Gong - Flying Teapot
2 Comments
Gong - Flying Teapot (1973)

Flying Teapot
Angel's Egg
はて、スティーブ・ヒレッジと言えば、普通はゴングというバンドを連想するのかな?普通…普通…普通ってなんだ?意味ないか(笑)。なんてことはない多数決で決められることが普通なのかもしれないが、まぁ、自分的にはスティーブ・ヒレッジっつうと「Fish Rising」なんだけど、まぁ、ゴングでもいいや。それもどっちかっつうと超絶テクニカルフュージョン集団になってからのゴングのイメージなんだけどさ、それがまぁ、その過渡期にはまるで似つかわしくもないふざけたアルバムを作っていて、そのメンバーの一員でしかなかったというのに軽く驚きさえするものだ。ゴングの歴史はもう自分なんかでは語り尽くせない程の長さと複雑さを持っていて、最初期のデヴィッド・アレンが仕切っていた頃のサイケデリック&スペイシーなゴングから超絶集団への変革、一方ではお遊びとしか思えないようなアレンのゴングシリーズもあったりしてまるでワケがわからない。なのであまりハマらないようにしていたんだけど、聴くと面白くてねぇ…、ハマります。ザッパ好きな人は多分好きになるはずで…こんな世界をフランスから出てきたバンドがやってましたったことです。もっともデヴィッド・アレンはオーストラリア人のヒッピーでして英国に来ていた時にSoft Machine組んでフランス行って帰れなくなってそこでバンド組んだのがゴング。ワケ分からない人です。
さて、1973年のゴングの有名な「ラジオノーム・インビジブル」シリーズの第一作目となる完全にかっ飛んだアルバム「Flying Teapot」です。この期「Angel's Egg」「You (Radio Gnome Invisible, Pt. 3)」と続くんだけど、どんどんデヴィッド・アレンの居場所がなくなっていくのがわかる過程とも言えるこのシリーズ、やっぱり最初の「Flying Teapot」が一番面白いよな。ヒッピー精神そのままの音世界でして、いや、内容はかなりの創作物らしくアレコレと話が繋がっているみたいなんだけど自分はもう日本盤なんて手に入らない時に音が聴きたくてレコードを探して買ってたので何を歌っているものなのかよく知りません。今の時代は便利でしてね、ようやくこういう内容だったのか、ってのがアチコチ書かれているのが嬉しい。やっぱりヘンなアルバムだったのが確認できたってワケだ。
いや〜、これはもうさ、スティーブ・ヒレッジだからどうだとか、ここでピエール・ムーランがいるかどうか分からんけど、そのドラムがどうだとかそういう次元は軽く超えていて、明らかにデヴィッド・アレンのラリった頭の中の世界が描かれている。ここまで音って作れるのか?ってくらい見事なぶっ飛びの音世界で、久々にこの世界に触れたけどハマれる。これがさぁ、不思議なことに辛くないんだよね。軽いっつうか、おふざけとも言えるんだろうけど「聴くぞ!」とか「延々と続く…」とか辛い思いを一切しなくて普通に流しているとフワフワしてくるんだよ…ってそれ、危ないんじゃね?ってくらい。宇宙的っつうよりももっと神秘的な感じでそれでいて滅茶苦茶フザけていて現実的に遊んでいる不思議なアルバム。バンドの出来映えとかそういうのを期待するんじゃなくて、物語と音と世界と頭の中が一緒くたになって出てきた表現の音、てな感じです。大体さ、ジャケットからして意味不明でしょ?これがそのまんまの世界。




はて、スティーブ・ヒレッジと言えば、普通はゴングというバンドを連想するのかな?普通…普通…普通ってなんだ?意味ないか(笑)。なんてことはない多数決で決められることが普通なのかもしれないが、まぁ、自分的にはスティーブ・ヒレッジっつうと「Fish Rising」なんだけど、まぁ、ゴングでもいいや。それもどっちかっつうと超絶テクニカルフュージョン集団になってからのゴングのイメージなんだけどさ、それがまぁ、その過渡期にはまるで似つかわしくもないふざけたアルバムを作っていて、そのメンバーの一員でしかなかったというのに軽く驚きさえするものだ。ゴングの歴史はもう自分なんかでは語り尽くせない程の長さと複雑さを持っていて、最初期のデヴィッド・アレンが仕切っていた頃のサイケデリック&スペイシーなゴングから超絶集団への変革、一方ではお遊びとしか思えないようなアレンのゴングシリーズもあったりしてまるでワケがわからない。なのであまりハマらないようにしていたんだけど、聴くと面白くてねぇ…、ハマります。ザッパ好きな人は多分好きになるはずで…こんな世界をフランスから出てきたバンドがやってましたったことです。もっともデヴィッド・アレンはオーストラリア人のヒッピーでして英国に来ていた時にSoft Machine組んでフランス行って帰れなくなってそこでバンド組んだのがゴング。ワケ分からない人です。
さて、1973年のゴングの有名な「ラジオノーム・インビジブル」シリーズの第一作目となる完全にかっ飛んだアルバム「Flying Teapot」です。この期「Angel's Egg」「You (Radio Gnome Invisible, Pt. 3)」と続くんだけど、どんどんデヴィッド・アレンの居場所がなくなっていくのがわかる過程とも言えるこのシリーズ、やっぱり最初の「Flying Teapot」が一番面白いよな。ヒッピー精神そのままの音世界でして、いや、内容はかなりの創作物らしくアレコレと話が繋がっているみたいなんだけど自分はもう日本盤なんて手に入らない時に音が聴きたくてレコードを探して買ってたので何を歌っているものなのかよく知りません。今の時代は便利でしてね、ようやくこういう内容だったのか、ってのがアチコチ書かれているのが嬉しい。やっぱりヘンなアルバムだったのが確認できたってワケだ。
いや〜、これはもうさ、スティーブ・ヒレッジだからどうだとか、ここでピエール・ムーランがいるかどうか分からんけど、そのドラムがどうだとかそういう次元は軽く超えていて、明らかにデヴィッド・アレンのラリった頭の中の世界が描かれている。ここまで音って作れるのか?ってくらい見事なぶっ飛びの音世界で、久々にこの世界に触れたけどハマれる。これがさぁ、不思議なことに辛くないんだよね。軽いっつうか、おふざけとも言えるんだろうけど「聴くぞ!」とか「延々と続く…」とか辛い思いを一切しなくて普通に流しているとフワフワしてくるんだよ…ってそれ、危ないんじゃね?ってくらい。宇宙的っつうよりももっと神秘的な感じでそれでいて滅茶苦茶フザけていて現実的に遊んでいる不思議なアルバム。バンドの出来映えとかそういうのを期待するんじゃなくて、物語と音と世界と頭の中が一緒くたになって出てきた表現の音、てな感じです。大体さ、ジャケットからして意味不明でしょ?これがそのまんまの世界。
- 関連記事
-
- Pierre Moerlen's Gong - Downwind
- Gong - Flying Teapot
- Gong - Shamal