November - 6: E November

しかしいつもながら思うが自分の書いてるこのブログ、っつうか記事って世間的な話題とはまるで無縁で勝手に書き殴っているんだなぁ…とつくづく思う。今、世間のオールドロックフェチ達はもちろんの事ながらストーンズの「クロスファイアー・ハリケーン」やZeppelinの「祭典の日」に盛り上がっているワケで、まぁ、自分的にはストーンズの「クロスファイアー・ハリケーン」はどこかで機会があれば、っていう程度だけどZeppelinはねぇ、さすがに速攻ですよ(笑)。ま、そのウチに出します、多分。ただ、2007年のライブ後すぐにブログでも書いているんで、多分そこほどのテンションで書けるかどうかちょいと疑問ではあるが、大丈夫だろう、Zeppelinだから(笑)。
さて、話変わってスウェーデンのハードロックバンドとして名高い…かどうか知らないが、多分結構なステータスを保っているんじゃないだろうか?と想像されるNovemberというバンドの三枚目のアルバム「6: E November」だ。某氏の呟きからのオススメであるが、尽くヘヴィーロックが出てくるのがさすが。そして、このNovemberに至っては今までのヘヴィーロックとはまるで趣の違う重さを持ったバンドで、ダサさってのもさほど強くなく、とにかくガツンと重い傑作、だと思う。無骨さがそのまま出てきているし、ピアノによる繊細な音色を紡ぎ出しての楽曲もあったり、ギターにしても結構ヘヴィさと繊細さがある。ただし面白いのは英国のUriah HeepやBlack Sabbathという重さの代表格のバンドの匂いはまるでしないって事だ。多分独自進化。英国のB級らヘンでもこの手のバンドはあったりするけど、国と影響の受け具合は異なれど独自進化した音じゃないかな。英国にいたらもっとNWOBHMの波は早かったかも、って思えるくらいの重さだ。
んで、このNovemberってバンドはトリオ編成ってのもちょっと驚く材料ではあるし、言われてみればなるほど、そうだろうな、って感じもある。何だろな、このヘン具合って…、ギターリフやベースフレーズや歌…。曲構成そのものが恐ろしく自由度が高いってのか…、リフで曲を引っ張ってはいるけど、かなり自由。パーカッションも入ってきてホントヘンな感覚で自由なスタイルで紡ぎ出されていく…、かと言ってアドリブ重視のプログレってんでもなくてクリームほどテクニカルなぶつかり合いでもない。あくまでもバンドの楽曲演奏中でのアドリブの自由さ、ってのかな、その辺がかなり面白い。メロディラインも多分それなりにメロディアスに歌われていて、まぁ、大ヒットにはならないがセンスが見え隠れするラインじゃないかとも思うし、良いバンド。ただ、どうしてもどっか突き抜けた感じはないのがやはりやはり、ってところかな。
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