The Clash - Rude Boy

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The Clash - Rude Boy (1980)
ルード・ボーイ [DVD]

 2002年12月22日、ジョー・ストラマー没。それから10年、自分のジョー・ストラマー及びThe Clashに対する愛情は何ら変わること無く通常のライブラリにあるロックとして聴くことが多い。もちろん新作が聴けない、とか生身の声が聴けない、なんてのはあるのだろうが、そもそも80年代からそんなのあんまり聞いてないし、The Clashのバックカタログと編集盤などで存分に楽しんでいたのだから正直言って、アーティスト本人が存命か否かってのあまり問題ではない。そういう意味で再結成劇もそりゃ血が騒ぐけど、そんなにスゲェってこともないワケだからなきゃないで構わない、ってのが本音。複雑な愛情だよな、その辺(笑)。

 The Clashの、と言うかThe Clash主演の映画「Rude Boy」、1980年制作公開…、日本は1987年に公開されたらしいが、自分は映画館では見ていない。その後でビデオがリリースされて、それを入手して見てた。買うのはあまりにも高い時代だったんでレンタルビデオ屋を何件も探し回って置いてある所を見つけて借りた記憶がある。もちろんダビングして散々見てたんだけどね。昔のビデオってホント高かったなぁ…1万数千円とか普通にしてたもん。買えないよ、そんなん。

 そんな経緯で結構な回数を見て時間を過ごした記憶のある「Rude Boy」という映画、映画だけどThe Clashのライブビデオとして見てたからストーリーを追っかけたのは数回くらいで大体早送りしてライブシーンだけを見まくってた。最初に書いておくと、一番好きなライブシーンは最後の方の「Complete Control」。もちろん「Stay Free」のアカペラになってるシーンも好きだけど、それ言ったらジョー・ストラマーがエルビスをピアノで歌うシーンも好きだ。この頃のThe Clashって最も絵になる時代だからファッションにしてもポリシーにしてもとにかくクールでカッコ良くて、ギター一本にしてもきちんと個性を示すようにアレンジしてるし、パンク=汚いってのはまるで当てはまらないオシャレさだ。そしてシンプルでストレートなロック、メッセージ、ソリッドなビート…、カッコ良いってのはこういうんだろう。

 今では幾つかのThe Clashのライブビデオなんかもリリースされていて全盛期のライブが疑似体験できるけど、昔はこの「Rude Boy 」くらいしか見れるのはなくて、重宝したもんだ。別に名作ってワケじゃないけど、貴重なライブシーンをじっくり見て自分たちのライブにも取り入れたりしてたなぁ…。








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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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デューク中島  
βの輸入ビデオで買いました

したがって、ビデオ機がオシャカになったら観れなくなりましたけど、それまでは、よく観てました。初来日したのが、コンバット ロックの頃では、遅すぎました。一曲目は、ロンドン コーリングでしたかね?それなりに よかったですが、初期作品を やらなかったのが、残念でした。

2012/12/23 (Sun) 22:21 | EDIT | REPLY |   
yuccalina  
名言がテレビで紹介されたり、、

フジテレビの「世界は言葉でできている」で、ジョー・ストラマーの名言が紹介されたり、もう歴史上の人物になっちゃってる感じもありますねえ。嬉しいような悲しいような、、。私は昔見たアキ・カウリスマキの映画「コントラクト・キラー」にカメオ出演して、1曲歌っていたジョー・ストラマーが忘れられません。とか言いつつ何の曲歌ってたのかが思い出せないんですが。パーカッションをバックにギター弾きながら、なんか渋かったんですよねえ。1990年の映画です。

2012/12/23 (Sun) 23:14 | EDIT | REPLY |   
フレ  
Punk is Attitude

>デューク中島さん
NHKで放送したヤツですね。やっぱり1979年頃に来てほしかったですね、The Clashは。

>yuccalinaさん
何かポーグスから提供された「Burning Lights」と「Afro Cuban Be-Bop」って2曲を歌っているらしいです。
自分は映画を見てないんでわかんないですけど…。
この頃ポーグスのライブでも歌ってたりしますからねぇ…。

2012/12/24 (Mon) 21:30 | EDIT | REPLY |   

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