Paatos - Breathing
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Paatos - Breathing (2011)

Breathing
日夜自分の目に入るニュースや情報にやや辟易してきた今日この頃、日本は平和なんだ、と思う瞬間でもある。一方で尖閣諸島の寄付金が10億とは全く日本人は素晴らしい。もう少し統治できるようになればマシなのだろうが、まぁ、そういう話はいつまで経っても出てくる話題だから置いておこう。そんなニュースを見ながら、いつもの如く音楽を聴く。何を聴くかは様々だし、アルバム全部を全て聴くというとも限らない。ただ、多くはアルバム丸ごとってのがアーティストとしての表現だったりメッセージだったりするのでやっぱり流しておく。ただ、80分もあると集中力持たないから短い方が良い。でも、良いバンドだと60分でもあとちょっと!と思う事もあるし45分でも長い、と思う時もある。一方で聴いている時間を忘れさせてくれる優美な音楽というのもあって、日常から完全に切り離れる世界を映し出してくれるサウンドは実に貴重だ。そんな背景から人は陰鬱で幽玄とした浮遊的美しさと美を兼ねた音を現実逃避のために聴くのだろう。
Paatosの昨年リリースされた新作「Breathing」はある意味ギャンブルでもあった作品。ベーシストと鍵盤奏者が脱退して果たしてバンドの音がどうなる?という状況で数年、それからの新作に仕上がってきたのでリスナーの期待通りの音なのか?果たして新たなエッセンスと世界に進むのか?しかしバンドの姿はジャケットを見てのとおり4名で鍵盤奏者は不在のようだ。言い方を変えれば普通にロックバンドの3ピース+女性ボーカルとも言えるワケで、あのサウンドが出来るの?とか。
結論的にはまるで問題なく過去のPaatosのセオリーを踏襲した傑作だし、ちょっとクリムゾン度が減った=メロトロンの出演が減ったというところか。それでもサウンドの方向性は正にネオプログレの代表格と言わんばかりに古くからのプログレファンが聴いても納得、新しいロックファンが聴いてもパンチのあるやや複雑な音世界で、探求する価値が見い出せるバンド、とも言える。自分的にはこの手のバンドを結構知らないながらもいくつか聴いたんだけど、Paatosはやっぱ印象深いし、本物的に残るバンドだと思えるし、深いな〜って思う。ライフスタイルにPaatosを組み込むかどうかってとこまでは求めてないけど、そういう人もいるだろうな。起承転結と耽美で陰鬱な世界、しかも歌っている女性の声が実に愛らしい声で…、もう母親だから可愛いとか言わないけど、人間生理的に虜になる歌声です(笑)。ちょっと今回の「Breathing」は以前の作品たちと比べて垢抜けたっつうか明るい感が出たってか、そんな雰囲気の曲もあってステップ踏んでるんだな、っつう感じもするか。メンバーが変わっていくことでクリムゾンのようにどんどん変化していくのではないけど、少しづつ進化していくのだろうか、それとも古くからのバンドの持つイメージにバンドを閉じ込めていくのか、まだまだ楽しみなバンドだね。ネオプログレって、聴きやすくて嬢ボーカルなのが良い♪嬢プログレって言い方にでもしとこうかな(笑)。



日夜自分の目に入るニュースや情報にやや辟易してきた今日この頃、日本は平和なんだ、と思う瞬間でもある。一方で尖閣諸島の寄付金が10億とは全く日本人は素晴らしい。もう少し統治できるようになればマシなのだろうが、まぁ、そういう話はいつまで経っても出てくる話題だから置いておこう。そんなニュースを見ながら、いつもの如く音楽を聴く。何を聴くかは様々だし、アルバム全部を全て聴くというとも限らない。ただ、多くはアルバム丸ごとってのがアーティストとしての表現だったりメッセージだったりするのでやっぱり流しておく。ただ、80分もあると集中力持たないから短い方が良い。でも、良いバンドだと60分でもあとちょっと!と思う事もあるし45分でも長い、と思う時もある。一方で聴いている時間を忘れさせてくれる優美な音楽というのもあって、日常から完全に切り離れる世界を映し出してくれるサウンドは実に貴重だ。そんな背景から人は陰鬱で幽玄とした浮遊的美しさと美を兼ねた音を現実逃避のために聴くのだろう。
Paatosの昨年リリースされた新作「Breathing」はある意味ギャンブルでもあった作品。ベーシストと鍵盤奏者が脱退して果たしてバンドの音がどうなる?という状況で数年、それからの新作に仕上がってきたのでリスナーの期待通りの音なのか?果たして新たなエッセンスと世界に進むのか?しかしバンドの姿はジャケットを見てのとおり4名で鍵盤奏者は不在のようだ。言い方を変えれば普通にロックバンドの3ピース+女性ボーカルとも言えるワケで、あのサウンドが出来るの?とか。
結論的にはまるで問題なく過去のPaatosのセオリーを踏襲した傑作だし、ちょっとクリムゾン度が減った=メロトロンの出演が減ったというところか。それでもサウンドの方向性は正にネオプログレの代表格と言わんばかりに古くからのプログレファンが聴いても納得、新しいロックファンが聴いてもパンチのあるやや複雑な音世界で、探求する価値が見い出せるバンド、とも言える。自分的にはこの手のバンドを結構知らないながらもいくつか聴いたんだけど、Paatosはやっぱ印象深いし、本物的に残るバンドだと思えるし、深いな〜って思う。ライフスタイルにPaatosを組み込むかどうかってとこまでは求めてないけど、そういう人もいるだろうな。起承転結と耽美で陰鬱な世界、しかも歌っている女性の声が実に愛らしい声で…、もう母親だから可愛いとか言わないけど、人間生理的に虜になる歌声です(笑)。ちょっと今回の「Breathing」は以前の作品たちと比べて垢抜けたっつうか明るい感が出たってか、そんな雰囲気の曲もあってステップ踏んでるんだな、っつう感じもするか。メンバーが変わっていくことでクリムゾンのようにどんどん変化していくのではないけど、少しづつ進化していくのだろうか、それとも古くからのバンドの持つイメージにバンドを閉じ込めていくのか、まだまだ楽しみなバンドだね。ネオプログレって、聴きやすくて嬢ボーカルなのが良い♪嬢プログレって言い方にでもしとこうかな(笑)。
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