DOLL$BOXX - Dolls Apartment
3 Comments
DOLL$BOXX - Dolls Apartment (2012)

ちょっと周辺がザワついてるので、急遽予定外のアルバムを取り上げてみようかな、と。昨日新宿でライブやってるんでそのレビューなんかも出ていたりするんで、生々しい声は見れると思うんだけど、まずは発売日からアルバムを時間の許す限り聴いていた自分の感想をアップしてみようと。
Doll$Boxxというバンドのデビュー・アルバム「ドールズ・アパートメント」です。バンドの来歴はご存知Gacharic SpinとLight BringerのFuki嬢の合体形でして、自分的にはLight BringerでFuki嬢のボーカルパワーに圧倒されて、またLight Bringerの楽曲の秀逸さバンドのレベルの高さなどにKOされてる状態なワケです。今でももちろんそのままでしてね…、だからこそ色々な期待をします。んで、一方Gacharic Spinはその後、何かの話題で冗談みたいに聴いたら相当ぶっ飛んでしまって、女の子たちでここまでこんなこと出来るの?みたいなのもあって、結構気に入ってハマってました。当初はボーカルが弱いな〜ってのがネックだったんだけど、まぁ、聴いてるウチにこれも個性か、ってことで良かったんですが突如としてボーカルが脱退、急遽Gacharic Spinはゲストボーカルを招集してライブを継続すると決めてツアーをこなすと。そこにFuki嬢も参加…、ある意味そうなったらスゲェバンドだろうな、って予感があって期待してた。そしたらゲスト参加からアルバム発表まで昇華されたので嬉しいんだな。あの演奏にあの声、怖いもんないだろ、あるとしたら曲のレベルの高さだけだな…ってのはあったんで、とにかく期待満点。そしてどんな音が出てくるか、ってのもあった。ここでもちっと色々なソングライターの曲を交えて多様な展開をすればかなり面白味も広がったし、彼女たちの幅も広がったとは思うが、メジャーに知られているのがFuki嬢だけ、っていう状況では厳しいか。いくらGacharic SpinがAKB48の楽器指導教官だったとしても、元プロの面子が揃っていたとしても、なかなかだろうな。
前置きが長くなっちゃったけど「ドールズ・アパートメント」、もちろんDVD付きです♪いや、それはどうでも良くって、アルバムの方。最初に封を空けて聴いた時…、とにかく元気で明るくて快活で楽しくて賑やかで上手くてスゲェ!って一言しか出て来なかった。その他のなんとかかんとかはどうでも良くって、世界中で多分こんな音を出してくるのはDOLL$BOXXだけです、って音を出してくれたからね、実際そう思うもん。はなの作曲編集センスがズバ抜けてるってのはもう一目瞭然。多分天才肌に近いところにいる才能の持ち主ってのを改めて実感したよ。他のメンバーは身近にいる最高のプレイヤー達、ってことに過ぎない。核ははな=Gacharic Spinのドラマーだ。歌、ベース、ギター、ドラム、鍵盤、ルックス、アホさ加減、探究心、どこを取っても素晴らしい。
さて、そこがDOLL$BOXXの起点だ。Fuki嬢とGacharic Spinの合体っていう意味合いはあんまりない。バンドDOLL$BOXXの音として出てきているのが見事。んで、このゴチャゴチャした音の塊というか賑やかさと言うか元気っぷりさってのはGacharic Spin=はなの持つ曲に載せたセンスが全面に出てきてて、そこにFuki嬢の刺さる歌声と独自の世界観の歌詞が武器になってる。勝手な推測だけど今後Fuki嬢はLight Bringerに戻れるけど、Gacharic Spinは残念ながらもうGacharic Spinに戻れない…、あまりにも強烈な合体劇過ぎて彼女たちは路頭に迷うことになるんじゃないかとも思う。そりゃボーカル見つけて活動はできるだろうけど、それは仕事だ。そしてGacharic Spin組にとってはようやくのメジャーレーベルからのCDリリースでもある、それはFuki嬢がいたから、だしバンドの音も強烈だったから、かもしれない。また元の鞘に戻ってテンションが上げられるだろうか?難しいんでは?Fuki嬢はバンドをどんどんを破壊していく。Light Bringerですら、だ。サークルのりでバンド組んで歌うから掛け持ちでも何でも平気で歌える才能の持ち主なだけに変幻自在な活動、CDが売れないこれからの時代はこういう活動が正しいのかもしれない…昔で言えばJazzのミュージシャンと一緒のやり方だしね。
前段が長い(笑)。ってなことで聴いてます、何度も。んで、やっぱりこの勢いは凄いし捨て曲もなく全編ハイレベル。ただ、難クセを付けるならば、曲はポップなんだけどキャッチーさが少ないんで、フックが弱い。バンドの演奏力の高さや曲のアレンジ力などなどは世界レベルにあるが、フックが弱い、と言うかやや単調になっちゃってる。はなが短期にまとめ上げてるからしょうがないんだけどね。これがちょっと時間かけていけばもっと多彩なメロディやアイディアが出てくるんだろうけど。でも、その分勢いっていうロック最大の武器を持っているのが嬉しい。あと今の時代なのに録音とミックスがこれ?モノラルの音圧を狙ってるんだとしてもちとセンス疑う。バンドが頑張ってるのにそんな所で足引っ張るな、基本的な仕事をきっちりとこなそうぜ、と思う。あと、驚いたのがデスボイスの使い方。センス良いんだ〜これが。本気じゃなくて笑える所がお茶目で許す(笑)。それに加えてFuki嬢の歌声がそんなデスボイスを単なる味付けの音にしちゃうくらいのものだから気にならない。しかし、オレオの鍵盤、ここまで自由自在に弾きまくりの巧さを魅せつけられ、チョッパーのベースは相変わらず自己主張していて目立ってくれてるけど、それ以外でも実は面白いラインを奏でてくれてて、やっぱり最高。ドラムはやりすぎ感あるけど、勢いで◯。ホントに全部生で叩いてないだろう、ってのはバスドラ連続攻勢で思うのだが叩いてるかもなぁ…。そしてギター…、ここまで弾けるんだ…スゲェ…、でも、メタル的にギターが目立ち過ぎないのはバンドの指向性か。細かいけどツインギターが絡んでるのとかあって結構やってくれるし、ソロもメタルギタリスト並みに弾いてくれてるのもある。んで、歌、そうだな、正直言ってLight Bringerで聴ける程の奇跡感は出せてない、な。となるとやはりラブリーの凄さはバンドメンバーも去る事ながら楽曲とアレンジと歌メロのセンスの良さ、か。某K氏よ、心待ちに復帰作に期待してます(笑)。
てな事などなど多々色々あるんだけど、新人デビュー作品としてはとんでもないブツ。多少のキャリアがある連中が集まった音としても世界レベルに達してる。オリジナリティもテクニックも、そして勢いも爆発力も。先日コンビニ行ったらしっかり流れてたりするし、そこでは妙にキャッチーに聞こえたけど(笑)。楽曲にあと一捻りあったら完璧。でも、今は完璧じゃなくてかっこよい、それで良い。この勢いをどんどん進化させてほしいね。多分、本人達の意思がどうあれ、DOLL$BOXXというバンドが一番世間に露出していく事になるだろうと思うんで、頑張って欲しいね。望んでた合体劇と音だったワケで、ちょっと日本を含む世界の音楽シーンを引っ張れるんじゃない?とは言いすぎか。ライブをこなしてセカンドアルバムの準備を着々とじっくりと1年がかりで作り上げてくれたら凄いの出来るかな…、それともそんな機会はトンと来ないで皆元の鞘に収まるか?勿体無いけどそうかもな。リスナー的にはこんくらい面白い音がアチコチで出てきてくれたらそれで楽しめれば良いさ。ラブリーもガチャピンもドル箱もね。

ちょっと周辺がザワついてるので、急遽予定外のアルバムを取り上げてみようかな、と。昨日新宿でライブやってるんでそのレビューなんかも出ていたりするんで、生々しい声は見れると思うんだけど、まずは発売日からアルバムを時間の許す限り聴いていた自分の感想をアップしてみようと。
Doll$Boxxというバンドのデビュー・アルバム「ドールズ・アパートメント」です。バンドの来歴はご存知Gacharic SpinとLight BringerのFuki嬢の合体形でして、自分的にはLight BringerでFuki嬢のボーカルパワーに圧倒されて、またLight Bringerの楽曲の秀逸さバンドのレベルの高さなどにKOされてる状態なワケです。今でももちろんそのままでしてね…、だからこそ色々な期待をします。んで、一方Gacharic Spinはその後、何かの話題で冗談みたいに聴いたら相当ぶっ飛んでしまって、女の子たちでここまでこんなこと出来るの?みたいなのもあって、結構気に入ってハマってました。当初はボーカルが弱いな〜ってのがネックだったんだけど、まぁ、聴いてるウチにこれも個性か、ってことで良かったんですが突如としてボーカルが脱退、急遽Gacharic Spinはゲストボーカルを招集してライブを継続すると決めてツアーをこなすと。そこにFuki嬢も参加…、ある意味そうなったらスゲェバンドだろうな、って予感があって期待してた。そしたらゲスト参加からアルバム発表まで昇華されたので嬉しいんだな。あの演奏にあの声、怖いもんないだろ、あるとしたら曲のレベルの高さだけだな…ってのはあったんで、とにかく期待満点。そしてどんな音が出てくるか、ってのもあった。ここでもちっと色々なソングライターの曲を交えて多様な展開をすればかなり面白味も広がったし、彼女たちの幅も広がったとは思うが、メジャーに知られているのがFuki嬢だけ、っていう状況では厳しいか。いくらGacharic SpinがAKB48の楽器指導教官だったとしても、元プロの面子が揃っていたとしても、なかなかだろうな。
前置きが長くなっちゃったけど「ドールズ・アパートメント」、もちろんDVD付きです♪いや、それはどうでも良くって、アルバムの方。最初に封を空けて聴いた時…、とにかく元気で明るくて快活で楽しくて賑やかで上手くてスゲェ!って一言しか出て来なかった。その他のなんとかかんとかはどうでも良くって、世界中で多分こんな音を出してくるのはDOLL$BOXXだけです、って音を出してくれたからね、実際そう思うもん。はなの作曲編集センスがズバ抜けてるってのはもう一目瞭然。多分天才肌に近いところにいる才能の持ち主ってのを改めて実感したよ。他のメンバーは身近にいる最高のプレイヤー達、ってことに過ぎない。核ははな=Gacharic Spinのドラマーだ。歌、ベース、ギター、ドラム、鍵盤、ルックス、アホさ加減、探究心、どこを取っても素晴らしい。
さて、そこがDOLL$BOXXの起点だ。Fuki嬢とGacharic Spinの合体っていう意味合いはあんまりない。バンドDOLL$BOXXの音として出てきているのが見事。んで、このゴチャゴチャした音の塊というか賑やかさと言うか元気っぷりさってのはGacharic Spin=はなの持つ曲に載せたセンスが全面に出てきてて、そこにFuki嬢の刺さる歌声と独自の世界観の歌詞が武器になってる。勝手な推測だけど今後Fuki嬢はLight Bringerに戻れるけど、Gacharic Spinは残念ながらもうGacharic Spinに戻れない…、あまりにも強烈な合体劇過ぎて彼女たちは路頭に迷うことになるんじゃないかとも思う。そりゃボーカル見つけて活動はできるだろうけど、それは仕事だ。そしてGacharic Spin組にとってはようやくのメジャーレーベルからのCDリリースでもある、それはFuki嬢がいたから、だしバンドの音も強烈だったから、かもしれない。また元の鞘に戻ってテンションが上げられるだろうか?難しいんでは?Fuki嬢はバンドをどんどんを破壊していく。Light Bringerですら、だ。サークルのりでバンド組んで歌うから掛け持ちでも何でも平気で歌える才能の持ち主なだけに変幻自在な活動、CDが売れないこれからの時代はこういう活動が正しいのかもしれない…昔で言えばJazzのミュージシャンと一緒のやり方だしね。
前段が長い(笑)。ってなことで聴いてます、何度も。んで、やっぱりこの勢いは凄いし捨て曲もなく全編ハイレベル。ただ、難クセを付けるならば、曲はポップなんだけどキャッチーさが少ないんで、フックが弱い。バンドの演奏力の高さや曲のアレンジ力などなどは世界レベルにあるが、フックが弱い、と言うかやや単調になっちゃってる。はなが短期にまとめ上げてるからしょうがないんだけどね。これがちょっと時間かけていけばもっと多彩なメロディやアイディアが出てくるんだろうけど。でも、その分勢いっていうロック最大の武器を持っているのが嬉しい。あと今の時代なのに録音とミックスがこれ?モノラルの音圧を狙ってるんだとしてもちとセンス疑う。バンドが頑張ってるのにそんな所で足引っ張るな、基本的な仕事をきっちりとこなそうぜ、と思う。あと、驚いたのがデスボイスの使い方。センス良いんだ〜これが。本気じゃなくて笑える所がお茶目で許す(笑)。それに加えてFuki嬢の歌声がそんなデスボイスを単なる味付けの音にしちゃうくらいのものだから気にならない。しかし、オレオの鍵盤、ここまで自由自在に弾きまくりの巧さを魅せつけられ、チョッパーのベースは相変わらず自己主張していて目立ってくれてるけど、それ以外でも実は面白いラインを奏でてくれてて、やっぱり最高。ドラムはやりすぎ感あるけど、勢いで◯。ホントに全部生で叩いてないだろう、ってのはバスドラ連続攻勢で思うのだが叩いてるかもなぁ…。そしてギター…、ここまで弾けるんだ…スゲェ…、でも、メタル的にギターが目立ち過ぎないのはバンドの指向性か。細かいけどツインギターが絡んでるのとかあって結構やってくれるし、ソロもメタルギタリスト並みに弾いてくれてるのもある。んで、歌、そうだな、正直言ってLight Bringerで聴ける程の奇跡感は出せてない、な。となるとやはりラブリーの凄さはバンドメンバーも去る事ながら楽曲とアレンジと歌メロのセンスの良さ、か。某K氏よ、心待ちに復帰作に期待してます(笑)。
てな事などなど多々色々あるんだけど、新人デビュー作品としてはとんでもないブツ。多少のキャリアがある連中が集まった音としても世界レベルに達してる。オリジナリティもテクニックも、そして勢いも爆発力も。先日コンビニ行ったらしっかり流れてたりするし、そこでは妙にキャッチーに聞こえたけど(笑)。楽曲にあと一捻りあったら完璧。でも、今は完璧じゃなくてかっこよい、それで良い。この勢いをどんどん進化させてほしいね。多分、本人達の意思がどうあれ、DOLL$BOXXというバンドが一番世間に露出していく事になるだろうと思うんで、頑張って欲しいね。望んでた合体劇と音だったワケで、ちょっと日本を含む世界の音楽シーンを引っ張れるんじゃない?とは言いすぎか。ライブをこなしてセカンドアルバムの準備を着々とじっくりと1年がかりで作り上げてくれたら凄いの出来るかな…、それともそんな機会はトンと来ないで皆元の鞘に収まるか?勿体無いけどそうかもな。リスナー的にはこんくらい面白い音がアチコチで出てきてくれたらそれで楽しめれば良いさ。ラブリーもガチャピンもドル箱もね。
- 関連記事
-
- 椎名林檎 - 下剋上エクスタシー
- DOLL$BOXX - Dolls Apartment
- Ego-Wrappin' - Swing for Joy