Ronnie Lane - One For The Road
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Ronnie Lane - One For The Road (1975)

英国人によるアメリカ音楽、特に南部音楽系のスワンプ・ロックへの傾倒はクラプトンを始め、ジョージ・ハリソンやファミリーなどなどメジャーなバンドや人達からマイナーなミュージシャンまで様々なアーティストが惹き込まれて挑戦していった。もちろん名盤と呼ばれるものもあれば風味レベルで終わったものまで多数輩出しているワケだけど、自分的にそのヘンはかなり苦手な部類でして(苦笑)、英国スワンプからパブ・ロックってのはほぼ全く通っていない。後追いでもそのヘンは追求していない世界でして、そんなことだから英国ロックってのは深すぎて追い切れない自分がまだまだいたり…、ちょいと前にNHK FMでブリティッシュ・ロック三昧を二日間に渡って放送した時、ほぼ全部聴いてた感じだったんだけどこのヘンのスワンプ系とかパブロック、ニューウェーブ系統などなどまだまだ知らぬ世界はいっぱいあるな〜と思って聴いてた。最初はさ、大体知ってるだろ、と思って聴いてたんだけど、甘かった(笑)。
さて、その少ない知識の中から英国スワンプ・ロックとして自分的にはまだ制覇できてないけど気にしてるのがロニー・レインのソロ作品。スリム・チャンス名義だったりするけど、The Small FacesからFacesへと派手なバンドの中心人物でありながら性格的にはこじんまりした方面が好きという正にひねくれ者的な部分が英国らしく、また音楽に対するスタンスもロッドやロニーとは全然異なる方向へと進み、こじんまりと小さな所で好きにプレイする事を好んだと言う。まぁ、後から入れた奴らが大成しちゃったんだからそりゃまぁ、ヒネるのはわかるが…。
1975年にリリースされた三枚目のアルバム「ワン・フォー・ザ・ロード」では当初から描いていたパブロックと言うかスワンプと言うか、思い切り英国的な土着音楽と言うか、アコースティック中心に歌い演奏するシンプルなスタイルでの傑作となった。この人のソロ作品はどれもこれも外れはないんだけどコレ、っていうのもないのが難しい(笑)。感性が鋭くて敏感なんだな〜ってのがよく分かる繊細な作風と音が物語っていて、これがあの酔いどれロックバンドのベーシストだった人なのか〜とそのギャップは驚くが、さすがに時代が35年も経過すればロニー・レインってそういう人だよね、ってのも浸透しているか。
「ワン・フォー・ザ・ロード」はその前の作品群と基本路線に変化はなく、佳曲が揃っていると言って良いが、狙い通りに大衆向けでもなくパブで受ける向けの素朴な音ばかりが詰め込まれている。ロック的にエネルギーを感じるワケでもないし、パフォーマンスもない。ただ歌を歌い演奏しているという感じで、リラックスした雰囲気なので好む人は好むだろうし、装飾なしの音とメロディでちゃんと楽しくアルコールありで楽しませてくれるっつう側面が強いね。タイトル曲「One For The Road」なんてその最高峰かもな〜、凄く良いし、これはもう英国では受けるだろうなぁ…。

英国人によるアメリカ音楽、特に南部音楽系のスワンプ・ロックへの傾倒はクラプトンを始め、ジョージ・ハリソンやファミリーなどなどメジャーなバンドや人達からマイナーなミュージシャンまで様々なアーティストが惹き込まれて挑戦していった。もちろん名盤と呼ばれるものもあれば風味レベルで終わったものまで多数輩出しているワケだけど、自分的にそのヘンはかなり苦手な部類でして(苦笑)、英国スワンプからパブ・ロックってのはほぼ全く通っていない。後追いでもそのヘンは追求していない世界でして、そんなことだから英国ロックってのは深すぎて追い切れない自分がまだまだいたり…、ちょいと前にNHK FMでブリティッシュ・ロック三昧を二日間に渡って放送した時、ほぼ全部聴いてた感じだったんだけどこのヘンのスワンプ系とかパブロック、ニューウェーブ系統などなどまだまだ知らぬ世界はいっぱいあるな〜と思って聴いてた。最初はさ、大体知ってるだろ、と思って聴いてたんだけど、甘かった(笑)。
さて、その少ない知識の中から英国スワンプ・ロックとして自分的にはまだ制覇できてないけど気にしてるのがロニー・レインのソロ作品。スリム・チャンス名義だったりするけど、The Small FacesからFacesへと派手なバンドの中心人物でありながら性格的にはこじんまりした方面が好きという正にひねくれ者的な部分が英国らしく、また音楽に対するスタンスもロッドやロニーとは全然異なる方向へと進み、こじんまりと小さな所で好きにプレイする事を好んだと言う。まぁ、後から入れた奴らが大成しちゃったんだからそりゃまぁ、ヒネるのはわかるが…。
1975年にリリースされた三枚目のアルバム「ワン・フォー・ザ・ロード」では当初から描いていたパブロックと言うかスワンプと言うか、思い切り英国的な土着音楽と言うか、アコースティック中心に歌い演奏するシンプルなスタイルでの傑作となった。この人のソロ作品はどれもこれも外れはないんだけどコレ、っていうのもないのが難しい(笑)。感性が鋭くて敏感なんだな〜ってのがよく分かる繊細な作風と音が物語っていて、これがあの酔いどれロックバンドのベーシストだった人なのか〜とそのギャップは驚くが、さすがに時代が35年も経過すればロニー・レインってそういう人だよね、ってのも浸透しているか。
「ワン・フォー・ザ・ロード」はその前の作品群と基本路線に変化はなく、佳曲が揃っていると言って良いが、狙い通りに大衆向けでもなくパブで受ける向けの素朴な音ばかりが詰め込まれている。ロック的にエネルギーを感じるワケでもないし、パフォーマンスもない。ただ歌を歌い演奏しているという感じで、リラックスした雰囲気なので好む人は好むだろうし、装飾なしの音とメロディでちゃんと楽しくアルコールありで楽しませてくれるっつう側面が強いね。タイトル曲「One For The Road」なんてその最高峰かもな〜、凄く良いし、これはもう英国では受けるだろうなぁ…。
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