Hydra - Hydra

911ですなぁ…、毎年この時期になるとテレビ番組で色々な角度から見た分析番組があってそれなりに面白いが、新しい事実が浮かび上がる訳でもなく、ケネディ銃撃事件に比べれば全然謎も無いしそのままっつうところがアメリカの歴史的事件簿とはやや趣が異なるところ。いや〜、やっぱそういう謎モノって好きで、真実は如何に、ってヤツ。どうでも良いけど興味本位に好き。エリア51の謎とかUFOネタなんかも好き。アメリカってのはそういうのが多いのが面白い。一方ではアチコチで目撃されているっつう未確認生物ってのも面白いし、血抜きされた動物の死体とかさ…、なんつったっけ?まぁ、そんなのの方がアメリカってのは面白くてね、音楽ネタじゃないけど。(追記:キャトル・ミューティレーションでした♪)
70年代のアメリカ、ほとんど情報を知らない自分的になんとなく人生を振り返る意味もあってちょこちょこと漁ってみたり昔々のカセットテープひっくり返してみたりして、なかなか楽しんでます。そんな中にハイドラっつうのもあって、自分のブログでもセカンド・アルバム「Land of Money」は取り上げていたことがあったみたいなので一緒に入ってたファーストアルバム「Hydra」の方をちょいと…。アナログのジャケットでは正にHydraな絵で、ヒプノシスのデザインって事でなかなか珍しいアメリカのバンド。曰く、アメリカのバンドでヒプノシスのデザインを使ったのは初のバンドのアルバムのようだ。そりゃそうだわな、こんなワケの分からんメッセージを配したアルバムなんてアメリカじゃ絶対出されないもん。まぁ、バンド名からイメージされるアートだったから良かったのかもしれん。
そのファーストアルバム「Hydra」は1974年にリリースされていて、一般的には南部出身のバンドだからかサザンロックの系譜で出てくることも多いようだ。その実かなりの英国ロック寄りバンドかなぁという気はする。ただ、雰囲気なだけで、やっぱアメリカの骨太バンドかな、ってのはある。ここまで大上段なロックは英国人には出せないですよ、やっぱ。その辺を両方持ち合わせているってのでそれなりに強いバンドだったハズだが、それほど売れなかったようで…とは言え、日本盤も出ていたのだからマズマズといった所だろうか。いつもの常連さん達なら多分買って聴いてた、って人も多いだろうなぁ。
音はギター中心のロックバンドで、やっぱり票が集まるのはいつもの事だがバラード曲の「Feel A Pain」のような楽曲になるのか…それはもうレーナード・スキナードの「Free Bird」のような雰囲気って意味合いです。グイグイと引き込むブルースロック調な曲も多いからアルバム全体として結構ソリッドでカッコ良いのはある。歌も上手いし、ただ引っ掛かりが弱いかなぁ…そのヘンはセカンドの「Land of Money」の方が主張できているみたい。
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