H.I.M - Dark Light

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H.I.M - Dark Light (2005)
ダーク・ライト(初回限定スペシャル・プライス) ラヴ・メタル

 折角To/Die/Forを聴く機会に恵まれたのでついでにその元祖とも言えるH.I.M.にも手を出してみるかと、多分10年近くぶりに聴くことにした。もちろん自分が聴いたのはこういう世界があるっていう前提を知らない頃だったのでまるで受け付けなかったワケだが、さすがにそれから様々な事を知ることになって、今の自分の耳で聴いてみたら果たしてどうなんだろ?っていう興味もあったし、自分が知っていた時よりも後に出たアルバムでアメリカ進出してある程度知名度をアップさせていったってことなので、多分楽曲レベルも上がっているんだろうという予想もあったんで、うん、まぁ、良い機会じゃないですか。

 ってことで2005年にリリースされたH.I.M.の5枚目の作品、そしてアメリカでのデビュー・アルバムとなったらしい「ダーク・ライト」という作品。丁度この前の4枚目で「ラヴ・メタル」というアルバムをリリースして「ラヴ・メタル」というカテゴリに自らを置いて進出を図っていたようだが、それはともかくながら、正直今でも自分の好みの中にゴシック・メタルの男ボーカルモノってのはほとんど入ってこなくて、あったとしてもParadise Lostくらいで、他のはどれだけゴシックであっても嬢メタルじゃないと聴かない。なので、そもそもゴシック・メタルというジャンルに属するであろうH.I.M.の世界ってどうかな〜という楽しみはあった。ただ、アレコレ紐解いてみるとこの「ダーク・ライト」というアルバムはさすがにアメリカ進出アルバムなだけあってそれまでのバンドの方向性と世界観に加えてより一層ポップ感を出した名盤って反応が多くて、結構な評価をされている感じだったので、良いかな、と。

 そしたら、この「ダーク・ライト」って…、凄いな。こんだけゴシック的なくせに暗くなくて陰鬱でもなくて、やや翳りがある程度に仕上げてる。更に、恐ろしくキャッチーなメロディと聴きやすい歪んだギターを配して、メタル感はほとんど無いままハードロック感っつうか流れる感が強い。それでも多分格好やイメージはゴシックなままだろうから、ゴシックメタルのキャッチー盤として捉えられるのだろうが、これはもうアメリカンハードロックに対するフィンランドハードロックとして良い好対照なアルバムと云うか音と言うか、よく出来てる。凄く聴きやすいし、名盤と言われるのもよく分かる。しっかりとヨーロッパ的な要素は入れてあるし、なるほど…素晴らしい。ボーカルの声質に抵抗なければこういう音ってウケるだろうなぁ。しっかりと美しいし。非の打ち所のないアルバムかもしれない、うん。

 自分が好きかどうか?う〜ん、ちょっと軟弱すぎるか(笑)?いや、そんなことないんだろうけど、なんか…、何かが足りないっつうか違うっつうか、出来過ぎてるっつうか、歌謡曲すぎるっつうか…、分からん。キライじゃないけど好んで聴くほどの何かがあるわけでもない気がする。多分、出てくる音のポリシーが受け付けないんだと思う(笑)。あ、作品的には凄くハイレベルで、十分に世界制覇できるハズの音だと思います、自分が天邪鬼なだけで…。



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フレ
Posted byフレ

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