Dr. Strangely Strange - Heavy Petting

テリー・ウッズってさぁ…とか記憶に薄いもんだからSteeleye SpanでThe Woods Bandで奥さんのGayと云々などと思い出しながら何かあったよなぁ〜と。The Poguesへの参加は意外だったんだけど、確か英国70年代漁ってる時に何かで出てきたよなぁ…とか記憶の片隅をどんどんと突っついているワケさ。もちろんネットで調べることになるんだが、音を聞きながらそんなこと考えてて、見つけた。
そしたらちょいと脳天気なDr. Strangely Strangeというバンドが出てきた。んで、ふと見るとGary Mooreの名前があるんだよな。まだ二十歳前のギャリー・ムーアによるエレキギタープレイが聴けるんです。ま、それが主役じゃないけどアイルランドの懐の深さっつうか狭さっつうか根っ子が一緒なんだよね、全部。だからもちろん作品聴いてても違和感ない。あ、1970年の変形ジャケットでロジャー・ディーンのアートワークにてヴァーティゴからの作品…、ど真ん中ですね、その筋の好きものには♪
「Heavy Petting」
これがさ、ギャリー・ムーアのギターが結構聴けるんだけど、もちろん自身の音を確立する前だから器用にセッションをこなしているワケよ。それでいて楽曲とかバンドにしっかりと馴染んだブルージーなプレイをしていてあのマイルドで太いトーンをしっかりと出してたりするのが見事。アルバムにはテリー・ウッズは参加していなくてツアーのみだったようなのでこの出会いはまた偶然なんだけど、どこかでそんなことを聞いてたんだろうか?まぁ、いいや、話題は別の方向に走ってしまったが、思いもよらない70年代バンドへ進んでしまった。
「Heavy Petting」というアルバムの音は…、牧歌的なもので、ケルト色が強いワケでもなくもっとのほほ〜んとした感じでトゲはない。ラリってお気楽に〜みたいな感じなので特に害はないし、だから故に売れることもないワケだが(笑)、このメロディの美しさとか浮遊感は相当に英国的でアイルランド的というイメージではない。マンドリンとか入ってくるとそうか、とも思うけど全体観はそんな感じで、リコーダーとかも入ってくるからさ美しいのもある。全くヘンな集団だけど、愛らしい名盤とも言えるなぁ…。正に今の季節に聴くべき音楽ですね♪
Gary Moore参加!
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