Anekdoten - Nucleus
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Anekdoten - Nucleus (1995)

スウェーデンっていつの間にそんなにプログレ大国になってたんだ?って思うくらい秀逸なプログレバンドが多数出てきている。まぁ、イングヴェイなんていう稀代のギタリストなんてのがいるんだから別に音楽的にはおかしくないし、クラシック風味の土壌が強いのも何となく文化的に分かるので、チャラいポップス系よりも音楽的に高尚なモノの方が好まれるっつうか、レベルが低俗じゃないってのはあるんだろう、と勝手に思ってて、果たしてスウェーデンってどんな国なんだろ?とか考えちゃいますな。その昔スウェーデン人といろいろとやり取りしたこととかあったけど、そんなに文化的なものは感じなかったし…、どうだったんだろうなぁ、アイツ、元気かな。フレデリックっつうヤツでZepマニアだったんだよね。ところがいつしか癌になったとかでコレクション全部放出するから協力してくれってことで、協力したんだけどその後治療に入って今でも生き続けてるかどうか知らない…、訊けないしねぇ。ってな思い出もあってスウェーデンって好きですね。
1995年にリリースされたAnekdotenのセカンド・アルバム「Nucleus」は、当時から聴いていて、もうね、クリムゾンの再来とばかりに評判が高かったファースト「暗鬱」からしてぶったまげてたから期待のセカンドだったのさ。んで、アルバム「Nucleus」の冒頭からしてやっぱりキター!って感じにぶちかましてくれたからもうそれだけで良し。アルバム全体が云々とか気にしてなくてインパクトだけで勝ち(笑)。こんだけ硬質でロックでヘヴィでダークでグイグイ引っ張るグルーブとか歪んだベース、優しい歌、どこを斬っても嫌うべき所がなくてかなり聴いたアルバム。変拍子とかもいやらしくなくて、ココでいくぜ、みたいに入ってくるからよろしくて、完全に70年代好きなリスナーは求めていた音だと思う。以降似たような音を出しているプログレバンドもそりゃ凄いんだけど、綺麗過ぎるんだよな、音が。攻撃的なのが好きなのは好みだろうけど、音が綺麗過ぎてロックの本質とはかけ離れているってのがやや取っ付きにくいのが本音だ。そういうのも含めでAnekdotenはツボを得ている。21世紀になってからの作品はシンプルになった、とか色々と票が分かれるみたいだけど基本的に好きな音なので安心してる。ちょっと離れてたけどね。
アルバムジャケットのユニークさっつうかインパクトも日本では受けるだろうし、紫のトーンもファーストから統一感あって好感度アップだし、それでいて多岐に渡る楽曲展開、まぁ否定論で書けばクリムゾンのパクリだろうってことだけど、パクれないでしょ、こういう要素だけってのは。それが見事でさ、クリムゾンとの比較じゃなくてAnekdotenというバンドのスタイルとしてかなり高尚な世界観まで持ち上げているし、真っ暗闇で聴いてて心地良いっていうダークな世界がよろしい。ん?暗いのか、自分?と思うけど(笑)。メロトロンも出し過ぎず、ここぞって時に流しまくるという感じで叙情的な雰囲気と盛り上げ方は天下一品。凄いよ〜、ホント。「Book of Hours」からの流れでの畳み掛けなんて耳が離せないもんね。

スウェーデンっていつの間にそんなにプログレ大国になってたんだ?って思うくらい秀逸なプログレバンドが多数出てきている。まぁ、イングヴェイなんていう稀代のギタリストなんてのがいるんだから別に音楽的にはおかしくないし、クラシック風味の土壌が強いのも何となく文化的に分かるので、チャラいポップス系よりも音楽的に高尚なモノの方が好まれるっつうか、レベルが低俗じゃないってのはあるんだろう、と勝手に思ってて、果たしてスウェーデンってどんな国なんだろ?とか考えちゃいますな。その昔スウェーデン人といろいろとやり取りしたこととかあったけど、そんなに文化的なものは感じなかったし…、どうだったんだろうなぁ、アイツ、元気かな。フレデリックっつうヤツでZepマニアだったんだよね。ところがいつしか癌になったとかでコレクション全部放出するから協力してくれってことで、協力したんだけどその後治療に入って今でも生き続けてるかどうか知らない…、訊けないしねぇ。ってな思い出もあってスウェーデンって好きですね。
1995年にリリースされたAnekdotenのセカンド・アルバム「Nucleus」は、当時から聴いていて、もうね、クリムゾンの再来とばかりに評判が高かったファースト「暗鬱」からしてぶったまげてたから期待のセカンドだったのさ。んで、アルバム「Nucleus」の冒頭からしてやっぱりキター!って感じにぶちかましてくれたからもうそれだけで良し。アルバム全体が云々とか気にしてなくてインパクトだけで勝ち(笑)。こんだけ硬質でロックでヘヴィでダークでグイグイ引っ張るグルーブとか歪んだベース、優しい歌、どこを斬っても嫌うべき所がなくてかなり聴いたアルバム。変拍子とかもいやらしくなくて、ココでいくぜ、みたいに入ってくるからよろしくて、完全に70年代好きなリスナーは求めていた音だと思う。以降似たような音を出しているプログレバンドもそりゃ凄いんだけど、綺麗過ぎるんだよな、音が。攻撃的なのが好きなのは好みだろうけど、音が綺麗過ぎてロックの本質とはかけ離れているってのがやや取っ付きにくいのが本音だ。そういうのも含めでAnekdotenはツボを得ている。21世紀になってからの作品はシンプルになった、とか色々と票が分かれるみたいだけど基本的に好きな音なので安心してる。ちょっと離れてたけどね。
アルバムジャケットのユニークさっつうかインパクトも日本では受けるだろうし、紫のトーンもファーストから統一感あって好感度アップだし、それでいて多岐に渡る楽曲展開、まぁ否定論で書けばクリムゾンのパクリだろうってことだけど、パクれないでしょ、こういう要素だけってのは。それが見事でさ、クリムゾンとの比較じゃなくてAnekdotenというバンドのスタイルとしてかなり高尚な世界観まで持ち上げているし、真っ暗闇で聴いてて心地良いっていうダークな世界がよろしい。ん?暗いのか、自分?と思うけど(笑)。メロトロンも出し過ぎず、ここぞって時に流しまくるという感じで叙情的な雰囲気と盛り上げ方は天下一品。凄いよ〜、ホント。「Book of Hours」からの流れでの畳み掛けなんて耳が離せないもんね。
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