The Yardbirds & Sonny Boy Williamson - The Yardbirds & Sonny Boy Williamson
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The Yardbirds & Sonny Boy Williamson - The Yardbirds & Sonny Boy Williamson (1965)

英国でマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの知名度が圧倒的だったのは1963年に行われたアメリカンブルースフェスティバルの英国ツアーによるものだろう。その中にはソニー・ボーイ・ウィリアムスンというハーピストもいたのだが、ハープっつうのもあってかやや人気度では劣っていた気がするものの、それにしても英国ブルース・ロック誕生前夜のこの時期に本物のブルースメンを見た連中はどんだけインパクトを受けたことだろうか。その後にはクラプトンを筆頭にこれらのブルースメンとのセッションアルバムなんつうものを出したりするのだが、ストーンズとマディ・ウォーターズのジョイントは1981年の「ライヴ・アット・ザ・チェッカーボード・ラウンジ・シカゴ 1981」で割と新しい。一番最初に本物のブルースメンとのセッションアルバムを出したのは…出したっつうかやったのは多分意外なところでヤードバーズ。ソニー・ボーイ・ウィリアムスンが初めて英国に来た時に見たデビュー前のヤードバーズを気に入ってライブのバックバンドをやらせているってなもんだ。1963年の話。それを後にレコード化したのが「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」というアルバム。その後その時のヤードバーズ単独のライブ音源も追加してかなりの拡張盤にもなってるけど、やっぱソニー・ボーイ・ウィリアムスンとのジョイント盤が迫力満点で面白い。
しかしデビュー前のバンド…即ちアマチュアバンドをバックに起用するって凄いけど、その期待にしっかり応えて違和感なくブルースをプレイしているヤードバーズの面々も凄い。ここで聴けるギターはもちろん今から50年前のエリック・クラプトンだが、さすがだ。本場のブルースメンのサポートとなるブルースのフレーズをしっかりとカマしてくれているし、自己主張もかなりはっきりと表れているので、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンとしてもエリック・クラプトンのギターがあったからヤードバーズを採用したんだろう。なるほど、聴いていると納得するってなもんだ。もちろんソニー・ボーイ・ウィリアムスンクラスになれば一人で歌ってハープも吹いてブルースできる人だったろうからバックバンドなんて大して重要でもなかっただろうが…。
この「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」という作品、もちろんライブ盤だが、普段のレコーディングだってライブみたいなモンだったろうから変わりないって言えば変わりないが、やはり迫力と雰囲気が凄い。「Baby Don't Worry」は歌とハープと手拍子だけで、後のクリームの「Rollin' & Tumblin’」に影響を与えている感じ。自分的にもソニー・ボーイ・ウィリアムスンってどうしてもハープの人だからあまりきちんと聴いてないが。でも、バックはヤードバーズだし、って思って聴いた時に、本場のブルースメンの底力を感じた。当たり前だけど。そんな歴史的に重要なセッションアルバム。


英国でマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの知名度が圧倒的だったのは1963年に行われたアメリカンブルースフェスティバルの英国ツアーによるものだろう。その中にはソニー・ボーイ・ウィリアムスンというハーピストもいたのだが、ハープっつうのもあってかやや人気度では劣っていた気がするものの、それにしても英国ブルース・ロック誕生前夜のこの時期に本物のブルースメンを見た連中はどんだけインパクトを受けたことだろうか。その後にはクラプトンを筆頭にこれらのブルースメンとのセッションアルバムなんつうものを出したりするのだが、ストーンズとマディ・ウォーターズのジョイントは1981年の「ライヴ・アット・ザ・チェッカーボード・ラウンジ・シカゴ 1981」で割と新しい。一番最初に本物のブルースメンとのセッションアルバムを出したのは…出したっつうかやったのは多分意外なところでヤードバーズ。ソニー・ボーイ・ウィリアムスンが初めて英国に来た時に見たデビュー前のヤードバーズを気に入ってライブのバックバンドをやらせているってなもんだ。1963年の話。それを後にレコード化したのが「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」というアルバム。その後その時のヤードバーズ単独のライブ音源も追加してかなりの拡張盤にもなってるけど、やっぱソニー・ボーイ・ウィリアムスンとのジョイント盤が迫力満点で面白い。
しかしデビュー前のバンド…即ちアマチュアバンドをバックに起用するって凄いけど、その期待にしっかり応えて違和感なくブルースをプレイしているヤードバーズの面々も凄い。ここで聴けるギターはもちろん今から50年前のエリック・クラプトンだが、さすがだ。本場のブルースメンのサポートとなるブルースのフレーズをしっかりとカマしてくれているし、自己主張もかなりはっきりと表れているので、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンとしてもエリック・クラプトンのギターがあったからヤードバーズを採用したんだろう。なるほど、聴いていると納得するってなもんだ。もちろんソニー・ボーイ・ウィリアムスンクラスになれば一人で歌ってハープも吹いてブルースできる人だったろうからバックバンドなんて大して重要でもなかっただろうが…。
この「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」という作品、もちろんライブ盤だが、普段のレコーディングだってライブみたいなモンだったろうから変わりないって言えば変わりないが、やはり迫力と雰囲気が凄い。「Baby Don't Worry」は歌とハープと手拍子だけで、後のクリームの「Rollin' & Tumblin’」に影響を与えている感じ。自分的にもソニー・ボーイ・ウィリアムスンってどうしてもハープの人だからあまりきちんと聴いてないが。でも、バックはヤードバーズだし、って思って聴いた時に、本場のブルースメンの底力を感じた。当たり前だけど。そんな歴史的に重要なセッションアルバム。
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