Fair Warning - Go!

Twitterで盛り上がるロック話、そこから広がる新たな音楽への探求の旅…いや、そんなことしてる場合でもなくて、きちんとそこにある音楽やロックを何度も何度も愛聴して然るべき、が本来のレコードの聴き方。何枚もまとめて買って在庫にしておくとかダメです、ホントは。いつしかそういう買い方、聴き方になっちゃっててそこに新たな情報による他への興味もあって山積みになる一方。デジタルで音楽を買うようになったら更にそれがひどくなって、とにかくDLしとけ、みたいなさ、そんな風に軽視してはいけません。はい、決して人ごとではないです。まぁ、それでもそんな情報のおかげで色々なバンドの事や雰囲気が分かってくるので世界は広がる一方です。
Fair Warningの名盤との誉れ高い「ゴー!」という作品、1997年製って事で、自分的には全くメタルを聴かなかった時代で存在すら知らなかった。それは良しとして、この「ゴー!」というアルバム、ネットでアチコチのブログやレビューを見てもとにかくひたすら好評で大評判、Twitterでも聞けば名盤としか返ってこないというくらいの名盤のようだ。そうか、と思って聴いてみたのが事の始まり。まぁ、この手のメロハー的なのってやっぱり凄いなぁ〜って。いくつかのバンドを聴いたことあるけど、ここまでひとつのジャンルを形成しているのは知らなかったし、その存在を知ったおかげでまた楽しみが増えたが、「ゴー!」はどうだろうか、と。
ドイツのバンドでスコーピオンズの初期に近いんだろうな、こういうのって。ただ、これはもう自分の知ってるロックやメタルという世界を既に飛び越えてて、Bon Jovi的な世界にあるんじゃないかと。まぁ、ハードな音を聴かせつつもしっかりとポップスだったりする、っつうか…、とにかく歌メロもそうだし、ギターがここまで泣き叫ぶっつうのが心地良いし見事な泣きとしか言えないし。歌にしてもどっからそんなメロディと歌声持ってきたんだ?ってくらい聴かせてくれる。それにしても冒頭の4曲が凄い、ってのは聞いてたが、ホントだった。5曲目以降はちょいとダラダラした感が続いているのはCDフォーマットに合わせたアルバムの長さ故か。コンパクトにまとめときゃ良かったのにな、っても売れたんだから良いか。
しかし「Save Me」の歌メロとギター、楽曲の見事さにはホントに驚くばかりで、何度も聴きたいっていう欲求が襲ってくるのが凄い。しつこいって言えばしつこいんだが。残念なのはジャケットセンスの悪さだけ、か…。
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