Time - Time

随分昔にアルバム・ジャケットなんかを見て、どこかで見たら聴くか…なんて思ってたアルバムはそれこそ山のようにある。実際に聴けたのはその中の一部だったりするんだけど、今回のTimeもそんな中のひとつ。ジャケット的にソソられるものじゃなくて、何かの解説を見ればイエスとジェントル・ジャイアントの云々…ってのが多くて、そのどちらも不得手な自分からしてみたら後回しになる事必至でして…、CD時代になってからも全然聴いてなかったです。見るのは結構アチコチで見たんでそれなりにCDは出てたんじゃないか?と思ってるけどそうでもないのかな。
Timeの1975年の唯一作「Time」で、最初に例の「asai collection」では「Spontaneous Combustion」として出てきたので、ん?なんて思ったらYouTubeの投稿者がそう書いてただけで、実際はTimeになってからの音です。ちなみにTimeってのはSpontaneous Combustionってバンドの発展形らしい。このSpontaneous Combustionってバンドのジャケットは見たことあって、聞きたいという欲求に駆られたことがないアルバムなんだが…。話戻してTimeの「Time」ですが…、冒頭曲から順に聴いてってわかることは間違いなく自分は苦手な音だ、ってことです(笑)。歌がジョン・アンダーソン的音もイエス的、そして構築美はジェントル・ジャイアント的って所で、GG的ってのは音の冷たさという部分なので、そこはまぁ良いんだけどとにかくこの歌はダメだ。ピーガブ要素も入ってるし、どっちもアウトでね…。演奏は上手いし、凝ったことやってるからプログレ〜フュージョン系好きな人には受けるんじゃないかな、そういう意味ではマイナーだし、勿体無いと思うバンドのひとつです。
ん〜、やっぱ生理的にダメなんだな、こういう音。じっくり聴いててもしっかりと聴けないと言うジレンマ。だから聴かないっていう選択肢を選ぶようになっちゃってるんだけど、何度も何度も試すんだよね、一応。Timeに限らずイエスやGGやジェネシスもだけど。ただ、やっぱり基本的にロックには熱さを求めるからかな〜、決して熱くないワケじゃないのはわかるんだけど…、ま、いいや。そんな音です。自分の好みは別とすれば、よく出来てるのかもな、とは思います。
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