Lullacry - Where Angels Fear

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Lullacry - Where Angels Fear (2012)
Where Angels Fear Lullacry 4

 フィンランドって面白いわ。音楽的にかなり注目している国で、古くはHanoi Rocksから知ってるワケだから…っても途中が丸ごと抜けてるので語れるほどは知らない。ただ、ここ最近のフィンランド産のバンドってのは好み的にジャンルや表現の違いはあれども好みなメロディ感は必ず持っていて、それは「メランコリック」という単語に表される要素だろうと思う。この「メランコリック」という単語が音楽的に用いられるのはフィンランドのバンドくらいで、他ではまず聞くことのない単語だ。英国だとコケティッシュとかになるし、その他ヨーロッパ諸国ではそういったニュアンスの微妙な線のメロディってのはなくて、もうちょっとはっきりしているし、ともすれば仰々しいくらいになる。ややアンニュイな、という言い方もあるのだろうけど、やっぱ、この「メランコリック」と云うどこか「メリーゴーランド」を思い出す単語の響きがまず好きだな…って話がまるで別の方向性に進んでいるが。

 フィンランド産の嬢メタル…と思われたけど実は嬢ハードロックバンドだったというLullacryっつうバンドの7年ぶり5枚目の作品「Where Angels Fear」がちょいと前にリリースされていて、知ってはいたけどそこまで別に聴きこんでもいないし…って思いながらジャケットでやっぱり気になっていたのでようやく手を出した次第。オープニングから元気良い感じで、おぉ、やっぱLullacryはこういうハードロック調じゃなきゃな…なんて思って聴いていたら、どこか翳りがあって何か憂いを帯びているぞ?何で?もっとあっけらかんとしたハードロックの中にメランコリックさがあるバンドだったのに、これじゃ翳りのあるハードロックの中にメランコリックが…、あんまり存在していない単なるハードロックバンドじゃないか、と意気消沈。もちろんアルバムとしてリリースされているからそれなりのクオリティだし、そんなに絶望するものでもないけど、こういう方向性を選んだのかな?レーベルと揉めたりして7年もの歳月が経過してしまったことで、音楽に対する取り組み姿勢が変わったり音の好みが変わったりしたっつうのは十分に考えられる。まぁ、今の姿が「Where Angels Fear」というアルバムに集約されていますということならそういう音なのだろう。

 元々はもっと明るい感じのHRだったんですが、今回の「Where Angels Fear」はジャケットに象徴されるように何かハジけたい感じもありながら重くはなくて暗さが出てしまってる作品。メロディのメランコリックさはほとんど皆無に等しくて、何かもがいているような感じの曲が多い。アレンジはしっかりと練られているし、アルバム全体としての出来映えも悪くないと言いたいけど、多分残らない作品。実際に他のところのレビュー探してみたけどほとんど出てこないもん。皆書きたくならなかったのか、あえて蓋をしているのか、書きようがなかったのか…、正直に書いてしまっている本ブログが罪なのか。いや、それでもLullacryが好きなんだ、っていうファンはいるだろうし、絶望するほどのものではない。一つの過程として「Where Angels Fear」があるのだ、と思おう。しかし、4曲目の「Feel My Revenge」とかかなり絶望的な曲だぞ…、こういう方向に進むのか?



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フレ
Posted byフレ

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