Queen - The Works

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 栄光のエイティーズ…で行くつもりなのだが、何故かどうしても皆さんのコメントからすると…ちょっと曲がっていかないといけないらしい(笑)。んで…んで、ね、ジョージ・マイケル一世一代の大勝負且つ栄光の瞬間、そして世界のそれが認められた日と言えば1992年4月20日、栄光のフレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサートに於ける「Somebody To Love」。個人的にはこの日のハイライトはアニー・レノックスなんだが(笑)、確かにジョージ・マイケル君も素晴らしかった!偉大なるクイーン。

 そしてクイーンが音楽的にも戦略的にも大きな変換を果たした80年代、彼等のスパイスはジョン・ディーコンの音楽性に惹かれていく、そう、即ちブラコン志向。「地獄へ道連れ」とかね。が、栄光のエイティーズ最中で最高の記録を打ち出したのがもちろんロジャー作の「Radio Ga Ga」だ。あのPVによる宣伝効果は絶大なものを誇っており、以降クイーンのライブでのこの曲のサビ部分によるあの手拍子は永遠に不滅だね。丁度その時にリリースされたアルバムが「The Works」で、ここからは更に「ブレイクフリー」=女装クイーンの正に英国的コメディーセンスの光るPVが印象的で、先のフレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサートの時もリサ・スタンスフィールドが同じ衣装で登場したものだ。しかし今聴き直してみるとこのアルバムの秀逸さがよくわかると思うが、「Tear It Up」は正にハードロッククイーンの象徴だし、更に、更に印象的な、あの目玉のいっぱいくっついた赤い衣装を着た正にフレディが君主として崇められるべき、彼の栄光を象徴するPVが強烈な印象で、そして楽曲の秀逸さと歌詞の重みがフレディの人生を語っているかのようだ。後にフレディがソロアルバムで「Living On My Own」と言う曲で更に赤裸々に人生を物語ったことも今や昔の話か。「It's A Hard life」…クイーンの危機を一人で背負うと意気込んでいた頃のフレディの想いなんじゃないかなぁと憶測してます♪そしてラストは、クイーンを追いかけている人には思い出深い、末期クイーンのコンサートではアンコール後に演奏される、これは「We Will Rock You」と「We Are The Champion」という切っても切れないメドレーの中に意気揚々として登場することとなる「哀しき世界」の美しさ…、正にフレディの声が胸に響く、そしてクイーンはこの曲、いや、ここに書かれた曲のほとんどをライブ・エイドで強烈なパフォーマンスを魅せて解散寸前のバンドを止めたのだ。何よりもそれはクイーンの力によるものだった。

 ん~、やっぱ80年代のクイーンのロックもやっぱり捨てがたいよ。エイティーズの流れもあるけど、フレディの歌を心の叫びがポップスの中でも際立った存在感を魅せていた。子供心にこのフレディとジョージ・マイケル、更にはフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのボーカルのアンチャンの人とは違う雰囲気=(ホモ・ゲイ)っていうのが分かってしまうってのも才能でしょう。

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フレ
Posted byフレ

Comments 5

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evergreen  

まさかのQUEENですが、サービスありがとう。
フレディの80年代は、涙なくしては聞けないですよね。こんなに、手抜きの無いミュージシャンはいなかったんじゃないでしょうか・・・
いつも、一生懸命だったマーキュリーに、私はずっとエールを贈りたいです。

2006/06/10 (Sat) 18:49 | EDIT | REPLY |   
いたち野郎  

クイーンが無条件に好きなためかもしれませんが… 80年代の彼らの曲も結構好きなんですよね…。
ワークスだったら「keep passing the open window」(名バラード!!) そして「hammer to fall」のギター・ソロは、ブライアンのギターワークで一番好きかもしれません… これ、ベスト盤とかではギターソロが半分カットされてるんで要注意です!!

2006/06/11 (Sun) 00:19 | EDIT | REPLY |   
ぷくちゃん  
賛成!

年上には逆らえないぷくちゃんといいます。お姉さまに賛成。クィーンは成功したか失敗したか別として、気の抜けたようなアルバムがないと思います。

だから聞いていて充実感をいつも感じます。ただし好みに合わないときは腹部膨満感を感じますが・・・(爆)

「JAZZ」以降追っかけはしなかったのですが、今聞いて見ると一生懸命だな・・・という感じをいつも受けます。(←何様?ぷく様)

2006/06/11 (Sun) 07:43 | EDIT | REPLY |   
フレ  
コメント感謝!!

>エバねーさん
いや、皆様のリクエストにお応えして(笑)…、っつうかちゃんと80年代も生き延びていった人達だし、しかもリアルで体感したクイーンってホント、これなんだもん。手抜きのないバンド…確かに。あんなに一生懸命なフレディが最後のPVであんなに痩せこけていたっつうのがショックだったなぁ。

>いたち野郎さん
お?ベスト盤の方が聴いたことないかも(笑)。「Hammer To Fall」のソロってかなりロックっぽくキメだけで弾いているって感じで良いですよね。他のは曲に合わせて弾いている、作っているって感じですが、これはね、一発。だからいいのかな。

>ぷくちゃん
「Jazz」以降は…の下り、好きです(笑)。まぁ、ちょっと第三者的に見てしまうってのあるでしょうねぇ。逆に80年代から入るとどのクイーンも全部良くなるので、コッチの方がお得かも(笑)。

2006/06/11 (Sun) 21:33 | EDIT | REPLY |   
Shinyan  
ナルホド!!!

ジョージ・マイケルからココに来るのは、なんとなく分かる気がする・・・
トリビュートコンサートは今でも見直すもんね・・・
DVDはともかく、WOWOWで放送された6時間版も珠に見直しちゃったりして・・・
しかし、早くDVDにしとかないとイケナイナ

 俺も「JAZZ」で縁切れ派なんだけど
一度位は聴いてみるか!!!案外ハマッタリシテ・・・

2006/06/13 (Tue) 21:44 | EDIT | REPLY |   

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