Otis Rush - Mourning in the Morning

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Otis Rush - Mourning in the Morning (1969)
Mourning in the Morning All Your Love I Miss Loving: Live at Wise Fools
Mourning In the Morning - Otis Rush Mourning In the Morning Live ...And In Concert from San Francisco - Otis Rush Live ...And In Concert from San Francisco

 ブルースってのはホントにアチコチの方向性があって単にブルースってもどのヘンのが良いんだ?とかあってさ、そういうのを意識しないでブルースだから、ってことで聴いていると結構その多様性に困ったりする…ってか、そうだった(笑)。その内にシカゴとかテキサス、モダンなんてのが大別できてきて、そのいずれにも当てはまらないロック系、ソウル系のブルースなんてのもあったりして皆色々と挑戦していたり…と言うか、かなり柔軟で、何でも取り入れてやってみたりするんだよね、ブルースメンって。ホーンセクションだってそうだし、ソウルやロックもあったりさ。結局ギター一発で自分の存在感は示せる人達だからどんなサウンドが鳴ってても良いんだよね。その辺がブルースの万能なトコロ…正確にはブルースギタリストの万能なトコロか。

 1969年にリリースされたオーティス・ラッシュの「Mourning in the Morning」はブルースとロックの親子逆転劇とも言わんばかりに、マイク・ブルームフィールドやニック・グレイヴナイツがプロデュースしたアルバムで、ロック寄りと言うよりも白人ブルース寄りのアルバムに仕上がっているのが面白い。曲は大部分をマイク・ブルームフィールドとニック・グレイヴナイツが提供していて、一部はマイク・ブルームフィールドも自分のアルバムで取り上げていたり、ライブの名盤「Live at Bill Grahams Fillmore West 1969」ではオーティス・ラッシュの「It Takes Me」を取り上げていたりと縦横無尽に仕事の成果を楽しんでいたかのようだが、マイク・ブルームフィールドとオーティス・ラッシュの共演ってのは聞いたことないなぁ…。どこかのライブハウスででもやったのかもしれないけどなぁ、いいなぁ〜。

 さてさて、面白いことにそんな連中がプロデュースまでしているのにマイク・ブルームフィールドはこのオーティス・ラッシュの「Mourning in the Morning」ではギターを弾いていないのだ。見事にプロデュースという大仕事に徹している。もっともオーティス・ラッシュのギターだけで十分すぎるくらいに楽しめるアルバムになっているので、出番はないと踏んだんだろうけど、存分に弾いてやるぜ、ってくらいにオーティス・ラッシュのギターが駆け巡る好盤で、ロック好きな連中はたっぷりと楽しめるハズ。毛色の違うギタリストとしてあのデュエイン・オールマンがギタリストとしてゲスト参加しているのはちょいと聴きモンでね、それをマイク・ブルームフィールドがプロデュースしているというなんか夢の様な世界。この「Mourning in the Morning」でのオーティス・ラッシュのギターってそんなにネチネチしてないからかなり聴きやすくブルース・ギターを楽しめるし、それでいてちょいとエグってくれる感じで気楽に楽しめるのも良いね。んでもってホーンセクションの鳴らし方がR&Bからの影響なのかB.B.Kingからの影響なのか、この時期のブルースの特徴なのか、割とゴージャスに鳴っている。まぁ、マイク・ブルームフィールド達の趣味だろうけど(笑)。

 ジャケットはちょいと頂けないけど、中味は最高にロックとブルースの橋渡しが出来ている素敵な作品です。まだまだまだひたれるブルースは山のようにあるねぇ〜♪

Live at Bill Grahams Fillmore West 1969
Michael Bloomfield
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フレ
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