Bad Company - Rough Diamonds
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Bad Company - Rough Diamonds (1982)

そういえば新春にホワイトスネイクを聴いていて、あぁ、この歌ならポール・ロジャース聞きたいな〜と思っていたことを失念していた…、ので、思い出した時に早速聴いておこうかと。…とは言ってもこのブログの性質上、今のところはまだ同じアルバムの再登場ってのはあまりない(いくつか書いたこと忘れてて書いてるのはあるけど)ので確信犯的に書くこともないな〜ってことで目次と自分のライブラリと照らし合わせて書くアルバムを決めるのだ。ポール・ロジャースのソロ作品でも良いな〜とか色々あるんだけど、何となくバンド名義のほうがホワイトスネイクとの比較になるか?とか自分なりに勝手に思い込んでいるのでバドカンへ行こうと。時期的にホワイトスネイクのあの辺のアルバムがリリースされた頃とバドカン全盛期って被ってるし、とは言えバドカンがアメリカンに向かっている時に思い切り英国ブルース・ロックの音を出していたのがホワイトスネイクか、と捉えればシーンでは被っていないってことになる。後追いではそういうのもあまり関係なくなるけどさ。こうして流れを追ってみるとバドカンとホワイトスネイクってのは実に似た共通項が多いってことに気づいた。ボーカリストは元々売れたバンドに在籍しててスーパーバンドを組む、ブルース・ロックから入っておきながらアメリカに渡るために洗練されていってアメリカナイズしていく、など。もっともその後の主導権の話ではボーカリスト産達の性格の差が出ているのだが(笑)。
1982年オリジナルメンバー全盛期でのバッド・カンパニー最後の作品となってしまった「ラフ・ダイアモンド」。これもヒプノシスのジャケットと言うのだが、う〜む…と思ってよく見てみればなるほど、というフシがいくつもある面白い作り。アナログ時代に全部揃えてたから分かる話で今のデジタルDL時代にそういうのもなかなかわかりにくいだろうが。タイトルが「ラフ・ダイアモンド」と言う割には終焉を迎えているバンドというギャップも狙ってるか?バンドの内情は既に解散状態だったとか…、それでミック・ラルフスは自分で曲作り、もちろんポール・ロジャースも曲作りしていて、主導権はどっちかっつうとポール・ロジャースにあったのか、自らギターを弾いたりして何とかバンドの体裁を保ったアルバム作りになっている。幾つかの曲ではミック・ラルフスが不参加だったそうだ。プロの仕事としてそういうのはどうなんかね?許されてしまうのがミュージシャンという職業なんだろうが、替えが利く産業ってのもこれまた然り。
そんな内情はさておきながらも「ラフ・ダイアモンド」はこれまでのアメリカナイズされた作品から英国ロックに戻りつつあって、まだまだアメリカンだけど結構良い感じ。初期の作品に通じる音作りになっててギターはミック・ラルフスだろうがポール・ロジャースだろうがブルースフェイバーたっぷりのソロを聴かせてくれるし、ポール・ロジャースの歌も力まずリラックスした感じのが多くて余裕あるな。と言うよりも普通に歌ってこういう余裕が出せるレベルになってきたのがこの頃なのかもしれない。こんだけ自分でギター弾いてそれなりにポール・コソフ的に弾けたりするとバンドも要らないか、と思い始めるのもわかる気がする。結果このあとソロ・アルバム「Cut Loose」を一人で全部の楽器をこなして作っちゃうんだからこの頃の人間関係の嫌さ加減ってのはよほどのものだったのだろう。しかし良い感じに枯れてる作品です。自分的には好みじゃないけどこういう音ってロックにはいつも必要だと思ってて、大体それは誰かのソロ・アルバムであったりするが、BGM的に心地良い作品、ギターの音色が好きです。やっぱミック・ラルフスの方が味があるか…。
しかし聴きやすい。良作と言われることはまずないアルバム「ラフ・ダイアモンド」だが、こうして30年経過して聴いてみると、いいな〜って思うよ。レイドバックしてくる歳になったからかもしれんが、枯れたギターってなかなか弾けないんだもん。ストラトも弾けるようになってみたいな…。

そういえば新春にホワイトスネイクを聴いていて、あぁ、この歌ならポール・ロジャース聞きたいな〜と思っていたことを失念していた…、ので、思い出した時に早速聴いておこうかと。…とは言ってもこのブログの性質上、今のところはまだ同じアルバムの再登場ってのはあまりない(いくつか書いたこと忘れてて書いてるのはあるけど)ので確信犯的に書くこともないな〜ってことで目次と自分のライブラリと照らし合わせて書くアルバムを決めるのだ。ポール・ロジャースのソロ作品でも良いな〜とか色々あるんだけど、何となくバンド名義のほうがホワイトスネイクとの比較になるか?とか自分なりに勝手に思い込んでいるのでバドカンへ行こうと。時期的にホワイトスネイクのあの辺のアルバムがリリースされた頃とバドカン全盛期って被ってるし、とは言えバドカンがアメリカンに向かっている時に思い切り英国ブルース・ロックの音を出していたのがホワイトスネイクか、と捉えればシーンでは被っていないってことになる。後追いではそういうのもあまり関係なくなるけどさ。こうして流れを追ってみるとバドカンとホワイトスネイクってのは実に似た共通項が多いってことに気づいた。ボーカリストは元々売れたバンドに在籍しててスーパーバンドを組む、ブルース・ロックから入っておきながらアメリカに渡るために洗練されていってアメリカナイズしていく、など。もっともその後の主導権の話ではボーカリスト産達の性格の差が出ているのだが(笑)。
1982年オリジナルメンバー全盛期でのバッド・カンパニー最後の作品となってしまった「ラフ・ダイアモンド」。これもヒプノシスのジャケットと言うのだが、う〜む…と思ってよく見てみればなるほど、というフシがいくつもある面白い作り。アナログ時代に全部揃えてたから分かる話で今のデジタルDL時代にそういうのもなかなかわかりにくいだろうが。タイトルが「ラフ・ダイアモンド」と言う割には終焉を迎えているバンドというギャップも狙ってるか?バンドの内情は既に解散状態だったとか…、それでミック・ラルフスは自分で曲作り、もちろんポール・ロジャースも曲作りしていて、主導権はどっちかっつうとポール・ロジャースにあったのか、自らギターを弾いたりして何とかバンドの体裁を保ったアルバム作りになっている。幾つかの曲ではミック・ラルフスが不参加だったそうだ。プロの仕事としてそういうのはどうなんかね?許されてしまうのがミュージシャンという職業なんだろうが、替えが利く産業ってのもこれまた然り。
そんな内情はさておきながらも「ラフ・ダイアモンド」はこれまでのアメリカナイズされた作品から英国ロックに戻りつつあって、まだまだアメリカンだけど結構良い感じ。初期の作品に通じる音作りになっててギターはミック・ラルフスだろうがポール・ロジャースだろうがブルースフェイバーたっぷりのソロを聴かせてくれるし、ポール・ロジャースの歌も力まずリラックスした感じのが多くて余裕あるな。と言うよりも普通に歌ってこういう余裕が出せるレベルになってきたのがこの頃なのかもしれない。こんだけ自分でギター弾いてそれなりにポール・コソフ的に弾けたりするとバンドも要らないか、と思い始めるのもわかる気がする。結果このあとソロ・アルバム「Cut Loose」を一人で全部の楽器をこなして作っちゃうんだからこの頃の人間関係の嫌さ加減ってのはよほどのものだったのだろう。しかし良い感じに枯れてる作品です。自分的には好みじゃないけどこういう音ってロックにはいつも必要だと思ってて、大体それは誰かのソロ・アルバムであったりするが、BGM的に心地良い作品、ギターの音色が好きです。やっぱミック・ラルフスの方が味があるか…。
しかし聴きやすい。良作と言われることはまずないアルバム「ラフ・ダイアモンド」だが、こうして30年経過して聴いてみると、いいな〜って思うよ。レイドバックしてくる歳になったからかもしれんが、枯れたギターってなかなか弾けないんだもん。ストラトも弾けるようになってみたいな…。
Paul Rodgers
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