All About Eve - Ultraviolet
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All About Eve - Ultraviolet (1992)

悶絶系な歌声好きってのは日本人にはきっと多いんだろうと思ってるんだが(笑)、一方でそんなのまるで無視!ってメタルなんかも人気あるワケだから人間の嗜好は面白いものだ。いやいや、ジェーン・レルフの純朴さを聴いていて、そう思った次第なんだが、純朴ってのはいいな、と。そこで何を思い出したかったかと言うと…、All About Eveだったんだな。別に関連性は…、そうだな、All About Eveのファーストやセカンドのプロデュースとと元ヤードバーズのポール・サミュエル・スミスとの関連からキース・レルフ、ジェーンってことにしとこうか(笑)。いや、意識してないです…。
1992年にリリースされたAll About Eveの4枚目の作品にして結果現役最終作となった「Ultraviolet」。大体アルバムジャケットからしてかなり「?」マークが舞っているワケだが、時代はアメリカではグランジが、英国ではシューゲイザーが、っていう時期だったワケで、元々80年代終盤にニューウェイブの砦的に出てきているバンドだったからその路線を貫く訳でもなく、結果として時代の潮流に飲まれるサウンドを紡ぎだすことになったのだった。うん、この「Ultraviolet」ではこれまでのAll About Eveの悶絶とは違った音が聴けるのがポイント高いです。それがまた自分的にはかなり好き。当時のファンはこのあまりの変貌に涙したらしいけど、リアルの時はまるで興味がなかったバンドなので後追いで聴くとそれはそれは美しくも悶えるような萌え系の音としてきちんと聴けるんです。そもそもがあどけない歌声のジュリアンヌ嬢だったのが、「Ultraviolet」では更にウィスパーボイスっての?囁くような歌い方になってるから、より一層悶絶系になってるワケです。90年代初頭でコレやってたのってAll About Eveくらいでしょ?やっぱかなりセンス鋭いバンドだったんだろうな。
そして「Ultraviolet」の音はと言えば、シューゲイザーってほどそっちに傾いてる感じでもないけど、そりゃ過去の作品からしたらあの透き通るようなギターがいきなり歪んでるんだから違和感はあるだろうよ。でもさ、そういう変化が面白くて常にどこに向かうんだろ?みたいなのがあっても良かったんだろうけどなとも思う。ジュリアンヌ嬢のやるコトだからいいんだよ、みたいなさ。まぁ、そこまでリスナーもバンドも大人になれないのが実情だろうけどさ。だから再結成してやってるのかもしれないけど、その再結成音もこの「Ultraviolet」に近い路線ってことで、やっぱ初期のあの憂いさは若いから出来たこと?かもしれないな。
21世紀に入ってから英国以外も含めてネオプログレ的な音が多数出てきていて、自分でもこのブログで結構取り上げているんだけど、その音にかなり近いサウンドで、テクニック面と楽曲構成面では近年のバンドの比にはならないけど、根本的な姿勢とかサウンドとかほぼ完成されてる感じで、そういう見方をすると相当時代を先取ったセンスの持ち主達なんだろうとも言える。違和感ないもんな。あ、All About Eveの歴史的には違和感ありますが…。


悶絶系な歌声好きってのは日本人にはきっと多いんだろうと思ってるんだが(笑)、一方でそんなのまるで無視!ってメタルなんかも人気あるワケだから人間の嗜好は面白いものだ。いやいや、ジェーン・レルフの純朴さを聴いていて、そう思った次第なんだが、純朴ってのはいいな、と。そこで何を思い出したかったかと言うと…、All About Eveだったんだな。別に関連性は…、そうだな、All About Eveのファーストやセカンドのプロデュースとと元ヤードバーズのポール・サミュエル・スミスとの関連からキース・レルフ、ジェーンってことにしとこうか(笑)。いや、意識してないです…。
1992年にリリースされたAll About Eveの4枚目の作品にして結果現役最終作となった「Ultraviolet」。大体アルバムジャケットからしてかなり「?」マークが舞っているワケだが、時代はアメリカではグランジが、英国ではシューゲイザーが、っていう時期だったワケで、元々80年代終盤にニューウェイブの砦的に出てきているバンドだったからその路線を貫く訳でもなく、結果として時代の潮流に飲まれるサウンドを紡ぎだすことになったのだった。うん、この「Ultraviolet」ではこれまでのAll About Eveの悶絶とは違った音が聴けるのがポイント高いです。それがまた自分的にはかなり好き。当時のファンはこのあまりの変貌に涙したらしいけど、リアルの時はまるで興味がなかったバンドなので後追いで聴くとそれはそれは美しくも悶えるような萌え系の音としてきちんと聴けるんです。そもそもがあどけない歌声のジュリアンヌ嬢だったのが、「Ultraviolet」では更にウィスパーボイスっての?囁くような歌い方になってるから、より一層悶絶系になってるワケです。90年代初頭でコレやってたのってAll About Eveくらいでしょ?やっぱかなりセンス鋭いバンドだったんだろうな。
そして「Ultraviolet」の音はと言えば、シューゲイザーってほどそっちに傾いてる感じでもないけど、そりゃ過去の作品からしたらあの透き通るようなギターがいきなり歪んでるんだから違和感はあるだろうよ。でもさ、そういう変化が面白くて常にどこに向かうんだろ?みたいなのがあっても良かったんだろうけどなとも思う。ジュリアンヌ嬢のやるコトだからいいんだよ、みたいなさ。まぁ、そこまでリスナーもバンドも大人になれないのが実情だろうけどさ。だから再結成してやってるのかもしれないけど、その再結成音もこの「Ultraviolet」に近い路線ってことで、やっぱ初期のあの憂いさは若いから出来たこと?かもしれないな。
21世紀に入ってから英国以外も含めてネオプログレ的な音が多数出てきていて、自分でもこのブログで結構取り上げているんだけど、その音にかなり近いサウンドで、テクニック面と楽曲構成面では近年のバンドの比にはならないけど、根本的な姿勢とかサウンドとかほぼ完成されてる感じで、そういう見方をすると相当時代を先取ったセンスの持ち主達なんだろうとも言える。違和感ないもんな。あ、All About Eveの歴史的には違和感ありますが…。
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