Rammstein - Herzeleid
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Rammstein - Herzeleid 1998)

超重金属音で始まった2013年の正月、ちと行き過ぎ感あって喜ぶ人遠目に見る人それぞれ…(笑)。何で日本人ってのはこう年が明けると若干こう引き締まっていた気分から開放されて気持ちを一新して歩もう、と思えるのか。諸外国ではここまで年末年始で気分に差が出ることもそれほどないんじゃないだろうかと思うが、それが日本の文化ってもんだ。そして1ヶ月もすればそんな気分を忘れてただただひたすらに日常…、四季の移ろいを肌で感じるだけで時が過ぎ去っていく毎日。う〜ん、何かやるせない気分が反映されてしまった序文になってしまった(笑)。
初期には超重金属音楽を奏でていたRammsteinのファーストアルバム「Herzeleid」は日本では未発売のままだと思う。1998年にリリースされた如何にも生理的拒絶反応を狙ったかのようなアルバム・ジャケットからしてこのバンドの売るための路線は明確だった、と後になって思う。反面その音はしっかりと新しい世代のサウンドを出していて超重金属音に加えてデジタルテクノサウンドを混ぜた不思議なもの、そこにドイツらしい超硬質なパフォーマンスとポリシーを持ち込み、サーカス的な炎劇で見るものの心を奪うという見事な演出。ある意味音でもメタルという宗教的なサウンドで、そこに炎劇を入れることで神々しい宗教感を取り入れて更にメンバーはステージではMCなしで無個性無人間性、ただただひたすらにパフォーマンスで観客を魅了するというスタンス。もっとも初期から色々と見聞きしていたからこそ知っている事実で、普段のようにCDを聴いているだけではわからない側面だ。本来バンドに対するリスペクトってのはここまで見て聴いてから何かモノを言うべきなんだが、なかなかそこまで実践できていない自分のもの悲しさ、思い入れの度合いに依るものではある。
さて、「Herzeleid」、最初聴いた時には結構驚いたし、今でも彼らのレパートリーとして上がってくる名曲が多数入っている。昔のメタルよりも更に単純化されたギターリフでひたすら刻み込み続け、そこにインパクトのあるメロディとキャッチーなサビを入れつつもボーカルがドス声だから決して軽く聞こえないマジック、更に浮遊する鍵盤のデジタルサウンドがバンドの特徴を強めている。単調なリフとリズムにキャッチーなメロディを被せるという至極当たり前なメタルな図式なのにどんどんと盛り上がり、またバラードではベースがひたすらに目立ち、これもワンパターンフレーズで成り立っている見事な作品。レベルが異常に高いファーストアルバム「Herzeleid」、ジャケットは最低だが、中身は名盤の域に入ってくる超重金属サウンドのドイツ産。音もともかくながら初期のライブパフォーマンスなんかも見てもらいたいもんだ。ミュージシャン魂とエンターティメント性がどれだけ見るものにインパクトを与えられるかがわかるし、これこそプロ、って唸ってしまうものだ。既に20年近くこのままでシーンに存在している重鎮になってきているが、まだまだ今でも楽しませるということには体を張っている集団Rammstein。実に面白い。

超重金属音で始まった2013年の正月、ちと行き過ぎ感あって喜ぶ人遠目に見る人それぞれ…(笑)。何で日本人ってのはこう年が明けると若干こう引き締まっていた気分から開放されて気持ちを一新して歩もう、と思えるのか。諸外国ではここまで年末年始で気分に差が出ることもそれほどないんじゃないだろうかと思うが、それが日本の文化ってもんだ。そして1ヶ月もすればそんな気分を忘れてただただひたすらに日常…、四季の移ろいを肌で感じるだけで時が過ぎ去っていく毎日。う〜ん、何かやるせない気分が反映されてしまった序文になってしまった(笑)。
初期には超重金属音楽を奏でていたRammsteinのファーストアルバム「Herzeleid」は日本では未発売のままだと思う。1998年にリリースされた如何にも生理的拒絶反応を狙ったかのようなアルバム・ジャケットからしてこのバンドの売るための路線は明確だった、と後になって思う。反面その音はしっかりと新しい世代のサウンドを出していて超重金属音に加えてデジタルテクノサウンドを混ぜた不思議なもの、そこにドイツらしい超硬質なパフォーマンスとポリシーを持ち込み、サーカス的な炎劇で見るものの心を奪うという見事な演出。ある意味音でもメタルという宗教的なサウンドで、そこに炎劇を入れることで神々しい宗教感を取り入れて更にメンバーはステージではMCなしで無個性無人間性、ただただひたすらにパフォーマンスで観客を魅了するというスタンス。もっとも初期から色々と見聞きしていたからこそ知っている事実で、普段のようにCDを聴いているだけではわからない側面だ。本来バンドに対するリスペクトってのはここまで見て聴いてから何かモノを言うべきなんだが、なかなかそこまで実践できていない自分のもの悲しさ、思い入れの度合いに依るものではある。
さて、「Herzeleid」、最初聴いた時には結構驚いたし、今でも彼らのレパートリーとして上がってくる名曲が多数入っている。昔のメタルよりも更に単純化されたギターリフでひたすら刻み込み続け、そこにインパクトのあるメロディとキャッチーなサビを入れつつもボーカルがドス声だから決して軽く聞こえないマジック、更に浮遊する鍵盤のデジタルサウンドがバンドの特徴を強めている。単調なリフとリズムにキャッチーなメロディを被せるという至極当たり前なメタルな図式なのにどんどんと盛り上がり、またバラードではベースがひたすらに目立ち、これもワンパターンフレーズで成り立っている見事な作品。レベルが異常に高いファーストアルバム「Herzeleid」、ジャケットは最低だが、中身は名盤の域に入ってくる超重金属サウンドのドイツ産。音もともかくながら初期のライブパフォーマンスなんかも見てもらいたいもんだ。ミュージシャン魂とエンターティメント性がどれだけ見るものにインパクトを与えられるかがわかるし、これこそプロ、って唸ってしまうものだ。既に20年近くこのままでシーンに存在している重鎮になってきているが、まだまだ今でも楽しませるということには体を張っている集団Rammstein。実に面白い。
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