Moody Blues - Seventh Sojourn

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Moody Blues - Seventh Sojourn (1972)
Seventh Sojourn (Reis) (Exp)

 古き良き英国のロックバンド、それもロック史では必ず名前を聞く中で結構な数のバンドが今でも活動しているってことは知られているようで知られてないか。しかも再結成とかじゃなくてず〜っと解散せずに続けているっていうバンドも割とあって、ネット時代になってから昔のバンドを紐解いていくと今の姿に出会うとか、地味ながらも今の作品に出会えるとか、もちろん再結成もあるんだけど、そんなことでかなりの数のバンドが現役、とも言えるか。そんな中、ロック史ではず〜っと現役を貫いているのはストーンズくらいだろう、って言う一般認識。まぁ、バンドのメンバーがさほど変わらずってのは少ないんだが、このMoody Bluesなんかも実はず〜っと活動していて、オリジナルメンバー3人も残ったままなんだな。

 1972年にリリースされた8枚目のアルバム「Seventh Sojourn」です。活動開始が1964年だから既にこの年で8枚目というベテランバンドの域です。しかも2枚目の「Days of Future Passed」からはず〜っとコンセプトアルバムを出し続けてるからこれにて7日目の安息日とも言える作品として「Seventh Sojourn」なワケらしい。これまでのプログレッシブさからの反動か、全てを悟り切った姿でもあるかのように牧歌的でかなり向こう側に近い、天上の世界とも言える音で、ロックなのか、これ?と思う部分もあるが、この音の密集さ加減は相変わらず。ただ、怒涛の迫力や展開や効果音によるドラマ仕立ては鳴りを潜めてヒーリングミュージックとも言えるかのような世界観になっている。

 う〜ん、好きか?って言われてもピンと来ない。ただ、これまでのMoody Bluesのアルバム郡の集大成としてなら分かる、と言うか、この7枚のアルバムが箱に入ってひとつの作品なんですよ、と言われると納得する。この「Seventh Sojourn」は最後の曲です、って意味になるので、なるほど、と。実際昔はそういう風に自分ではMoody Bluesを聴いてたなぁ…。やってたことが早すぎて壮大で英国的で、だからこそ衰退も早かったか…、でもまだやってる。彼らも来年は50周年なんだから何か動きがあるかもしれん。




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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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クリタカ  
I'm Just A Singer In A Rock'n'Roll Band

 初めて買ってもらった小さな小さなポケットラジオ。ステレオはおろかラジカセ(!)も持っていません。当時AMで頻繁に流れていたシングル曲“ロックン・ロール・シンガー”を食い入るように聴いてました。日本でも案外ヒットしたのではないかしら。彼等はこういう曲を主とするアーティストかいなぁと思っていましたが、いとこの家で聴かせてもらったLP、中坊の耳には「ありゃ?」でした(笑)。でも大人になった耳で改めて聴いたときは「奥深いなぁ」という印象に変化していました。どんな奴でも多少の成長はするものですね(笑)。

2013/02/12 (Tue) 20:42 | EDIT | REPLY |   
デューク中島  
線引きの難しいバンド

ですね。プログレと言えるような でも ちょっと違うかなあとも思ったり 微妙です。知ったきっかけは、普通に「サテンの夜」でしたが、最初に買ったLPは、「GO NOW」が入ってる奴でした。どうってことない内容ですが、改めてCDでは買わないだろうと 捨てきれず 残してます(笑)。

2013/02/12 (Tue) 22:39 | EDIT | REPLY |   
フレ  
ムーディなブルースっていいかも

>クリタカさん
変化が激しいバンドのひとつですね。でも、最初期に変わっちゃってるからそれはありかなと。
リアルタイムでは「?」でしょうけど(笑)。

>デューク中島さん
CDでは…ウチも無いです(笑)。アナログ中古でWジャケにはこだわって揃えましたね。売れたんだろうなぁ…安かったし。

2013/02/14 (Thu) 21:58 | EDIT | REPLY |   
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2013/02/16 (Sat) 10:07 | EDIT | REPLY |   

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