Steve Harris - British Lion
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Steve Harris - British Lion (2012)

ジャーマンハードロックの波に飲まれてひたすらに聴き漁っていたここ二週間強、もちろん世間の時間軸は流れていくワケで、昔から新作リリースラッシュと言えば9/21とか10/21っていう印象があってさ…、いや、何かその位に新作発売っていうニュースが多いんだよ。今は知らないけど昔は日本盤しか買えないワケで、そうすると大体そんな日付に発売ってことで、欲しいのが何タイトルも重なるという不遇だったものだ。いつしかそんなの全く関係なくなったが、それでもやっぱり9月10月は心なしか気になる新作のリリースが多いようには感じる。このブログ見直してても大体秋口って新作まとめて取り上げたりしてるもんな。…てなことで今回も♪
2012年…ってかこないだリリースされたばかりのSteve Harrisの初ソロアルバム「British Lion」です。別に何を期待していたワケでもないし、もちろんアイアン・メイデンと同じ音が出てくるとは思ってなくって、もっとジェネシス的なのが来るかと思ってたら意外や意外、70年代ハードロックの踏襲ってな音で出してきた。本人曰くUFOやThin Lizzyをイメージしたっていう話だからやっぱそういうもんなんだろう。まぁ、もう少しB級感漂っている気がするが。
サウンドは70年代のロックよりももっと洗練されているのはまぁ、当然としてもボーカルの歌声がとにかくイモ臭い(笑)。篭った声での歌で抜け切らない声質、ハイトーンでもないし、まぁ、歌がある、って感じのレベルで、やっぱりそのイモ臭さがアルバム全部を占めてしまってどんだけ楽曲で面白いことやってても全部そっちに持ってかれる、それがSteve Harrisの狙いだったのか?聞けば、昔無名のバンドを見つけてシーンに送り出そうとしたけど頓挫した経緯があって、今回のソロアルバムリリースにあたりそのバンドのメンバーを再度連れてきて雪辱を晴らしたというようなものらしい。なんか明確にこういうのがやりたいからソロアルバム出す、ってんじゃなかったんだなぁ。その辺が聴いててもちょいと抜け切らないか。
気を取り直して、楽曲と雰囲気とアレンジで言えば確かに凝ってる部分多いしベースが主張しているのは当然としても序盤ではそれ以外に突出している部分はない。あるとしたら紛れもなく湿った英国ロックの音を出している英国人のバンドだ、ってことくらい。それもポップでもないしハードでもないっつう中途半端なアルバムなのは否めないだろうなぁ。4曲目「Us Against The World」が一番アイアン・メイデン的な雰囲気あって良いし、紛れもなく英国独特のメロディー感があってよろしい♪このヘンからこのアルバムは面白くなってきて、続いての「The Cosen Ones」はAORみたいな曲でオイオイ…ってな部分あるが聴きやすい(笑)。6曲目の「A World Without Heaven」あたりはアイアン・メイデンでも出てきそうだけどちょっと疾走感に欠けるか?悪くない楽曲ではあるが…、基本的にアルバム全体の曲の並べ方がよくないんだな。中盤から後半は結構迫力のある音があるのでそっちを先に持ってきた方が良いんだけど、敢えてそうしてるのか?そして「Judas」では正にジューダスの音!なワケなく、哀愁漂うメロディが心に染み入る疾走感のある楽曲でよろしいです。これ…、結構スルメ盤かも♪

ジャーマンハードロックの波に飲まれてひたすらに聴き漁っていたここ二週間強、もちろん世間の時間軸は流れていくワケで、昔から新作リリースラッシュと言えば9/21とか10/21っていう印象があってさ…、いや、何かその位に新作発売っていうニュースが多いんだよ。今は知らないけど昔は日本盤しか買えないワケで、そうすると大体そんな日付に発売ってことで、欲しいのが何タイトルも重なるという不遇だったものだ。いつしかそんなの全く関係なくなったが、それでもやっぱり9月10月は心なしか気になる新作のリリースが多いようには感じる。このブログ見直してても大体秋口って新作まとめて取り上げたりしてるもんな。…てなことで今回も♪
2012年…ってかこないだリリースされたばかりのSteve Harrisの初ソロアルバム「British Lion」です。別に何を期待していたワケでもないし、もちろんアイアン・メイデンと同じ音が出てくるとは思ってなくって、もっとジェネシス的なのが来るかと思ってたら意外や意外、70年代ハードロックの踏襲ってな音で出してきた。本人曰くUFOやThin Lizzyをイメージしたっていう話だからやっぱそういうもんなんだろう。まぁ、もう少しB級感漂っている気がするが。
サウンドは70年代のロックよりももっと洗練されているのはまぁ、当然としてもボーカルの歌声がとにかくイモ臭い(笑)。篭った声での歌で抜け切らない声質、ハイトーンでもないし、まぁ、歌がある、って感じのレベルで、やっぱりそのイモ臭さがアルバム全部を占めてしまってどんだけ楽曲で面白いことやってても全部そっちに持ってかれる、それがSteve Harrisの狙いだったのか?聞けば、昔無名のバンドを見つけてシーンに送り出そうとしたけど頓挫した経緯があって、今回のソロアルバムリリースにあたりそのバンドのメンバーを再度連れてきて雪辱を晴らしたというようなものらしい。なんか明確にこういうのがやりたいからソロアルバム出す、ってんじゃなかったんだなぁ。その辺が聴いててもちょいと抜け切らないか。
気を取り直して、楽曲と雰囲気とアレンジで言えば確かに凝ってる部分多いしベースが主張しているのは当然としても序盤ではそれ以外に突出している部分はない。あるとしたら紛れもなく湿った英国ロックの音を出している英国人のバンドだ、ってことくらい。それもポップでもないしハードでもないっつう中途半端なアルバムなのは否めないだろうなぁ。4曲目「Us Against The World」が一番アイアン・メイデン的な雰囲気あって良いし、紛れもなく英国独特のメロディー感があってよろしい♪このヘンからこのアルバムは面白くなってきて、続いての「The Cosen Ones」はAORみたいな曲でオイオイ…ってな部分あるが聴きやすい(笑)。6曲目の「A World Without Heaven」あたりはアイアン・メイデンでも出てきそうだけどちょっと疾走感に欠けるか?悪くない楽曲ではあるが…、基本的にアルバム全体の曲の並べ方がよくないんだな。中盤から後半は結構迫力のある音があるのでそっちを先に持ってきた方が良いんだけど、敢えてそうしてるのか?そして「Judas」では正にジューダスの音!なワケなく、哀愁漂うメロディが心に染み入る疾走感のある楽曲でよろしいです。これ…、結構スルメ盤かも♪
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