Jimmy Rogers - Chicago Bound
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シカゴブルースの名門レーベルと云えばすぐに思い出すのがチェスレーベル。実に数多くのブルースメンを育て上げそして巣立っていったが、中でもチェスと最も密接なイメージをもつブルースメンとして思い出すのがジミー・ロジャース。多分、最もシカゴブルースらしいサウンドを出していたのが彼だからなのかもしれない。
例えば誰かにブルースってどういう音楽をイメージする?って訊いてみると大体の人がイメージするのが多分ジミー・ロジャースの演奏するブルースなんじゃないかな。それくらいモダンでブルースらしいサウンドを奏でていて、それでいて全く堅苦しくなく疲れるものでもない自然な音楽なんだな。多分その辺は彼の人柄なんだと勝手に想像しているんだけど、それが故に集まってくるメンバーも結構豪勢なものでおかげでリラックスしたチェスレコードの集大成とも言えるセッション的アルバムが出来上がったのだ。
「Chicago Bound」
ロック畑ではあまり取り上げられることがなかったので、多分イギリスでの知名度がイマイチだったのかもしれないんだけど、それでも1999年には超スペシャルゲスト陣に固められた作品「Blues Blues Blues」
ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、クラプトン、タジ・マハール、ジェフ・ヒーリー、ローウェル・フルソン、スティーヴン・スティルスで、しかも最後の「Boom Boom」ではペイジ、クラプトンとジミー・ロジャースをバックにプラントがあの声でブルースを歌うというあり得ない姿に感動するよ、ホント。ミックやキースなんかの演奏でも一緒でなんか聴き慣れた声やギターが鳴るんだけど、それがやっぱりホンモノと一緒にやっちゃうとエラク可愛く聞こえちゃうんだよね。でも最後の最後まで息を抜けないとんでもないセッションアルバムでだからさ、これもジミー・ロジャースの人柄のおかげ、かな。
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