戸川 純 - 玉姫様
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戸川 純 - 玉姫様 (1984)

どこの国にも先進的なアバンギャルドな女性ってのがいるもので、それも何となく同時代に出ているってのは多分誰かがオリジネイターなんだろうけど、人によってはそれは最初に見た人がオリジナルとしてインパクトを放つワケだからアングラものを真似て自分のものにしてしまえばそれは勝ちなのかもしれん。いや、そうやって文化は世界各国を跨いで継承されていくってお話。途川純を最初に聴いたのは多分ソロになって最初のアルバムをリリースした頃の1984年だろうと思う。
「玉姫様」…、今でも輝きを放つ名盤として知られている?かどうかは知らないが、レコードも高値で売ってるし、何かと挙げられるアルバムでもあるし、インパクトも絶大なものがあった。いわゆる不思議ちゃんな歌モノでこういう路線がロックか?と言われてもピンと来ないが、ポップスではない。明らかにニナ・ハーゲン的なアバンギャルド性を日本語と女性の心理というものを組み合わせて出来上がった作風、大きく異るのはバックのサウンドのあり方、かな。もっとシンプルに宗教的な音を出してきているのは何か含みがあったのだろうか?禅や寺の持つお坊さんチックなバックサウンドの方が日本的に受けると考えた結果論なのか、やはり本能でのアレンジなのか、よくわからんが、コーラスを含んだ宗教的な雰囲気での盛り上がり方は独自の世界。そこに浮遊する戸川純の世界は歌詞に現れていて、全くよく出来ている世界だね。コアなファンはホント、コアになるんだろうな。
一方自分の世界に当てはめてみれば、最初こそインパクトがあって聴いたもののやはり発散型の音ではなかったから若い頃はハマることはなかった。知ってる、っていう程度。他の周辺にいたパンクバンドもまた然りで、ぜルダとかも同じく、かな。ま、面白い素材だった、ってのは間違いない。冷静に聞けばかなり歌謡曲でもあったんだな、なんて思えたりする部分もあるし、意外とロック側だけでもなかったんだな〜とか。出自が出自だからロックでしかないんだが(笑)。案外息が長くて今でも普通にライブ活動していて根強い人気を誇るところも面白いね。

どこの国にも先進的なアバンギャルドな女性ってのがいるもので、それも何となく同時代に出ているってのは多分誰かがオリジネイターなんだろうけど、人によってはそれは最初に見た人がオリジナルとしてインパクトを放つワケだからアングラものを真似て自分のものにしてしまえばそれは勝ちなのかもしれん。いや、そうやって文化は世界各国を跨いで継承されていくってお話。途川純を最初に聴いたのは多分ソロになって最初のアルバムをリリースした頃の1984年だろうと思う。
「玉姫様」…、今でも輝きを放つ名盤として知られている?かどうかは知らないが、レコードも高値で売ってるし、何かと挙げられるアルバムでもあるし、インパクトも絶大なものがあった。いわゆる不思議ちゃんな歌モノでこういう路線がロックか?と言われてもピンと来ないが、ポップスではない。明らかにニナ・ハーゲン的なアバンギャルド性を日本語と女性の心理というものを組み合わせて出来上がった作風、大きく異るのはバックのサウンドのあり方、かな。もっとシンプルに宗教的な音を出してきているのは何か含みがあったのだろうか?禅や寺の持つお坊さんチックなバックサウンドの方が日本的に受けると考えた結果論なのか、やはり本能でのアレンジなのか、よくわからんが、コーラスを含んだ宗教的な雰囲気での盛り上がり方は独自の世界。そこに浮遊する戸川純の世界は歌詞に現れていて、全くよく出来ている世界だね。コアなファンはホント、コアになるんだろうな。
一方自分の世界に当てはめてみれば、最初こそインパクトがあって聴いたもののやはり発散型の音ではなかったから若い頃はハマることはなかった。知ってる、っていう程度。他の周辺にいたパンクバンドもまた然りで、ぜルダとかも同じく、かな。ま、面白い素材だった、ってのは間違いない。冷静に聞けばかなり歌謡曲でもあったんだな、なんて思えたりする部分もあるし、意外とロック側だけでもなかったんだな〜とか。出自が出自だからロックでしかないんだが(笑)。案外息が長くて今でも普通にライブ活動していて根強い人気を誇るところも面白いね。
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