Third Ear Band - Third Ear Band
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Third Ear Band - Third Ear Band (1970)
![Lost Broadcasts [DVD] [Import]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/51XoncC5bfL._SL500_AA300_.jpg)
Live Ghosts
サイモン・ハウス繋がりで…なんてバイオグラフィ的に思いついて且つあちこちで見かける形容詞として出てくるバンドがThird Ear Band。昔から苦手なバンドのひとつなんだよなぁ、このThird Ear Bandって。結局全アルバムとも聴いてるんだけど、どうにも何度も聴く気がしない音ばかりが出てくる。どれも凄くレベルが高いのも分かるし音楽的に凄く高尚だってのも分かるんだけど、ロックのフィールドで語られるものでもないし、プログレでもない。民族音楽と言うほどどこかの民族の音楽じゃないし、そういう意味で凄く唯一無二の存在感なので、ロックのフィールドで語られるしかないのもわかるのだが…と苦手意識なりに再挑戦してみるのでした。
1970年にリリースされた実はサイモン・ハウスが参加する前の二枚目のアルバム「天と地 火と水」でして、これもまた話題になる「空気、土、火、水」というテーマに基づいたインストものが延々と続くという代物。パーカションと、オーボエ、リコーダー、バイオリンにヴィオラ、そしてチェロという楽器で構成されているバンドの布陣を見るだけでも到底ロックじゃないってことはわかるだろうけど、どんなモノのプログレ本を見てもThird Ear Bandをケナしているのは見たことがない。とにかくこれぞ、というような取り上げ方をしていることが多いからやっぱりこういうのを理解できないとプログレとか聴けないんかなぁ…と少年心に思ったものだ。
でもやはり、こういう呪術的な雰囲気すら漂う高尚な音楽は自分のライブラリにはあっても聴く方ではなくコレクションしておくだけのものだなということに気づいた。もちろん流していれば心地良くなるのもあるし、多分どこかでエクスタシーを感じるようなものでもあるんだろうけど、なかなかそこに入り込むまでがねぇ…。下手したら若い頃の方が入り込めたかもしれない。今の時間の流れに生きていると、こういうものをじっくりと時間をかけて血肉にして取り入れて日常化させるってのはちょいと無理だなと。そういう時間が取れる方はかなり面白いサウンドだし、緻密な作りになっているのでこういう音使いを楽しんでいけるんじゃないだろうか。しかしホントによくわからん世界だ…。
んでアマゾン見てたら、「Lost Broadcasts」っつうのが出てて、これって未発表ラジオライブの模様の映像化か?と。やっぱり発掘音源も出てくるくらいのバンドなんだと改めて思ったのと、ライブでこんなんできるのかい?という不思議と両方…。

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サイモン・ハウス繋がりで…なんてバイオグラフィ的に思いついて且つあちこちで見かける形容詞として出てくるバンドがThird Ear Band。昔から苦手なバンドのひとつなんだよなぁ、このThird Ear Bandって。結局全アルバムとも聴いてるんだけど、どうにも何度も聴く気がしない音ばかりが出てくる。どれも凄くレベルが高いのも分かるし音楽的に凄く高尚だってのも分かるんだけど、ロックのフィールドで語られるものでもないし、プログレでもない。民族音楽と言うほどどこかの民族の音楽じゃないし、そういう意味で凄く唯一無二の存在感なので、ロックのフィールドで語られるしかないのもわかるのだが…と苦手意識なりに再挑戦してみるのでした。
1970年にリリースされた実はサイモン・ハウスが参加する前の二枚目のアルバム「天と地 火と水」でして、これもまた話題になる「空気、土、火、水」というテーマに基づいたインストものが延々と続くという代物。パーカションと、オーボエ、リコーダー、バイオリンにヴィオラ、そしてチェロという楽器で構成されているバンドの布陣を見るだけでも到底ロックじゃないってことはわかるだろうけど、どんなモノのプログレ本を見てもThird Ear Bandをケナしているのは見たことがない。とにかくこれぞ、というような取り上げ方をしていることが多いからやっぱりこういうのを理解できないとプログレとか聴けないんかなぁ…と少年心に思ったものだ。
でもやはり、こういう呪術的な雰囲気すら漂う高尚な音楽は自分のライブラリにはあっても聴く方ではなくコレクションしておくだけのものだなということに気づいた。もちろん流していれば心地良くなるのもあるし、多分どこかでエクスタシーを感じるようなものでもあるんだろうけど、なかなかそこに入り込むまでがねぇ…。下手したら若い頃の方が入り込めたかもしれない。今の時間の流れに生きていると、こういうものをじっくりと時間をかけて血肉にして取り入れて日常化させるってのはちょいと無理だなと。そういう時間が取れる方はかなり面白いサウンドだし、緻密な作りになっているのでこういう音使いを楽しんでいけるんじゃないだろうか。しかしホントによくわからん世界だ…。
んでアマゾン見てたら、「Lost Broadcasts」っつうのが出てて、これって未発表ラジオライブの模様の映像化か?と。やっぱり発掘音源も出てくるくらいのバンドなんだと改めて思ったのと、ライブでこんなんできるのかい?という不思議と両方…。
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