Queen + Adam Lambert - Queen + Adam Lambert
4 Comments
Queen + Adam Lambert (2012)

Greatest Hits (2011 Remaster)
Trespassing - Adam Lambert"
クイーンってのは大変往生際の悪いバンドというイメージもあるのだが、一方で最早フレディ・マーキュリーのオリジナルクイーンってのはクラシックと同じ位置づけになって、そのクラシックをどんな人達が歌えるのか、歌うのか、みたいなものになっている。もちろんその決定権はブライアン・メイとロジャー・テイラーの二人にあるということになるのだが、徐々に年齢を重ねてきたこの二人はどうしたってその思想が徐々にこだわりを薄め始めるってのも当然のことなのかもしれない。
クイーンがアダム・ランバートをボーカルに据えてイベントやツアーに出るってのを聞いた時に、今度はあのアメリカン・アイドルで世に出てきた若造と組んでクイーンを若返らせるのか?と思ったものだ。このアダム・ランバートってもちろん自分は聴いたこともないし、どんな声質とパフォーマンスの持ち主なのか全然知らなかったんで、ほほ〜と思ったくらいだったんだけどね。
Twitterで、かな、ライブやったよ〜ってのが流れてきて、お〜、そうか、もうそんなに時間経ったのか、と思ってYouTubeに走ってみるといくつも映像が上がってて、色々聴けるじゃないか。なるほどなるほど、とどれもこれも画質も音声も良さそうだ、ってことで見てみて結構驚いた。やっぱりクイーンの二人は安直にクイーンを出さなかったな、ってかさ、気品を守ってバンドのステータスも守って人選したんだなと。フレディ・マーキュリーって人は何やっても多分天国から面白いじゃない、いいよ、やれよ、っていう人だと思うんで、ファンの幻想を崩さないようにするのがこのクイーンの二人の役目だしね。
このアダム・ランバートって若者、難しい(笑)。いや、表情がないんだよ。感情起伏を歌にするってのがなくて、機械みたいな表情で恐ろしく幅の広い声域で歌を歌う若者で、クイーンの持つ人間味ってのがなくてねぇ…。そう見えるだけかもしれないけど、その辺がやや気になるな、と。でも、上手い。圧倒的に声も張りがあって艶があるし、高い声だって普通に出してるし、見事だ。パフォーマンスの下手さが気になるが、まぁ、これは経験だからしょうがないとして、存在感とか貫禄ってのはありそうだ。それでYouTubeにいくつも映像が上がっているのをひたすら見聞きして楽しんでいたのだった。
ブライアン・メイも「Under Pressure」ではレッド・スペシャルのダブルネックなんてのを持ち出してきてるし、歌はボウイのパートをロジャー・テイラーが歌ってて、アダム・ランバートはハイトーンが出るからもちろんフレディ・マーキュリーのパートでなかなか突き抜けてるね。「The Show Must Go One」とかその類のバラードに近い雰囲気のある曲での歌唱力とはさ見事だと思うよ。一方のロック曲はちょいとダメってのが面白いな。まぁ、全体的には線が細くて情感に乏しいからってのもあるけど、もう一つは頭の中にフレディ・マーキュリーじゃないクイーンだったらポール・ロジャースってのもあってさ、この歌唱力がハンパじゃなかったからそれとも比較してしまって、まだまだだな〜と思ってしまうからだと思う。こうして思えばポール・ロジャース+クイーンってのはかなりハイレベルな合体だったってことに再度気づくワケでしたね。ま、商売だから良いし、若者へのチャンスとしても良いんだが、アダム・ランバートってやっぱゲイ?普通と雰囲気違うけど…。




クイーンってのは大変往生際の悪いバンドというイメージもあるのだが、一方で最早フレディ・マーキュリーのオリジナルクイーンってのはクラシックと同じ位置づけになって、そのクラシックをどんな人達が歌えるのか、歌うのか、みたいなものになっている。もちろんその決定権はブライアン・メイとロジャー・テイラーの二人にあるということになるのだが、徐々に年齢を重ねてきたこの二人はどうしたってその思想が徐々にこだわりを薄め始めるってのも当然のことなのかもしれない。
クイーンがアダム・ランバートをボーカルに据えてイベントやツアーに出るってのを聞いた時に、今度はあのアメリカン・アイドルで世に出てきた若造と組んでクイーンを若返らせるのか?と思ったものだ。このアダム・ランバートってもちろん自分は聴いたこともないし、どんな声質とパフォーマンスの持ち主なのか全然知らなかったんで、ほほ〜と思ったくらいだったんだけどね。
Twitterで、かな、ライブやったよ〜ってのが流れてきて、お〜、そうか、もうそんなに時間経ったのか、と思ってYouTubeに走ってみるといくつも映像が上がってて、色々聴けるじゃないか。なるほどなるほど、とどれもこれも画質も音声も良さそうだ、ってことで見てみて結構驚いた。やっぱりクイーンの二人は安直にクイーンを出さなかったな、ってかさ、気品を守ってバンドのステータスも守って人選したんだなと。フレディ・マーキュリーって人は何やっても多分天国から面白いじゃない、いいよ、やれよ、っていう人だと思うんで、ファンの幻想を崩さないようにするのがこのクイーンの二人の役目だしね。
このアダム・ランバートって若者、難しい(笑)。いや、表情がないんだよ。感情起伏を歌にするってのがなくて、機械みたいな表情で恐ろしく幅の広い声域で歌を歌う若者で、クイーンの持つ人間味ってのがなくてねぇ…。そう見えるだけかもしれないけど、その辺がやや気になるな、と。でも、上手い。圧倒的に声も張りがあって艶があるし、高い声だって普通に出してるし、見事だ。パフォーマンスの下手さが気になるが、まぁ、これは経験だからしょうがないとして、存在感とか貫禄ってのはありそうだ。それでYouTubeにいくつも映像が上がっているのをひたすら見聞きして楽しんでいたのだった。
ブライアン・メイも「Under Pressure」ではレッド・スペシャルのダブルネックなんてのを持ち出してきてるし、歌はボウイのパートをロジャー・テイラーが歌ってて、アダム・ランバートはハイトーンが出るからもちろんフレディ・マーキュリーのパートでなかなか突き抜けてるね。「The Show Must Go One」とかその類のバラードに近い雰囲気のある曲での歌唱力とはさ見事だと思うよ。一方のロック曲はちょいとダメってのが面白いな。まぁ、全体的には線が細くて情感に乏しいからってのもあるけど、もう一つは頭の中にフレディ・マーキュリーじゃないクイーンだったらポール・ロジャースってのもあってさ、この歌唱力がハンパじゃなかったからそれとも比較してしまって、まだまだだな〜と思ってしまうからだと思う。こうして思えばポール・ロジャース+クイーンってのはかなりハイレベルな合体だったってことに再度気づくワケでしたね。ま、商売だから良いし、若者へのチャンスとしても良いんだが、アダム・ランバートってやっぱゲイ?普通と雰囲気違うけど…。
- 関連記事
-
- George Michael And Queen - Five Live
- Queen + Adam Lambert - Queen + Adam Lambert
- Queen - On Fire: Live At the Bowl 1982 (2004)