Tank - Power of Hunter
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Tank - Power of Hunter (1982)

ただ単にサウンドが似ているだけなら、多分速攻で飽きられてメディアからも相手にされず、歴史にも残らないバンドにしか成り下がらないが、そうはならない個性がきちんと際立っていればリスナーには支持されるもんだ。音楽の世界って不思議なもので、誰かが最初に出てくると、似たようなのがゾロゾロと出てきては消えていく構造になってる。それはもう何十年も前から同じで、それがブームって言われたりする。ホントは元々そういう音を出していたバンドなのか、即席でそういう音を出すようになったのかよく分からない。でも、日本でも世界でもそういうシーン形成が多くて多分今でもそうなんじゃないかな。ちょっと前にローファイなの聴いてる時もそんなのが並べてあったし。ま、その方が売りやすいっていう理由なら分かりやすいが、同じ時期に同じような音を自発的に環境的に出しているバンドが多数出ていたとしたらそれはそれで面白いなとは思う。
motorheadの舎弟バンドとして意識して出てきたワケでもないけど、その攻撃性と疾走感と何と言ってもダミに歪んだ歌声が舎弟分と言われるのだろうTankの1982年にリリースされたセカンドアルバム「Power of Hunter」です。ファースト「Filth Hounds of Hades」もインパクトあったし4枚目の「Honour & Blood」は超名盤なのは間違いないし、その間の作品だってもちろんTankなんだからカッチョ良いハズなんですよ。ただ、恐ろしくジャケットが地味なのが目立たない大きな理由だろうか。サバスのイメージでも狙ったのかなぁ…。それはともかく、ダムドのアルジーがやってるっつうのがいつまで経っても違和感あって、不思議な感じ。ダムドったら思い切りシンプルなパンクから見事にニューウェイブの世界を作り上げていったバンドだし、もちろんそこにはアルジーはいないんだが、そんなイメージのバンドと一方のTankはゴツゴツの薄汚れたロック路線で、全然違う。シンプルな音の作りとチープなサウンド、メタルとは言えないストレートなサウンドにダミ声で攻撃的に聴く者を威圧してくるサウンド、正しくmotorhead直系と言える音で、レミーとアルジーの接点が不思議で面白い。
「Power of Hunter」は初っ端聴いてみれば分かるけど、全然地味でも何でもないアルバム。やや単調になるキライはあるものの、何となく頭振ってる自分がそこにいるんじゃないだろうか。速すぎる音じゃないけど、パワーが詰め込まれていて何かを捨て去っているようなエネルギーを聴かせてくれるサウンド。テクも関係なくてバンドでゴリ押ししてくるタイプだね。最近は難しいこと考えずにこういうサウンドのエネルギーに身を任せるのが心地良くなってきてるかな。


ただ単にサウンドが似ているだけなら、多分速攻で飽きられてメディアからも相手にされず、歴史にも残らないバンドにしか成り下がらないが、そうはならない個性がきちんと際立っていればリスナーには支持されるもんだ。音楽の世界って不思議なもので、誰かが最初に出てくると、似たようなのがゾロゾロと出てきては消えていく構造になってる。それはもう何十年も前から同じで、それがブームって言われたりする。ホントは元々そういう音を出していたバンドなのか、即席でそういう音を出すようになったのかよく分からない。でも、日本でも世界でもそういうシーン形成が多くて多分今でもそうなんじゃないかな。ちょっと前にローファイなの聴いてる時もそんなのが並べてあったし。ま、その方が売りやすいっていう理由なら分かりやすいが、同じ時期に同じような音を自発的に環境的に出しているバンドが多数出ていたとしたらそれはそれで面白いなとは思う。
motorheadの舎弟バンドとして意識して出てきたワケでもないけど、その攻撃性と疾走感と何と言ってもダミに歪んだ歌声が舎弟分と言われるのだろうTankの1982年にリリースされたセカンドアルバム「Power of Hunter」です。ファースト「Filth Hounds of Hades」もインパクトあったし4枚目の「Honour & Blood」は超名盤なのは間違いないし、その間の作品だってもちろんTankなんだからカッチョ良いハズなんですよ。ただ、恐ろしくジャケットが地味なのが目立たない大きな理由だろうか。サバスのイメージでも狙ったのかなぁ…。それはともかく、ダムドのアルジーがやってるっつうのがいつまで経っても違和感あって、不思議な感じ。ダムドったら思い切りシンプルなパンクから見事にニューウェイブの世界を作り上げていったバンドだし、もちろんそこにはアルジーはいないんだが、そんなイメージのバンドと一方のTankはゴツゴツの薄汚れたロック路線で、全然違う。シンプルな音の作りとチープなサウンド、メタルとは言えないストレートなサウンドにダミ声で攻撃的に聴く者を威圧してくるサウンド、正しくmotorhead直系と言える音で、レミーとアルジーの接点が不思議で面白い。
「Power of Hunter」は初っ端聴いてみれば分かるけど、全然地味でも何でもないアルバム。やや単調になるキライはあるものの、何となく頭振ってる自分がそこにいるんじゃないだろうか。速すぎる音じゃないけど、パワーが詰め込まれていて何かを捨て去っているようなエネルギーを聴かせてくれるサウンド。テクも関係なくてバンドでゴリ押ししてくるタイプだね。最近は難しいこと考えずにこういうサウンドのエネルギーに身を任せるのが心地良くなってきてるかな。
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