椎名林檎 - 下剋上エクスタシー
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椎名林檎 - 下剋上エクスタシー (2000)
![下剋上エクスタシー [DVD]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/3158XBTCCJL.jpg)
日本のロックもそれなりに歴史は長くなってきているし、その中で女性ボーカルの存在感主張の強さってのも時代時代でそれなりにキャラクターが引き立つアーティストが出てきていて、何となく聴いているんだけど、その中でも圧倒的に記憶に残る、と言うか事あるごとに聴いている人達ってのはそんなに多くはない。最近は某女史の歌声はその部類に入ってきているが、その前はそこまで日夜明けても暮れてもひたすら同じアルバムばかり聴いていたってのはこの人くらいなもんだ。
椎名林檎。今回はかなり衝撃を受けたライブ映像をご紹介…ってのは、最初の「無罪モラトリアム」もセカンドの「勝訴ストリップ」も取り上げてるし、結構書いてるんだなウチで(笑)。んで、圧倒的にロックだったんだよこの頃彼女は。今は多分ロックの方向を変えていると思うけど、2000年前後の林檎旋風が吹き荒れている頃は圧倒的に孤高の存在の女性ロッカーだった。それでいてクールでね、カッコ良かったしアーティスティックだった。
ライブ映像「下剋上エクスタシー」はまだVHSでリリースされてた時代で、この後にDVD時代が到来するんで、もう古いお話になるんだが、最全盛期の椎名林檎のライブ映像を捉えた作品として時代性やスタイル、攻撃性と自虐性、アートとしても尖った見事な作品、そして涙も出てくる熱い気持ちを詰め込んだライブというのも好きだ。最近見てないけど、今はどうかな、ちょっと恥ずかしいと言うか若さに苦笑いしちゃうかもしれない。やっぱり時代だったのかな、とも思う部分はあるけど、アマゾンレビューとか見てても新しいファンがちゃんと見たりしているので今でも訴えるもののあるライブ作品に仕上がっているんだろう。
デビュー前の椎名林檎は「正しい街」と言う曲の歌詞について「意味が分からん」と言われ傷付いていたりしたこともあって、反骨精神を丸出し、デビューに至ってはこの「正しい街」をトップに持ってきて最初っから訴えかける…「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」…確かに意味分からん(笑)。そして椎名林檎の反骨精神は続き、ライブでは全くこの「正しい街」を歌うことはなかったが、徐々に人気が出てきて林檎旋風が吹き荒れる日本のシーン、「本能」で火が点いて「ギブス」「罪と罰」と立て続けに強烈な個性を放ち、ライブツアーを重ねることに…そして地元九州は福岡でのライブで「正しい街」を歌う、そうこのライブ映像で見られるように涙を流しながら…「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」…、そう、分かる。
東京で生まれ育ってる人達には分かりにくいかもしれないけど、地方から東京へ憧れ出て行く人間からしてみたらこの歌詞の意味は本当に重くて意味のあるものだ。だからこそ自然に出てくる涙を抑えること無く歌い続けるのだ。その想いがそのままダイレクトに伝わってきてしまったことからこの作品は自分には永遠に刻まれるライブ映像になった。だから実は何度も見直して好きだ、と言うライブビデオではなく、一発でそこまでハートを持っていかれたライブビデオだから好きだ、ってものだ。細部は記憶してないから違うのかもしれない。ただ、当時リアルで椎名林檎という女性を追いかけていた時にはそんな背景が一気に溢れ出てきたライブだった、と聞いた。
「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」
残念ながらその映像は非公開のようなので、こちらで…
![下剋上エクスタシー [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31ERPBYD4AL.jpg)
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日本のロックもそれなりに歴史は長くなってきているし、その中で女性ボーカルの存在感主張の強さってのも時代時代でそれなりにキャラクターが引き立つアーティストが出てきていて、何となく聴いているんだけど、その中でも圧倒的に記憶に残る、と言うか事あるごとに聴いている人達ってのはそんなに多くはない。最近は某女史の歌声はその部類に入ってきているが、その前はそこまで日夜明けても暮れてもひたすら同じアルバムばかり聴いていたってのはこの人くらいなもんだ。
椎名林檎。今回はかなり衝撃を受けたライブ映像をご紹介…ってのは、最初の「無罪モラトリアム」もセカンドの「勝訴ストリップ」も取り上げてるし、結構書いてるんだなウチで(笑)。んで、圧倒的にロックだったんだよこの頃彼女は。今は多分ロックの方向を変えていると思うけど、2000年前後の林檎旋風が吹き荒れている頃は圧倒的に孤高の存在の女性ロッカーだった。それでいてクールでね、カッコ良かったしアーティスティックだった。
ライブ映像「下剋上エクスタシー」はまだVHSでリリースされてた時代で、この後にDVD時代が到来するんで、もう古いお話になるんだが、最全盛期の椎名林檎のライブ映像を捉えた作品として時代性やスタイル、攻撃性と自虐性、アートとしても尖った見事な作品、そして涙も出てくる熱い気持ちを詰め込んだライブというのも好きだ。最近見てないけど、今はどうかな、ちょっと恥ずかしいと言うか若さに苦笑いしちゃうかもしれない。やっぱり時代だったのかな、とも思う部分はあるけど、アマゾンレビューとか見てても新しいファンがちゃんと見たりしているので今でも訴えるもののあるライブ作品に仕上がっているんだろう。
デビュー前の椎名林檎は「正しい街」と言う曲の歌詞について「意味が分からん」と言われ傷付いていたりしたこともあって、反骨精神を丸出し、デビューに至ってはこの「正しい街」をトップに持ってきて最初っから訴えかける…「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」…確かに意味分からん(笑)。そして椎名林檎の反骨精神は続き、ライブでは全くこの「正しい街」を歌うことはなかったが、徐々に人気が出てきて林檎旋風が吹き荒れる日本のシーン、「本能」で火が点いて「ギブス」「罪と罰」と立て続けに強烈な個性を放ち、ライブツアーを重ねることに…そして地元九州は福岡でのライブで「正しい街」を歌う、そうこのライブ映像で見られるように涙を流しながら…「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」…、そう、分かる。
東京で生まれ育ってる人達には分かりにくいかもしれないけど、地方から東京へ憧れ出て行く人間からしてみたらこの歌詞の意味は本当に重くて意味のあるものだ。だからこそ自然に出てくる涙を抑えること無く歌い続けるのだ。その想いがそのままダイレクトに伝わってきてしまったことからこの作品は自分には永遠に刻まれるライブ映像になった。だから実は何度も見直して好きだ、と言うライブビデオではなく、一発でそこまでハートを持っていかれたライブビデオだから好きだ、ってものだ。細部は記憶してないから違うのかもしれない。ただ、当時リアルで椎名林檎という女性を追いかけていた時にはそんな背景が一気に溢れ出てきたライブだった、と聞いた。
「あの日飛び出した、この街と君が正しかったのにね。」
残念ながらその映像は非公開のようなので、こちらで…
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