Rod Stewart - Never a Dull Moment

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Rod Stewart - Never a Dull Moment (1972)
Never a Dull Moment Gasoline Alley
Never a Dull Moment - ロッド・スチュワート Never a Dull Moment Gasoline Alley - ロッド・スチュワート Gasoline Alley

 英国のボーカリストとしての知名度としちゃ今じゃ多分トム・ジョーンズ的に名の知られているジェントルマンになっているロッド・スチュワート、もうね、あそこまで大成したロッド・スチュワートってのは誰も何も言えないワケでさ、ミック・ジャガーと同等の地位にあるんじゃね?くらいのものだ。特にアメリカでの成功は今でも大きなものだし、それなりに今でもカバー作品集をリリースしてシナトラ並の世界を築き上げているとも言えるか。昔の仲間からしたらアイツは何してんだ、ってのあったんだろうけどそういうのももう超越しちゃって、全部笑い話で再び遊んでいられるっつうのかな、そんな雰囲気すら漂っている人だ。自分もそんなにハマったことなかったけど、やっぱり最初期のロッド・スチュワートってのは凄くかっこ良いってことに気づいてからは結構そのヘンばかり聴いてたな。今でもロッド・スチュワートって人を誤解している人がいると思うので書いておくと、1975年くらいまでのロッド・スチュワート名義のアルバムって同時進行していたFacesのアルバムなワケなので、質とか演奏とかR&R度とか同じなんだよね。メンバーも一緒だし。ただ、やってることがちょいと違っててFacesはブルース寄りのR&Rスタイルで、ロッド・スチュワートのソロ名義はトラッドやアイリッシュ的な側面を打ち出した歌を聴かせるアルバムに近くてバックの演奏が前に出てくるのではない。その分バンドの力量も試されるんだけど、そこはプロ中のプロで、この両側面を楽しんでいるワケだ。Led Zeppelinはこれら全ての音楽性をひとつのバンドの中で消化してたけど、ロッドとFacesは2つの名義に分けて音楽性を楽しんでいたってことだ。

 1972年リリースのロッド・スチュワート名義での4作目「Never a Dull Moment」だな。相変わらずフェイセスの面々と共に作った作品で、冒頭の「True Blue」からしてもうぶっ飛ぶロックが飛び出してくる。フェイセスと切り離して考える必要ままるで見当たらないアルバムに仕上がっているので、フェイセス聴いてるけどロッド・スチュワートはまだちゃんと聴いてないって人には絶対にオススメだよ、この「Never a Dull Moment」は。ジャケットも地味だしタイトルも地味だからいまいちロック史とかロッド・スチュワートの名盤アルバムには出てこないんだけど、相当熟成されたロックバンドのアルバム感あるよ。熟成って言い方もヘンだな…、脂の乗った、かな。ロン・ウッドって上手いな〜とかロニー・レインもさすがだな〜とか色々わかるし、もちろんロッド・スチュワートの歌声がホントにカッコ良い。ロッド・スチュワートをカッコ良いなんて思ってはいけないって思ってたけど、カッコ良いんだもん(笑)。歌そのものもあるんだけどさ、歌の途中に「ハハッ!」とかさり気なく笑い声があったり余裕が出てくるんだよな。そういうゆとりを持ちながら軽くこんな歌、歌っちゃえるんだぜ、っていうかさ。感情移入しなくたってバラードでリスナーを泣かせられるぜ、みたいな天性の才能を生かした人。全く恐ろしいほどにロックなアルバムで生々しい感情があふれているアルバム。やっぱねぇ、天下一品の一級品です、ロッド・スチュワートは。もちろんこの頃のバックバンドとして位置付けられていたフェイセスのプレイもヘタウマとかじゃなくて、最高にカッコ良いロックバンドのプレイと音。今からでも遅くない、ロッド・スチュワートの初期アルバムは絶対に取り組んだ方が良い。



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フレ
Posted byフレ

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  • 80年代にはラスベガス辺りのディナーショーが似合うエンターティナーになってしまったロッド・スチュワートですが昔はマジメに(?)ロックしてました。 この作品はFACESと並行して活...
  • 2012.06.28 (Thu) 21:42 | 迷走ぶろぐ