Focus - Moving Waves
![ムーヴィング・ウェイヴズ [Limited Edition] (紙ジャケット仕様)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/512P6SS0V6L._SL500_AA300_.jpg)



お?ウチのブログってフォーカスって書いてなかったんだ?先日Traceを教えてくれた方はTraceを聴くとフォーカスをイメージするってことを言っていたので、なるほど、そうなのか…とフォーカスが頭の中に残っていたんで、ちょいと取り上げようと思ってみてみると書いたことなかったみたい。まだそういうのたくさんあるんだろうと重いながらも、久々に聴いてみるかね、って気分になって良かった♪
自分的にフォーカスと言えば1971年にリリースされた「ムーヴィング・ウェイヴズ」が代表的でして、ってか、これくらいしかまともに聴いてないかも。それもオランダを代表するプログレバンドとしてではなくてコミックバンドとして聴いてただけに近い(笑)。昔から今に至るまでコミックバンドってのは世界的にテクニカルな人が多くて、最近ではアニメタルUSAとかもそうだしさ、日本だと代表的なのはSex Machingunsとか筋肉少女帯なんてのがそんな感じ。ドイツだとラムシュタイン?とかさ。いや、まぁ、そういう意味でフォーカスってのはかなり違うか。「ムーヴィング・ウェイヴズ」を聴いたことある人はもちろん知ってるんだろうけど、冒頭の「Hocus Pocus」でその意味はわかるハズ。なんだこれ?ってくらいハードロックなくせに歌メロがさ…、ね、ヨーデルのメロディっての?よくわからんが、確かに相当プログレッシブな感性によるアプローチの曲で、もうこの一曲しかイメージがない。まぁ、何枚もアルバム出してるから実力はあるしそれなりに売れていたらしいが、アルバム丸ごと聴いても「Hocus Pocus」ほどのインパクトあるのはなかなか無い。強いて言えばThe Crazy World of Arthur Brownの「Fire」くらいか。それくらいインパクトあるハズ。
えっと、脱線しまくってるけど、フォーカスってのはオランダのプログレバンドで、その「Hocus Pocus」を除けば叙情的で正しくプログレ的な曲が並んでいて名盤と言える出来映えに仕上がっているのが「ムーヴィング・ウェイヴズ」だ。特にB面を制する「Eruption」はVan Halenのアレの元ネタ…なんてのは嘘でして(笑)、いや、でもそれくらいヤン・アッカーマンのギターは正確無比にジャズ・クラシックロックしているプレイが聞けます。そんな大作で聴き応えも十分。2曲目の「Le Clochard」なんてのも叙情的なヤン・アッカーマンのクラシックギタープレイで聴かせてくれます。基本的に美しい音色を基調とするバンドなので重くもなく害もないテクニカルなサウンドを楽しめるバンドで、そういう意味では確かにTrace的かもしれないな。納得。ただ、どうしてもあの一曲の印象が…(笑)。それを超えた人はフォーカスの本質に目覚められると想います。うん。
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