The Willard - Good Evening Wonderful Fiend
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インディーズパンクバンドと呼ばれる類の中には色々な連中がいるものだなと実感することはよくあったのだが、どちらかと言うとナゴム系のイロモノ的なバンドにはあまり興味がなく、ただひたすらストイックに自身の音楽やスタイルを追求しているバンドを好んで聴いていた。そういった面から見ても結構不思議だったのがウィラードと云うバンド。今でこそダムドのキャプテンのモノマネって知ってるけど、インディーズを聴き漁っていた当時1985年頃に見たインパクトは結構なものだった。松本零二の漫画くらいでしかお目に掛からなかった海賊が被る帽子で、しかもドクロのピンがついていてさ、でもってメイクもしていて結構お似合いで、ふ~ん…ってのが最初の印象。
興味はあったもののインディーズバンドなので音を聴きたいって思ってもレコードを入手するしかなくって、結構悩んだんだけどたまたま店で流れていたので聞きかじってしまったのが最初に音を聴いた時。う~ん、かっこいいっつうか余裕シャクシャクのインディーズバンドっつうか、歌メロがいわゆるパンク的なものとは一線を画していて、メロディアスでリズムに左右されないというか、歌にリズムがないんだよね。バックは結構しっかりしていて、バンドらしい音なんだけど、そのビジュアル面でのインパクトと音とが凄くギャップがあるような感じだったな。ファーストアルバム「Good Evening Wonderful Fiend」
セカンドアルバムからメジャーに躍り出てきて、ちょっとしたヒットとなった「Suburban Cowboy」も結構メロディアスなロックで一番人気が出てきた頃じゃないかな。取り立てて音楽的にどうってのはあんまり感じなかったけど、何か印象に残ってるバンドで、こういうのもパンク、なのかなぁと今でも不思議だが、まあ深くは考えまい。宝島全盛期だしな(笑)。
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