Family - Its Only a Movie

2 Comments
Family - Its Only a Movie (1973)
Its Only a Movie Bandstand
It's Only a Movie - Family It's Only a Movie Bandstand - Family Bandstand

 インターネットってのが一般に普及してきて皆が簡単にHPをアップできるようになったのもそう昔の話じゃないんだが、その頃はまだまだ色々な意味で創世期だったから何でもありで、ひとつの方向性なんてなかったし、ロックの世界でも同じでHPひとつ取ってもオフィシャルサイトなんてそんなになかったし、CD屋のネット通販だって全然無かった頃。そういう時代にHPを賑わせていたのはファンによる手作りのアーティスト評HPだったりして、その人その人の情感や思い入れ、青春なんかと一緒にアルバム評なんてのも入れられていることが多くて、来日公演の感想とかさ、面白かったんだよな。ところが最近アーティストのディスコグラフィーとか探そうとしてもほとんどそういうサイトが出てこない。オフィシャルサイトとCD屋のサイトばかり。なんで自分がファンサイトを好むかってのは簡単で、このアーティストだとどのアルバムを好きな人が多いんだろう?とか好評価なアルバムって何だろ?とか多数あるアルバム群の中でそのアルバムの位置付けみたいなのが知りたいんだよね。オフィシャルサイトでそんなの出てくる訳ないし、CD屋のサイトでもレビューでもそのアルバムの評判はわかるけどアーティストを通してのアルバム評の順位みたいなのはわからん。なんか、結局そういう生々しい声が見えなくなってるんだよね。FacebookだろうがTwitterだろうがGoogleだろうがこういう普通の事を知る機会が減ってるのは何故?情報が速さだけになってしまって濃い情報の重要性が軽くなってる。ブログだと纏めて書いてれば別だけど、大体単発で記事を書き上げられている場合が多いからアルバム全部を並べてどうの、っていうのはあまり見当たらない。自分も含めてアルバム一枚とか数枚を並べてあれこれってのは多いが。やっぱそこはHPなんだよな。んで、HPの割合がそれほど増えてないんだらそりゃみたいサイトもないわな。寧ろ時間も経ってるからアドレス変わったり皆HPなんて…って辞めちゃってるからどんどん減ってく。結局続けるってのが一番難しいからさ。

 ってな前置きは今回のFamilyってバンドを書くのに思った次第。ファンサイトで一覧にしてるのって簡単に出てこなかったからさ。しかも今回取り上げたのはジム・クリーガン参加の「Its Only a Movie」だったんで評価が割と二分されている…ってか低いアルバムでさ、ただ、自分が聴いた時はそんなに評価が下がるようなアルバムじゃなくて、逆にこんな音やってるのか、と驚いたくらいなのだが、その辺をね、好きな人が相対的に書いていてくれるところってないかな〜って。まぁ、だからと言ってブログの中味が変わる訳じゃないんだけど(笑)、どうしても「Music in a Doll's House」とかジョン・ウェットン参加の「Bandstand」なんてのがスポットを浴びていることが多いけど、何と言うのか、この1973年にリリースされたジョン・ウェットンも脱退して、素直にロジャー・チャップマンとチャーリー・ホイットニーが頑張ってくれてる感じで、7枚目のアルバムともなると往年の作品を意識してと言うよりも時代に合わせてFamilyができることってのをやってる感じで、かなりスワンプ的なサウンド。ただ、まぁ、あのロジャー・チャップマンの歌声なのでそこはもう泥臭くしつこくなるんだけどさ(笑)。鍵盤にはトニー・アシュトン、ってもピアノ中心で音に色を添えている範疇で音楽性への影響は大きくない。そしてギタリストだったジム・クリーガンが本作ではベースを弾いているという贅沢さ。あんだけのギター弾くのにこだわりはなかったんかな?とも思うけど、ベーシスト。当たり障りがないところで弾いているとでも言えるか。

 作品的にはホント、書き切れないくらいに英国的、と言うかカテゴライズできない独特な音。Familyの音ってんでもなくってこの時代特有のアルバム単位での独自性が発揮されているとでも言うべきかな、それにしてはメンツが一流なので仕上がりも濃いし、多分狙った世界観をきちんと表現しているんだと思う。アメリカへの望郷は見られるけど、やってみれば物凄く英国的というギャップがね、面白い。ってなことでFamilyというバンドを語るには外されるくらいに下馬評だけど、作品レベルが低い訳じゃなくてカラーが異なるからという理由が大半のハズだ。アルバムそのものは聴き応えがある…けど、一般受けはしないな(笑)。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
デューク中島  
何とか(カタカナ)の虚像

ファミリーは 輸入盤LPで揃えたので 憶えてないのですが、本作品の邦題は そんな感じのタイトルでした(苦笑)。私が好きだったのは、Fearless,Anyway,Bandstandの順番でしたので、これは あまり聴いてないですが、改めて聴き返してみますね。

2012/06/15 (Fri) 23:15 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

「エクランの虚像」らしいですね。
邦題ってわからん。
やっぱあまり聴く印象のなかったアルバムなんでしょうかねぇ…。

2012/06/16 (Sat) 23:26 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply