Delain - We Are the Others

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Delain - We Are the Others (2012)
We Are the Others: Special Edition April Rain

 色々な事件やニュースが話題になっていて、ホントネットも含めて踊る文字を見ることが多いからか結構食傷気味。こんなにくだらない情報とか同じ情報や憶測がそのままニュースとなって出てくることもこれまであんまりなかったのに、素人が情報発信をいとも簡単に出来るようになってからか、情報の質が落ちた。それをそのまま取り上げるメディアも増えているんで、プロフェッショナル魂とは何処へやら、ってなことも思うのだが、時代の流れか。情報収集する側がきちんと収集する術を身につけないと随分と信用ならない世界になってきたもんだ。もっとも知らなくて良いことが大半だろうから隔離されればそんで良いんだけどね。あ、自分なんかは新聞やテレビってまず見ないから今まで隔離されてたんで良かったんだなぁ…。それがiPhoneとかで色々な情報入ってくるようになったから情報過多に困ってるだけかもしれん、多分そうだ。

 そんでもって肝心な情報を知らなかったというDelainの三枚目の作品「We Are the Others 」のリリース。リリース。結構好きでなんとなく気にしてはいたけど、リリースされてから知ったという情けなさ。情報整理しましょう…。2012年にリリースされたホントに聴きやすい、歌謡曲とも言えるくらいにソフトになった最早メタルというカテゴリにすら入れられないんじゃないだろうか?と思うくらいにソフトなサウンド。どうしてもWithin Temptationの影がチラついてしまうのは歌のメロディラインや声の質感、そして楽曲のメロディアスな上手さと流れる旋律のせいか?兄弟だから同じようなサウンドを構築できるって事もないだろうから、元々の近いセンスに追随したという事なのか?それとも普通にこういう路線に自然になっていったのか?思い起こしてみればセカンドの「April Rain」からこんな路線は始まっていたから、自ずとこんなソフトなメロディアス路線に進むべくして進んだ2つのバンドなのかもしれない。今のところゴシック・メタル界広しと言えどもこの路線を貫いているのはこの二つのバンドしかない。

 まぁ、能書きはともかくですね、Delainの三枚目「We Are the Others 」はメンバーもガラリと変わっているけど、核となるシャーロットと鍵盤のお兄さんに変化はなく、結果進化系のサウンドを知らしめてくれたワケです。このシャーロット嬢って、まだホントにお嬢様の24歳くらいなんじゃないか?それでいてキャリア6年くらいでしょ?大物ともコラボしてるし、先日はSonata Arcticaのライブにもゲストで出ているし、実力の程も知られ始めている。あまりにもクセが無いと言えば無いが、何でも歌いこなせるという器用さも持ってるので、Delainの音楽の幅がかなり広がっている。正直歪んだギターは不要じゃないか?って思う曲も多いし、あっても目立つものでもなくなっているのはジャンルの中ではかなりユニーク。その分シャーロット嬢の歌声がクローズアップされてて、流れるコードの幅が広いからゴツゴツしないでソフトに聴かせている。どの曲もキラーチューンと言って良いレベルに仕上がってて、途中で飽きることはないし、メロディもよく出来てる。強いて言うならばロックさ、に欠けているってことか。

R.I.P
Jon Lord





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フレ
Posted byフレ

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