Bad Company - Desolation Angels

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Bad Company - Desolation Angels (1976)
Desolation Angels Burnin Sky

 英国斬ってのボーカリストと言えばロジャー・チャップマンもいるが、ロッド・スチュワートやポール・ロジャースなんてのは必ず名が挙がる。その所業の悪さからロッド・スチュワートってのはどうしても外される運命にあって、ポール・ロジャースに票が集まるのが昔のロック評だ。今の時代は知らんからロッド・スチュワートを入れるのかもしれないし、ロバート・プラントも入るのかもしれない。まぁ、それぞれ個性があるから何を基準にってのも明確でないこの英国斬ってのボーカリストというのも意味が無いが。もしロジャー・チャップマンがポール・ロジャース並みにメジャーで恵まれた才能に出会ってシーンにいたとしたらその立ち位置はかなり変わったものになっただろうが、ま、そうは行かないのも現実でして…。一方のポール・ロジャースはフリー時代を下積みにしながら、それでも大ヒットとアルバムを何枚もリリースして評判を上げてから、颯爽と新たなるスーパーバンドのバッド・カンパニーで世界進出を図りこちらもまたまた大成功。才能は世界に広がるものだ。

 1976年にリリースされたバッド・カンパニー5枚目のある意味アメリカ制覇全盛期の作品ともなった「Desolation Angels」。ジャケットも爽やかなイメージを施したヒプノシスの絶妙のセンスで、シンプルにカッコ良いし、アメリカ受けしそうな色合い。そしてアルバム冒頭から快活に始まる「Rock'n Roll Fantasy」がこれまたカッコ良い。その後に続く楽曲だってもう完全に垢抜けたアメリカを狙ったソリッドなサウンドでそりゃ受けるよ、というような音で、久しぶりに「Desolation Angels」を聴いたけど心地良い。でも、アメリカンロックじゃないってところのバランスが良いんだろう。自分流に言えば聴ける範疇内にある音なんです。これが純粋アメリカ人のバンドになるともっとあっけらかんとして抜けすぎてしまってまるで受け付けない音になるという微妙なライン。それでもバッド・カンパニーというバンドの音が物凄く好きかってぇとやっぱそんな事はない。ただ、やっぱポール・ロジャースの歌声は凄いです。もちろんミック・ラルフスのギタープレイも洗練されまくってて、時代を進んでいこうとしているギターってのか、その中でもちょっと無理してるのかな…なんて余計な憶測をしてしまう。でも良いアルバムです。非の打ち所がないくらいに完璧かも。

 残念な事に自分としては「Desolation Angels」を聴いた時はカッコ良い〜ってなるけど、アルバム一枚その持続力が持たない。途中でもういいか、ってなっちゃうのはアメリカン傾向に近いからだが…。そこを何とか助けてくれるのがメリハリの付いたトーンを利かせたミック・ラルフスのギターだ。いや、技量で言えばポール・ロジャースの歌声もあるがどこかハマり切れない。世間的にはかなりブレイクした一枚のようだが後追い世代にはあまりにも…って感のあるアルバムかも。




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フレ
Posted byフレ

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