The Enid - Aerie Faerie Nonsense
2 Comments
The Enid - Aerie Faerie Nonsense (1977)

クラシカルな要素がロックの世界に持ち込まれたのは随分と古くからのお話で、まぁ、冷静にポップ史を振り返ってみるとそもそもポップスのバックってのがオーケストラ演奏だったワケで、クラシックからの発展ではあるんだろうなとも思う。歌を入れたことでポップス化していったんだろうとも思えて…、そういえばポップス史ってきちんと追ったことないな。40年代くらいまでしか遡ったことないし、それも適当に、だからなぁ…、ま、そのうち興味が芽生えたら進んでみるかね。ロックが産まれてしばらくした60年代後半からはクラシックとの融合ってのはいくつも実験され、それなりに評価を得ているものもあるし、名盤も数ある。ところが、クラシック畑の人がバンドという畑に手を出すというのはあまり例がない、と思う。バイオリン奏者が、とかピアノ奏者が、ってのはあるだろうけどね。
そんな異例の発案から出来上がっていったのが多分The Enid…っつうかRobert John Godfreyの生い立ち。古くはBJHの…ってお話はそこかしこで見てくれれば良いですが、まぁ、自身のソロ作を経て行き着いた所がThe Enidというバンド、バンド?バンドとは言えないよな、これ、って思うのだが、バンドだ。1977年の英国、正にパンク旋風吹き荒れるなか、全く時勢を鑑みない超クラシックバリバリの高級志向音楽を奏でてくれたセカンドアルバム「Aerie Faerie Nonsense」なのだった。
よくプログレ的な評論などにRobert John Godfrey絡みからThe Enidが取り上げられたりするのだが、ロックじゃないだろ、これ(笑)。クラシックだよ、どう聴いても。クラシック畑からしたらこんなもんクラシックじゃねぇ、って話なので厄介な所だが、はて、誰が好むのか?ってなるとプログレから流れていく輩達です、はい、自分もです(笑)。ま、正確には自分はそこまで好きとかじゃなくて、何じゃこりゃ?って感覚ですけどね。何かのサントラとか古い映画のBGMみたいに思って聴いてるからさ。ただ、そんな音楽をバンドという形態でアルバムという形でリリースしているのが凄い、っつうか何枚もアルバム出してファンも獲得していったってのが面白い。歌、ないんだよ?それでフュージョンとかみたいにテクを出してるワケじゃなくてあくまでもクラシックからタッチしたポップスへの接近なインストなんだよ。イージーリスニングってほどイージーじゃなくてそれぞれの音はしっかりと自己主張しているからロック的。一体どんな層が好むんだ?っていうくらい不思議な音なのだが、不思議とそれなりに売れているようだ。
アルバム「Aerie Faerie Nonsense」が名盤と言われていて、最初ジャケット見た時にはルネッサンスみたいなんだろうな〜って思ってたからいつまで経っても歌が出てこないのに待ちくたびれたっていう思い出がある。面白いことに「Aerie Faerie Nonsense」はねぇ、聴いてるとどんどん気分が盛り上がってきて最後の「Fand」の盛り上がりで結構テンション上がるんだよ。それが好きでアルバム丸ごとじっくり聴いたってのはあるが、冷静に聴けば、自分の好きな要素はどこにもなくって、ただただドラマティックというだけ。音楽の持つ魔力ってのは不思議なもんだ。

クラシカルな要素がロックの世界に持ち込まれたのは随分と古くからのお話で、まぁ、冷静にポップ史を振り返ってみるとそもそもポップスのバックってのがオーケストラ演奏だったワケで、クラシックからの発展ではあるんだろうなとも思う。歌を入れたことでポップス化していったんだろうとも思えて…、そういえばポップス史ってきちんと追ったことないな。40年代くらいまでしか遡ったことないし、それも適当に、だからなぁ…、ま、そのうち興味が芽生えたら進んでみるかね。ロックが産まれてしばらくした60年代後半からはクラシックとの融合ってのはいくつも実験され、それなりに評価を得ているものもあるし、名盤も数ある。ところが、クラシック畑の人がバンドという畑に手を出すというのはあまり例がない、と思う。バイオリン奏者が、とかピアノ奏者が、ってのはあるだろうけどね。
そんな異例の発案から出来上がっていったのが多分The Enid…っつうかRobert John Godfreyの生い立ち。古くはBJHの…ってお話はそこかしこで見てくれれば良いですが、まぁ、自身のソロ作を経て行き着いた所がThe Enidというバンド、バンド?バンドとは言えないよな、これ、って思うのだが、バンドだ。1977年の英国、正にパンク旋風吹き荒れるなか、全く時勢を鑑みない超クラシックバリバリの高級志向音楽を奏でてくれたセカンドアルバム「Aerie Faerie Nonsense」なのだった。
よくプログレ的な評論などにRobert John Godfrey絡みからThe Enidが取り上げられたりするのだが、ロックじゃないだろ、これ(笑)。クラシックだよ、どう聴いても。クラシック畑からしたらこんなもんクラシックじゃねぇ、って話なので厄介な所だが、はて、誰が好むのか?ってなるとプログレから流れていく輩達です、はい、自分もです(笑)。ま、正確には自分はそこまで好きとかじゃなくて、何じゃこりゃ?って感覚ですけどね。何かのサントラとか古い映画のBGMみたいに思って聴いてるからさ。ただ、そんな音楽をバンドという形態でアルバムという形でリリースしているのが凄い、っつうか何枚もアルバム出してファンも獲得していったってのが面白い。歌、ないんだよ?それでフュージョンとかみたいにテクを出してるワケじゃなくてあくまでもクラシックからタッチしたポップスへの接近なインストなんだよ。イージーリスニングってほどイージーじゃなくてそれぞれの音はしっかりと自己主張しているからロック的。一体どんな層が好むんだ?っていうくらい不思議な音なのだが、不思議とそれなりに売れているようだ。
アルバム「Aerie Faerie Nonsense」が名盤と言われていて、最初ジャケット見た時にはルネッサンスみたいなんだろうな〜って思ってたからいつまで経っても歌が出てこないのに待ちくたびれたっていう思い出がある。面白いことに「Aerie Faerie Nonsense」はねぇ、聴いてるとどんどん気分が盛り上がってきて最後の「Fand」の盛り上がりで結構テンション上がるんだよ。それが好きでアルバム丸ごとじっくり聴いたってのはあるが、冷静に聴けば、自分の好きな要素はどこにもなくって、ただただドラマティックというだけ。音楽の持つ魔力ってのは不思議なもんだ。
- 関連記事
-
- Cressida - Cressida
- The Enid - Aerie Faerie Nonsense
- England - Live In Japan -Kikimimi-