George Michael And Queen - Five Live

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George Michael And Queen - Five Live (1993)
Five Live クイーン フレディ・マーキュリー神話~華麗なる生涯~【DVD/日本語字幕付】

 フロントボーカリストを失ったバンドはこれほどまでに難航の旅に出てしまうことになるのかと、今にして思う。フレディ・マーキュリーが無くなったのが1991年11月、以降クィーンと言うバンドはやる気満々の二人と、人区切りつけたベーシストが残された。そこで今でもクィーンを職業とする二人は老いても伝説を磨き上げる努力を惜しんでおらず、それはそれでファンとしても嬉しい限りだ。ましてや今度はマイケル・ジャクソンとのデュエットナンバーまでもが公開されるということで話題に事欠かない。どんどん出してくれ、フレディ・マーキュリーの偉大なる姿を。

 1990年初頭頃ワム!のジョージ・マイケルは版権闘争などから自分の曲を歌えない時期があったらしく、そのころは様々な曲のカバーを中心に歌っていたそうだ。知らなかったなぁ、それ。歌のうまい人だからそれはそれで楽しめたんだろうと思うけど、作曲の才能もあったりするミュージシャンだから辛かっただろうな。その頃かな、歌手としての才能に磨きがかかったのは。Queen絡みで言えばもちろんあのフレディ・マーキュリー追悼ライブでの圧倒的な熱唱でファンを虜にし、更にはQueenに加入とまで囁かれ続けた「Somebody To Love」がダントツ。ジョージ・マイケルのソロ曲とかはさほど知らないし聴かないからわからんけど、「Somebody To Love」は全く驚く歌唱力だった。高音もしっかり出ていて、更に柔らかく響かせ通る声がコーラス隊とマッチして正に聖歌のごとくウェンブレーを感動させていたのだ。

 そんなんでちょこっと見てたら「Five Live」というミニアルバムがリリースされていたんだな…マキシシングルってヤツか?「Somebody To Love」と、リサ・スタンスフィールドが入っての「There Are The These Days of Our Life」がウェンブレーのライブから収録されてて、興奮を誘うね。さて、問題は他の曲だ。およそ知らない…ってのもこれまた情けないが、そういう嗜好の違いが顕著に出てしまうってのは自分が聴くアーティストじゃないってことなんだな(笑)。「Killer」はSealとアダムスキーって人のらしい。別に面白くもなんともない「Papa Was…」はどうにもテンプテーションズで知られているらしいが、自分…知らないなぁ(笑)。ま、しょうがない。「Calling You」…、ん?ん??何だろ?と気になって調べたら映画「バグダッド・カフェ」の主題歌だったようだ。その後セリーヌ・ディオンが歌ってヒットさせたらしいが、それは知らない(笑)。「バグダッド・カフェ」ってさぁ、凄い色のトーンが鮮やかなドイツ映画で不思議なんだよな。そっちのが印象深い。最後に「Dear Friends」…、ん?Queenそのままじゃないか?コレってジョージ・マイケル?いや〜、違うでしょ…とか思ってたらやっぱ違った(笑)。思い切りQueenの「Sheer Heart Attack」に入ってるあのままだった。ややこしい所に入れられたもんだ。

 てなことで、ホントはジョージ・マイケルってQueenにふさわしかったのかどうかよくわかんないな。結局実現しなかったんだから相応しくなかったんだろうけど、ちょっと面白そうってのもあった。まぁ、そのヘンはジョージ・マイケルの断りが見事正解だったんだろうと思う。ましてや1990年代じゃね。それを思うとポール・ロジャースってのはやっぱり最強のボーカリストだったんだな。

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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yuccalina  
好きな映画

バグダッド・カフェは大好きな映画です。太っちょのおばさんに恋するおじさん画家の話ですよね。
私もセリーヌ・ディオンのバージョンは知らないです。(^^;

2012/07/22 (Sun) 23:02 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>yuccalinaさん

そう、あの、色彩が鮮やかで印象深い映画。
あのおばちゃん可愛いんだよね。

2012/07/23 (Mon) 00:05 | EDIT | REPLY |   

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