Kate Bush - Hounds of Love
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Kate Bush - Hounds of Love (1985)

ロンドンオリンピックの閉会式は正に英国音楽の絢爛さを世界に誇示したとも言えるほどに豪華絢爛な演出と選出によって織り成されたある種の芸術祭だったとも言えるワケで、もちろんリアルタイムで見ることなく後になってからさまざまなコンテンツで見聞きするという愚行により何となくの情報収集ができただけで、リアルタイムならではの不安や期待、そして爆発などを感じることもなく淡々と眺めてました。それがまぁ、即座にiTunes Storeでは「A Symphony of British Music: Music For the Closing Ceremony of the London 2012 Olympic Games」としてコンピレーションがリリースされているワケで、レーベルや所属などなどを一切無視したコンピレーションというのも結構奇跡的なんじゃないかとも思うのだが、全てがオフィシャルなんだろうから許諾されたんだろうな。凄いわ。普通こういうのって誰かが抜けたりして結局不完全版ってのが常だったのに…。ま、ライブそのものが記録されてのリリースじゃないからだろうけど、それならそれで今度はレーベルや事務所などから許可されないこともあるのにさ、色々と凄いものだ。
さて、本題、オリンピック閉会式では気になる人の音楽がいくつも流れたりライブがあったりと英国好きの自分的には半分くらいはもちろん楽しんだワケですな。他は新しくて良く分からんとか、スパイス・ガールズとか聴いたことないし、懐かしくもないから知らんし、とかあるが、中でもKate Bushですか?と流れることに大英帝国の誇りを感じた曲が幾つか。選出基準がよく分からんが、ボウイにしてもKate Bushにしてもへぇ〜って感じではある。そしてオリンピックの最中の日本で言う「蛍の光」の役割を果たしていたのは「Waterloo Sunset」という何とも英国らしい素敵なチョイス。そんな中、Kate Bushの「Running Up That Hill」が流れる訳ですが…。コレって…と思って取り上げてみました。
1985年にリリースされたKate Bushの5枚目のオリジナルアルバム「Hounds of Love」で、前作「Dreaming」の余りにも向こう側に行きすぎてしまったアルバムから3年、随分と現世に戻ってきた感が強かったのと、ドラムの音があまりにも当時のデジタル音すぎて全然聴く気にならなかったのだが、英国では尤も売れたKate Bushのアルバムだとか。そしてWithin Temptationもカバーしていた「Running Up That Hill」はKate Bushの中で一番売れたシングルだとか。へぇ〜、って今更ながらに知った次第で、当時聴いててこの音はな〜ダメだ…。4枚目「Dreaming」までで終わったな〜なんて思ってたんだよね。ところが30年も経過すると「Hounds of Love」が最高傑作のひとつだ、という評価になっているようで、「?」とか思った。まぁ、そういうもんかもしれん、とKate Bushのアルバムの中で「Hounds of Love」もまだ取り上げていなかったので丁度良いか、と聴き直しながら書いている次第。
音の好みで言う印象=ドラムの音の好き嫌いは相変わらずで、自分的にはこの音はちょいとダメだ、ってのはあるがアルバム的に、Kate Bushのファン的に聴いてみる。確かにもちろん「Dreaming」からの流れが明らかだけどなんかねぇ、とりとめが無いっつうか、ま、Kate Bushってそういう音楽なんで良いんだが、まだまだ聴き込みが足りないな、自分。今聴けばそりゃ全盛期の歌声だし、躍動感溢れてるしとにかく艷やかで深みのあるアルバムなのは間違いない。ただ、どうにもロック心を擽るアルバムって感じじゃないんだ…。なんでだろ?自分がズレてる?かも。もちっと聴き込んでみるか、また。
うん、でも面白さの視点が変わったかもな。「Walking the Witch」なんて正にEmillie Autumnがやってる世界だし、革新的で芸術的で先進的でポップス…、まだまだ自分の懐が浅いことを身に染みた一枚。

ロンドンオリンピックの閉会式は正に英国音楽の絢爛さを世界に誇示したとも言えるほどに豪華絢爛な演出と選出によって織り成されたある種の芸術祭だったとも言えるワケで、もちろんリアルタイムで見ることなく後になってからさまざまなコンテンツで見聞きするという愚行により何となくの情報収集ができただけで、リアルタイムならではの不安や期待、そして爆発などを感じることもなく淡々と眺めてました。それがまぁ、即座にiTunes Storeでは「A Symphony of British Music: Music For the Closing Ceremony of the London 2012 Olympic Games」としてコンピレーションがリリースされているワケで、レーベルや所属などなどを一切無視したコンピレーションというのも結構奇跡的なんじゃないかとも思うのだが、全てがオフィシャルなんだろうから許諾されたんだろうな。凄いわ。普通こういうのって誰かが抜けたりして結局不完全版ってのが常だったのに…。ま、ライブそのものが記録されてのリリースじゃないからだろうけど、それならそれで今度はレーベルや事務所などから許可されないこともあるのにさ、色々と凄いものだ。
さて、本題、オリンピック閉会式では気になる人の音楽がいくつも流れたりライブがあったりと英国好きの自分的には半分くらいはもちろん楽しんだワケですな。他は新しくて良く分からんとか、スパイス・ガールズとか聴いたことないし、懐かしくもないから知らんし、とかあるが、中でもKate Bushですか?と流れることに大英帝国の誇りを感じた曲が幾つか。選出基準がよく分からんが、ボウイにしてもKate Bushにしてもへぇ〜って感じではある。そしてオリンピックの最中の日本で言う「蛍の光」の役割を果たしていたのは「Waterloo Sunset」という何とも英国らしい素敵なチョイス。そんな中、Kate Bushの「Running Up That Hill」が流れる訳ですが…。コレって…と思って取り上げてみました。
1985年にリリースされたKate Bushの5枚目のオリジナルアルバム「Hounds of Love」で、前作「Dreaming」の余りにも向こう側に行きすぎてしまったアルバムから3年、随分と現世に戻ってきた感が強かったのと、ドラムの音があまりにも当時のデジタル音すぎて全然聴く気にならなかったのだが、英国では尤も売れたKate Bushのアルバムだとか。そしてWithin Temptationもカバーしていた「Running Up That Hill」はKate Bushの中で一番売れたシングルだとか。へぇ〜、って今更ながらに知った次第で、当時聴いててこの音はな〜ダメだ…。4枚目「Dreaming」までで終わったな〜なんて思ってたんだよね。ところが30年も経過すると「Hounds of Love」が最高傑作のひとつだ、という評価になっているようで、「?」とか思った。まぁ、そういうもんかもしれん、とKate Bushのアルバムの中で「Hounds of Love」もまだ取り上げていなかったので丁度良いか、と聴き直しながら書いている次第。
音の好みで言う印象=ドラムの音の好き嫌いは相変わらずで、自分的にはこの音はちょいとダメだ、ってのはあるがアルバム的に、Kate Bushのファン的に聴いてみる。確かにもちろん「Dreaming」からの流れが明らかだけどなんかねぇ、とりとめが無いっつうか、ま、Kate Bushってそういう音楽なんで良いんだが、まだまだ聴き込みが足りないな、自分。今聴けばそりゃ全盛期の歌声だし、躍動感溢れてるしとにかく艷やかで深みのあるアルバムなのは間違いない。ただ、どうにもロック心を擽るアルバムって感じじゃないんだ…。なんでだろ?自分がズレてる?かも。もちっと聴き込んでみるか、また。
うん、でも面白さの視点が変わったかもな。「Walking the Witch」なんて正にEmillie Autumnがやってる世界だし、革新的で芸術的で先進的でポップス…、まだまだ自分の懐が浅いことを身に染みた一枚。
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