McChurch Soundroom - Delusion

世界地図って日本で手に入るものはもちろん日本が真ん中にあって右側にアメリカ左側にヨーロッパってなってるから分かりにくいけど、英国やヨーロッパを中心にして日本を極東の位置にしてアメリカを左側に置いてみると如何にヨーロッパとアメリカの文化が近かったか、またヨーロッパの発展や英国やスペイン、ドイツの文化の発達もなるほど、なんて思うし、果ては昔々はこことここが繋がった大地だったんだろうなぁ〜と思ってしまうって知ってた?聞くと見るでは大違いで、自分でそういう地図見ると面白くなります。なんでまたそんなことを…って話だが、ドイツのハードロック聴いてて、スイスも関連性としてよく出てくるワケ。スイスって…って思って見るとそっか、そんな国々に囲まれてるんですね、なんて事がマジマジと分かってきて、そういう所に熱心じゃなかったから今面白いワケ。自分の知識の大半がロック基準で成り立っているのはあまり自慢できる事では無いが、ロックもそういう勉強、学習方法として使えるという事だ。例えば英語やドイツ語やナントカ語、ってのもロックから覚えるし、地名や国名や位置関係などもそうだ。歴史的な方では時代時代に歌詞や録音技術で反映されている時代性で分かりやすくなる、特にパンク時代のロンドンの背景とか。文学で言えば「指輪物語」や「1984」なんかから始まって、英国のファンタジックさはどこから?となると英国の文学を読むんです。ケルアックやバロウズも同じような発展で読むワケ。あと民族楽器や衣装や伝承文学もロックと絡めて調べていく。うん、面白いよ。
話し戻してスイス。スイスならToadってのあるが、1971年にはスイスからドイツを目指した若者達が念願叶って、ドイツからデビューしたMcChurch Soundroomっつうバンドがあって、唯一作、かな?「Delusion」ってのが出てる。ドイツってホントこういうジャケット多いが、何でだろ?また勉強しないとダメ?不思議だよなぁ、何の影響でこういう文化なんだろ?まさかヒトラー以降のダークな側面からって事も無いだろうし…。それはともかく、このMcChurch Soundroomは簡単に言えば何も珍しい音はやってないし独創的とも言えないしカッコ良いとも言えない。何が個性として聞く価値があるのだ?と問われたら返す言葉は一言も無い。ただ、一言…「多分気に入ると思うよ♪」です。
ダサいと言うほどダサくもないし売れ線でもないしホント形容に困る。ありきたりの70年代英国ロックとちょっとアメリカサイケ時代の音も入ってるかな、そんなバンドで、スイスらしい旋律は皆無、そんなのロックに入れてたまるか、ってのは日本も同じだったからよく分かる。そんな話だ。ドタバタドラムに印象付けようとするギターのリフやフレーズ、仰々しく聴かせたい鍵盤の類い、ベースも走りもちろんボーカルはロックで歌う。曲はそれなりにそれなり…何だそれ?って話だけど、もうちょっとスリムにしても良いのにやや冗長、ただ、冗長性を取ると無くても良いじゃないかって話になるのでやっぱりあった方が良いという冗長性。ただ、この自由な発想による曲作りと展開はなかなか楽しめるし、頑張ってる。そうそうフルートがたまに入ってくるのはかなり良いよね…って自分の好みだが。
このダサさ、全曲どうぞ♪
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