Adele - 19
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Adele - 19 (2008)

音楽の世界は多種多様だ。己の才能だけで何かのきっかけで実力を示すことができる幸運の持ち主もいれば、きちんとした教育を受けてその才能を引き出されてヨに出てくる優等生タイプ、その他は才能が本当にあるかどうかわからないが…みたいな側面を持って出てくる、ってところか。先日映画「」なんてのを見てて、これもまた好きな映画なんだけど、才能ってのは必ずしも世に出せるものではない、ってことかなと。エイミー・ワインハウスなんてのも才能だけで出て来ているし、だからこそ才能だけじゃなくてロック的側面が強かったとも言える。本日はその逆を行く歌姫の登場だ。
昨年グラミー賞を総ナメしたアデルの2008年のデビューアルバム「19」…、正にこの時19際だったという才能の持ち主。もちろんその才能は自身の興味と環境に引き出されているようだが、23歳で結婚ってのもまた見事。セカンドアルバム「21」とグラミー賞受賞で大金稼いで誰かに指示されること無く生きていけるワケだから好きに生きるわな。まぁ、怖いのは英国で若くして金持ちになる才能あるミュージシャンは多くがそのままフェイドアウトしてしまうってことだ。バンドだったら解散しちゃうし、ソロでも全然仕事しないし、アデルはどういう路線に進むかねぇ…。
そんな心配はともかく、ファーストアルバム「19」はその才能を思う存分に発揮出来るようにか、アコースティックギター一本と歌、というSSW的スタイルが多く収録されているが、面白いのはSSW系とは全く異なっていて、ギターのコードを掻き鳴らす、なんてのはない。ベースの代わり兼装飾音という使い方のギター一本のバッキングで、歌を目一杯引き立たせるための策なのかもしれないけど、新鮮な響きが美しい。何と見事にジャストな音感で歌が飛び出してくることか…。曖昧な音での歌が全くないように聴こえるんで、凄くはっきりした歌という印象。音符の上を歌がなぞってる…、上手いなぁ、ほんとに。意外とこういう絶対音感的な歌を歌える人って少ないんじゃないか?
他の曲も大体が歌を引き立たせるために楽器群は最小限だったりするので聴きやすい、その分パワー不足で物足りない。言い方変えるとよくこれで売れたな、とも思う。こんだけシンプルで歌がしっかりしてたからかな…。曲は良いとかあんまり思わないんで、明らかに歌として歌手としての才能を買われたって感じ。それがセカンド・アルバム「21」では飛躍的にアップする部分なんだが。
ん〜、あんまり聴かないな、やっぱ。

音楽の世界は多種多様だ。己の才能だけで何かのきっかけで実力を示すことができる幸運の持ち主もいれば、きちんとした教育を受けてその才能を引き出されてヨに出てくる優等生タイプ、その他は才能が本当にあるかどうかわからないが…みたいな側面を持って出てくる、ってところか。先日映画「」なんてのを見てて、これもまた好きな映画なんだけど、才能ってのは必ずしも世に出せるものではない、ってことかなと。エイミー・ワインハウスなんてのも才能だけで出て来ているし、だからこそ才能だけじゃなくてロック的側面が強かったとも言える。本日はその逆を行く歌姫の登場だ。
昨年グラミー賞を総ナメしたアデルの2008年のデビューアルバム「19」…、正にこの時19際だったという才能の持ち主。もちろんその才能は自身の興味と環境に引き出されているようだが、23歳で結婚ってのもまた見事。セカンドアルバム「21」とグラミー賞受賞で大金稼いで誰かに指示されること無く生きていけるワケだから好きに生きるわな。まぁ、怖いのは英国で若くして金持ちになる才能あるミュージシャンは多くがそのままフェイドアウトしてしまうってことだ。バンドだったら解散しちゃうし、ソロでも全然仕事しないし、アデルはどういう路線に進むかねぇ…。
そんな心配はともかく、ファーストアルバム「19」はその才能を思う存分に発揮出来るようにか、アコースティックギター一本と歌、というSSW的スタイルが多く収録されているが、面白いのはSSW系とは全く異なっていて、ギターのコードを掻き鳴らす、なんてのはない。ベースの代わり兼装飾音という使い方のギター一本のバッキングで、歌を目一杯引き立たせるための策なのかもしれないけど、新鮮な響きが美しい。何と見事にジャストな音感で歌が飛び出してくることか…。曖昧な音での歌が全くないように聴こえるんで、凄くはっきりした歌という印象。音符の上を歌がなぞってる…、上手いなぁ、ほんとに。意外とこういう絶対音感的な歌を歌える人って少ないんじゃないか?
他の曲も大体が歌を引き立たせるために楽器群は最小限だったりするので聴きやすい、その分パワー不足で物足りない。言い方変えるとよくこれで売れたな、とも思う。こんだけシンプルで歌がしっかりしてたからかな…。曲は良いとかあんまり思わないんで、明らかに歌として歌手としての才能を買われたって感じ。それがセカンド・アルバム「21」では飛躍的にアップする部分なんだが。
ん〜、あんまり聴かないな、やっぱ。
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