Thin Lizzy - Vagabonds of the Western World
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Thin Lizzy - Vagabonds of the Western World (1973)

秋の気配にアイルランドの音楽を…ってのは風情があって好きな組み合わせだ。英国トラッドも似合う季節なので、その辺に向かいたいなぁと思ってはいたが、こんな形でそっちに進めるのは嬉しい。もちっとヘヴィな方向に進むか?なんてのもあったが、まぁ、どっちに進むかは自分でも良く分からんので、今のところは気分のままに進めて行こうじゃないか…。早いものでもう今年もあと数ヶ月を残すのみになってしまった。歳を取るとどんどんと月日が経つのが速くなるのは自分だけではあるまい。全く好ましくない事態だが、どんだけきちんと人生満喫しているかっつう尺度に限る事なのだ。ってことは充実してないってことか?う〜ん、どうかなぁ…。
既に40年近く前のアルバムになってしまったアイルランドの雄、Thin Lizzyが1973年にリリースした初期の傑作アルバム「Vagabonds of the Western World」。Thin Lizzyっつうとどうしてもこのアルバム以降のVertigo所属時代のハード路線がセールス的にもバンド的にもよろしくて、もちろん名盤も多いし、何と言ってもスコット・ゴーハムとゲイリー・ムーアとフィル・リノットの組み合わせでの快進撃がイメージされるのだが、初期も良いんだよ。っつうか、この初期をきちんと聴いておくと以降の快進撃の所々に挟み込まれるアイルランドへの回帰的な曲や雰囲気に納得感が出る。自分も入り口は確か「Black Rose a Rock Legend」だったけど、何故かその後、セカンドの「Shades of a Blue Orphanage」を聴いてて、かなり気に入ってた。高校生くらいの頃にこんな音って出会った事無かったから、新鮮で、それがしかも伝説のThin Lizzyのアルバムだからスゲェ良い作品に出会った〜ってくらいに思って聴いてた。だから思い入れ強いアルバムで、その前のファースト「Thin Lizzy」はちょっとイモくさかったし、その後の本作「Vagabonds of the Western World」は結構ハードな路線に進んでいるのでセカンドの「Shades of a Blue Orphanage」の寒さ加減は好きだった。
その3枚目のアルバム「Vagabonds of the Western World」はこれまでからちょいと発展してハード路線を推し進めているが、単純なハードロックには進む事がな無く、様々な音楽の要素を取り入れて伝統的なサウンドをベースにしたロックの方向で、正しく唯一無二のバンドのサウンドを出している。初期の名盤として挙げられる作品でもあるし、この前には名曲「Whiskey in the Jar」が出ている。ただ、Thin Lizzyってバンドに取っ付くには結構ハードル高い部分あって、この辺の音はかなり取っ付きにくいんじゃない?キャッチーなワケじゃないし、ストレートなロックじゃないし、演奏を聴かせるようなもんでもないし、そういう意味では結構マニアックなバンドの音のはず。ところが、出てくる音の素朴な想いや独特の寒さは気づいてしまうとどっぷりとハマれる。そのヘンが逆にVertigo時代以降には薄れてしまってて、ハードロックバンドとして語られてしまうのもちょいと勿体無いくらい。実は懐の大変深いバンドなんだよってのが長年Thin Lizzyを聞いてきて思う事。
「Vagabonds of the Western World」聴いててもそう思う。自分的には実はあんまり聴かないアルバムではあるんだけど、聴いているとやっぱ分かるわ〜っての多くて、何かこう…故郷に帰れる音ってのかさ…。そんなこと狙ってないのにそんな感じに聴こえるサウンドが実に愛おしく聴こえる初期のThin Lizzyです。
全曲どうぞ♪
おまけ♪

秋の気配にアイルランドの音楽を…ってのは風情があって好きな組み合わせだ。英国トラッドも似合う季節なので、その辺に向かいたいなぁと思ってはいたが、こんな形でそっちに進めるのは嬉しい。もちっとヘヴィな方向に進むか?なんてのもあったが、まぁ、どっちに進むかは自分でも良く分からんので、今のところは気分のままに進めて行こうじゃないか…。早いものでもう今年もあと数ヶ月を残すのみになってしまった。歳を取るとどんどんと月日が経つのが速くなるのは自分だけではあるまい。全く好ましくない事態だが、どんだけきちんと人生満喫しているかっつう尺度に限る事なのだ。ってことは充実してないってことか?う〜ん、どうかなぁ…。
既に40年近く前のアルバムになってしまったアイルランドの雄、Thin Lizzyが1973年にリリースした初期の傑作アルバム「Vagabonds of the Western World」。Thin Lizzyっつうとどうしてもこのアルバム以降のVertigo所属時代のハード路線がセールス的にもバンド的にもよろしくて、もちろん名盤も多いし、何と言ってもスコット・ゴーハムとゲイリー・ムーアとフィル・リノットの組み合わせでの快進撃がイメージされるのだが、初期も良いんだよ。っつうか、この初期をきちんと聴いておくと以降の快進撃の所々に挟み込まれるアイルランドへの回帰的な曲や雰囲気に納得感が出る。自分も入り口は確か「Black Rose a Rock Legend」だったけど、何故かその後、セカンドの「Shades of a Blue Orphanage」を聴いてて、かなり気に入ってた。高校生くらいの頃にこんな音って出会った事無かったから、新鮮で、それがしかも伝説のThin Lizzyのアルバムだからスゲェ良い作品に出会った〜ってくらいに思って聴いてた。だから思い入れ強いアルバムで、その前のファースト「Thin Lizzy」はちょっとイモくさかったし、その後の本作「Vagabonds of the Western World」は結構ハードな路線に進んでいるのでセカンドの「Shades of a Blue Orphanage」の寒さ加減は好きだった。
その3枚目のアルバム「Vagabonds of the Western World」はこれまでからちょいと発展してハード路線を推し進めているが、単純なハードロックには進む事がな無く、様々な音楽の要素を取り入れて伝統的なサウンドをベースにしたロックの方向で、正しく唯一無二のバンドのサウンドを出している。初期の名盤として挙げられる作品でもあるし、この前には名曲「Whiskey in the Jar」が出ている。ただ、Thin Lizzyってバンドに取っ付くには結構ハードル高い部分あって、この辺の音はかなり取っ付きにくいんじゃない?キャッチーなワケじゃないし、ストレートなロックじゃないし、演奏を聴かせるようなもんでもないし、そういう意味では結構マニアックなバンドの音のはず。ところが、出てくる音の素朴な想いや独特の寒さは気づいてしまうとどっぷりとハマれる。そのヘンが逆にVertigo時代以降には薄れてしまってて、ハードロックバンドとして語られてしまうのもちょいと勿体無いくらい。実は懐の大変深いバンドなんだよってのが長年Thin Lizzyを聞いてきて思う事。
「Vagabonds of the Western World」聴いててもそう思う。自分的には実はあんまり聴かないアルバムではあるんだけど、聴いているとやっぱ分かるわ〜っての多くて、何かこう…故郷に帰れる音ってのかさ…。そんなこと狙ってないのにそんな感じに聴こえるサウンドが実に愛おしく聴こえる初期のThin Lizzyです。
全曲どうぞ♪
おまけ♪
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