Barclay James Harvest - Baby James Harvest
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Barclay James Harvest - Baby James Harvest (1972)

英国のロックが深いな〜って思うのは一辺倒な世界じゃないから、ってのと周辺国で聴けるような音の原点が大体英国でも出来上がっていたりするから、ってのもある。発想やアイディアってのもあるんだけど、言い始めたらキリがない。なんでまたそんな事を思ったかっつうと、自分的にはあまり英国ロックの中で「メランコリック」って言葉を使う事はなかったし、そんな印象を持つバンドや楽曲はさほど多くなかったからさ。そう思える曲はそりゃいくらでもあるんだけど、エッセンス程度なんで形容詞として使うことはなかった。今回はそのメランコリックっていう自分の中ではフィンランドのロックを形容する言葉を使いたくなった。
1972年にリリースされたBarclay James Harvestの4枚目、かな、の「Baby James Harvest」。アルバムジャケットが有名で、レコード屋行くといつも見かけてて、何だろな、くらいにしか思わなかったんだよ。赤ん坊が植木鉢に入ってるだけなんで目立つんだが、バンド名知るまでは気にも止めなかった。んで、プログレ知ってしばらくするとBarclay James Harvestってのが出て来て、初期作品に惚れるんだが、その後順番に聴いていくと、この「Baby James Harvest」で路線の変更にやや戸惑いを覚えて徐々に聴かなくなっていくと言うアルバム。
イメージだけの話なんだが、バークレイ・ジェームス・ハーヴェストってシンフォニックオーケストラロックとハードロックの融合みたいなもんで、オーケストラがいてこそのバンドってのあったんだが、それがまるで無くなったから誰これ?って感じ。そんな曲ももちろん無くって、単なる英国調のロックバンドが残されているって感じで、そのまま裸の姿が出て来ているのが「Baby James Harvest」というアルバム。バックグラウンドなしに聴いたらなかなか牧歌的でメランコリックなバンドだな、って思う作品だけどちょいと粗野かな。でも、過去作知ってたから「ん?」ってな話で言っても佳作、聞く聴かないで言えばなかなか手に取る機会は少ない、か。だからこそこうして取り上げるんだけど。
いや、歌メロも良いし、アグレッシブな姿勢での演奏です。期待しているリスナーが悪いんです。バンドとしてはそもそもこういうモンなんですってのを出しただけなので、だからこその赤ん坊が出て来たジャケットになって生まれ変わってるんだよ。それまでの華麗なる蝶々から人間の裸の姿にさ。そんな意味もあったのかな、なんて深読みしちゃったりしてフムフム。後で紐解けば鍵盤奏者があまり積極的にアルバム制作に関与していなかったためにギター中心の音になったらしい。ふ〜む…。

英国のロックが深いな〜って思うのは一辺倒な世界じゃないから、ってのと周辺国で聴けるような音の原点が大体英国でも出来上がっていたりするから、ってのもある。発想やアイディアってのもあるんだけど、言い始めたらキリがない。なんでまたそんな事を思ったかっつうと、自分的にはあまり英国ロックの中で「メランコリック」って言葉を使う事はなかったし、そんな印象を持つバンドや楽曲はさほど多くなかったからさ。そう思える曲はそりゃいくらでもあるんだけど、エッセンス程度なんで形容詞として使うことはなかった。今回はそのメランコリックっていう自分の中ではフィンランドのロックを形容する言葉を使いたくなった。
1972年にリリースされたBarclay James Harvestの4枚目、かな、の「Baby James Harvest」。アルバムジャケットが有名で、レコード屋行くといつも見かけてて、何だろな、くらいにしか思わなかったんだよ。赤ん坊が植木鉢に入ってるだけなんで目立つんだが、バンド名知るまでは気にも止めなかった。んで、プログレ知ってしばらくするとBarclay James Harvestってのが出て来て、初期作品に惚れるんだが、その後順番に聴いていくと、この「Baby James Harvest」で路線の変更にやや戸惑いを覚えて徐々に聴かなくなっていくと言うアルバム。
イメージだけの話なんだが、バークレイ・ジェームス・ハーヴェストってシンフォニックオーケストラロックとハードロックの融合みたいなもんで、オーケストラがいてこそのバンドってのあったんだが、それがまるで無くなったから誰これ?って感じ。そんな曲ももちろん無くって、単なる英国調のロックバンドが残されているって感じで、そのまま裸の姿が出て来ているのが「Baby James Harvest」というアルバム。バックグラウンドなしに聴いたらなかなか牧歌的でメランコリックなバンドだな、って思う作品だけどちょいと粗野かな。でも、過去作知ってたから「ん?」ってな話で言っても佳作、聞く聴かないで言えばなかなか手に取る機会は少ない、か。だからこそこうして取り上げるんだけど。
いや、歌メロも良いし、アグレッシブな姿勢での演奏です。期待しているリスナーが悪いんです。バンドとしてはそもそもこういうモンなんですってのを出しただけなので、だからこその赤ん坊が出て来たジャケットになって生まれ変わってるんだよ。それまでの華麗なる蝶々から人間の裸の姿にさ。そんな意味もあったのかな、なんて深読みしちゃったりしてフムフム。後で紐解けば鍵盤奏者があまり積極的にアルバム制作に関与していなかったためにギター中心の音になったらしい。ふ〜む…。
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