバム的には結構バリエーションに富んだ作品だなというイメージが持てる。そして4曲目の気合の「Story To A Friend」が最高。ジミー・ヘイスティングのフルートのせいと、曲調のせいもあってカンタベリー色がたっぷりと詰め込まれたカンタベリー風なジャジーロックの11分で、アルバム中の目玉曲。どこの誰が「Bored Civilians」をアコースティックアルバムなんて位置付けたんだ?以降メロトロンは登場してくるし、多彩なゲスト陣の話はあるにせよ、しっかりとした音楽的方向性が出ているし、楽曲レベルはめちゃくちゃ高いし、全然メジャーな音だよ。アルバムジャケットの寒さでフォークで…って言う形容文句はかなり印象違うね、ってのが自分の感想。ジャケットの二つの道ってのは合ってるが、全然フォークだけじゃない。フォークもロックも同じようにうまく表現として使ってるから、ある意味凄くロック的かもしれない、そういう味わいを感じるね。
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