ZZ Top - First Album

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ZZ Top - First Album (1971)
First Album

 70年前後のアメリカのロックってのもそりゃまぁ、多様なカテゴリに分かれていくバンドがごちゃ〜っとまとめて語られていたんだな、っつう感じ。ハードロックもブルースロックもサイケもサザンもさほど分けて語られないもんな。今となってはそれぞれの系譜があるんだが、横で斬ってしまえばバンド単位での個性でしかない、ってなことだ。さてさて、自分のブログ史上でも有名な割に出て来てないバンドってのはたくさんある。しかもアメリカだとそれは実に多いことに気づいている人は長年の読者なら多数いるはずで、きっと自分の特性をご存知だろうと。まぁ、だからそのヘンからするとかなり異質だし、意外とそうでもなくて、聴いてなかったのか?みたいに思われるのかもしれんなぁ…ってののひとつにZZ Topがある。

 いや、前置き書いてみたけど、そういえば聴いたことはあるしもちろん知ってたワケだけど、70年代まで遡って聴き漁ったってほどでもなかった。だから初期の作品とかそんなに知らなかったんですね。んで、色々と最近漁っている中でZZ Topが出てきて、ブルース・カントリーバンド、だよな?というイメージはあったんで、ちょいと…と思って名盤と言われる「Fandango」を聴いてみると、おぉ、なんか随分昔に友人がカセットテープに録ってくれて、それを聴いたことあるな〜って。そんで、そもそもいつデビューなんだろ?って気になってみると1971年。バンド結成は1969年ってことでほほぉ〜、なるほど…ってことでデビュー・アルバム「First Album」を聴いてみるのだった。

 ソリッドで乾いていてかっこ良いアメリカン土着的サウンドで万人に受け入れられる音なんじゃないか?っていう感想。この類の音にハマる人はハマるだろうな〜っていうか、好きだろうな。自分もキライじゃないし、ブルースの流れもあるから聴きやすいし、ギター中心ってのも好みだ。そしてなんといってもこのアメリカならではのノリというかカントリー要素によるカラッとしたサウンドはやはり独特のものだなぁ〜と感じる次第。シンプルに良く出来てるロックサウンドでそりゃまぁ、国民的に愛される音ですな。「First Album」にしてもう既に完全に完成された音楽をやってるんだから凄い。ある意味何時の時代にいつのアルバムを聴いても古臭さもなけりゃ新しさもないっつうアメリカな音を出しているので何から聴いても良いんだろうな、と思う。「First Album」にしてこの音だろ?今でも通じるサウンドだし、今のアメリカでもこういう音出そうとしてるヤツいっぱいいるだろうし。そういう風化の無さに驚いた一枚で、良いとか悪いってのは何も感じないが、なるほどな…と思ったアルバムです。70年代のZZ Topはそういう意味で凄く面白い存在なのかもしれない。









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フレ
Posted byフレ

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