Foreigner - Foreigner

5 Comments
Foreigner - Foreigner (1977)
Foreigner

 アメリカンロックってさぁ…、どこかで間違えると皆産業ロックとかAORとかになっちゃって、形は変わってもBon Joviとか一時期のエアロスミスなんかもそうだけど、外部ライターによる売れるための音とバンドとしての存在になっちゃって、っていうケースが多くて、それは昔は表に出てこないでバンドの音として出されていたことだったんだが、モロにそういう路線を出し始めてきたのいが70年代中盤以降、多分。AOR的なのは自分では大体そういう路線なんなんだろうな〜とか思ってて、それ以降産業ロックとして呼ばれる類いのものは概ねそうなんだと思う。勘違いしちゃいけないのは産業ロックってのが悪いものじゃないってことだ。かなりハイクォリティの音楽、ロックでも何でも、作れるってことがポイントで聴いてみればわかるように心地良いポイントをしっかりと捉えたものだし、演奏力や歌唱力なんてのも下手なものは聴いたことがない。だからプロ中のプロ達が仕事として真剣に音楽に取り組んだ結果の音として出てきて、最後に市場に売るためには、みたいな所までも含めてコントロールしている音楽産業としての仕事のプロの意味なのだ。

 ま、結局ミュージシャンだって食えなきゃしょうがないし、本能で音楽作ってて売れる人も少ないし、まぁ、そういう意味でアメリカってのは合理的且つ懐が深いな、と思うワケさ。そんな代表的なバンドだったんだろうなぁ〜ってのが今回のお題のフォリナー。話題性は元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドに尽きる。Pretty ThingsやIfやBlack Sheepなんて誰も知らんでしょ、普通。だからやっぱクリムゾンのイアン・マクドナルドなんだよ。音楽的にプロフェッショナルという実績があるんだからさ。後はどう売るか、だけの話を詰めて出てきたのがファーストアルバム「Foreigner」なんだろう。1977年のお話。

 アメリカではディスコブームやフュージョンが売れてる時代、英国ではパンクが出てきて全てをぶち壊してニューウェイブへと進化している頃、往年のバンドは低迷期、そんな折りにプロたちが売ることを前提に作って出てきたバンドがフォリナーだな。英国人3人にアメリカ人3人、市場はアメリカ、プロデューサーにはレオ・ライオンズ(TYA)という布陣でチャレンジ。何にしてもそういう取り組みの走りだから野心的だったと思う。

 まぁ…なんでこんな回りくどい書き方してるかってぇとさ、音だけ聴いて書いてもしょうがないんだよ、この手のってさ。リアルタイムで思い入れのある人は別として、普通に語ってしまうと個人的にはまるで聞くことない世界だし、聴いてもふ〜んくらいにしか思わないからさ(笑)。歌、巧いよ、そりゃ。ポール・ロジャースに近い感じの歌でさ、バックだってもちろん巧いさ。曲だってよく出来てるよ、ホントにツボを心得たキャッチーさと作り込みで、今聴いたってこんなのなかなか出来ないでしょ。だから非の打ち所ないんだよね、音楽的にも市場戦略的にも面子的にも話題的にも。ただ、一言、自分が知ってる「ロック」じゃないってだけ、かな…。






関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 5

There are no comments yet.
デューク中島  
想定外の路線変更

ブルースロックに飢えてた時期だったので、BLACK SHEEPに すぐ飛びつきました。ルーグラムの前歴を知らなければ、フォリナーもすんなり受け入れられたのでしょうが、数作買って、終わりました。まるで、円広志になった ズームの篠原義彦を観た時みたいな感じ(笑)。

2012/09/13 (Thu) 21:36 | EDIT | REPLY |   
kazz_asai  
衝撃のファースト・タイム

私もデューク中島さんが書かれているようにBLACK SHEEPが好きだったのと、イアン・マクドナルド…「宮殿」や「レッド」にまだまだ眩惑されていたころだったので、どこにいるの?って感じのこの音を聴いたときは困惑しました。
でもあれだけ売れたからこのプロジェクトは大成功だったんでしょう。


2012/09/14 (Fri) 20:18 | EDIT | REPLY |   
フレ  
やべっ、Black Sheep知らない…(汗)。

>デューク中島さん
>円広志になった ズームの篠原義彦を観た時みたいな感じ(笑)。
まちがいなくある世代でしかわからない例えでしょう(笑)。
あ、自分はわかりませんよ、はい(笑)。

>kazz_asaiさん
やっぱプログレ幻想入りますよねぇ。
(Black Sheepってブルース系だったのかなぁ…。)
成功って、崩壊だから仕事としての目標は達成したんでしょうけど、どうなんだろうなぁ。
良かった、んだとは思います。

2012/09/14 (Fri) 20:52 | EDIT | REPLY |   
akakad  

この際JourneyにコメントしたのでForeignerにも
なんていうか当初はAsiaよりも先にプログレのいいとこどりをした音楽をやった進んだバンドだったんだろうなあと
それでも今聞くと結構地味ですよねAsiaの1stの派手さに食われてる感じです
純正アメリカンではないので程々にマイルドなのが好感触です
初めて聞いたアルバムはMr.Moonlightでルー・グラムの表現力とマイク・ストーンの音作りに圧倒されました
今はすべてのアルバムを持ってますがMr.Moonlight,Can't Slow Down,Inside Information,4とコレ以外はアルバムとして聴けるかというと微妙ですね
ルー・グラムはハードロック系のボーカルではかなり好きです

2015/10/25 (Sun) 14:07 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

やっぱり自分は苦手なままですねぇ…(笑)。

2015/10/31 (Sat) 22:35 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply