Ten Years After - Watt

早いものでもう2月か…。正月だ〜って思ってたのもつかの間、こんな調子で毎月さっさと過ぎ去っていってしまうのだろう。ここのところ猛烈に忙しいのであまりまとまって何かが出来る事がないが、こうして時間をロスしていくのだな…。その合間合間に聴く音楽は相変わらずロック。トラッドとかフォークとかジャズとか色々つまむんだけど結局ロックでガツンってのが一番効く。やっぱりそうしないとダラダラしちゃってリズムにノレないんだよね。ノレないと全てのピッチが遅くなるから良くない。今の忙しさはさっさと片付ければもうそれで終わるんだから早く終わらせたいっ!とボヤいてみるが、どうなることやら。
10年後、ってのは先が見えない話だったけど、後から振り返る10年はあっという間だ。Ten Years Afterもそのバンド名を付けた時はそれを知らなかった事だろう。1971年にリリースされたアルバム「Watt」、5作目。一番脂が乗ってる時期のはずだが、確かに乗ってる。でも、それはバンドとしてバランスが取れているというだけで何かに突出した作品にはなっていないし、ギター的にも尖ってないから無難に収まってしまっている。アルバムとしてはかなり良い作品だし、この時期の名作に入ってくると思う。だけどこの後の崩壊劇を知っている身としてはやはりここでのバランスというキレイ事があったからこそ路頭に迷ってしまったのかな、とも思ったり。結果論だから意味ないけど。
そんなの無視して聴いてみる「Watt」は昔聴いた時から好きな作品で、何が?と言われても答えにくかった。ギターが、ってワケじゃないし、曲が良いワケでもないからさ。今回すげぇ久々に聴いたけど、やっぱ良いアルバムだな、って思ったし好きだよな、と。歌声か?いや〜、ギターか?いや〜、もっと弾けるからね、この人。となると何だろ?そんなアルバム。レオ・ライオンズのベースも良いし、アルヴィン・リーの歌とギターはどちらも抑え気味で、バンド全体がウッドストックの暴走から大人になってバンドを大切にしている感じ。その分何かを失い始めているとでも云うのかな、そんな印象。個人的にはここでTYAは終わってる…。
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