Arzachel - Arzachel
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Arzachel - Arzachel (1969)
![Arzachel [12 inch Analog]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/61DqE1H9VWL._SL500_AA300_.jpg)
Arzachel
サイケだスペーシーだと言う言葉が出てくるとやっぱり60年代だよなぁ…みたいな空気があって、まぁ、そっちはあんまり深く聴いてなくって詳しくないし、と思いながらもふと自分のブログの過去記事を漁ってみると「あれ?書いてないんだ?」ってのを発見することもある。まぁ、書いてないってことはその間には多分聴いてないってことなんだろうって思うのだが、それも不思議なことに6年くらい聴いていなくてもジャケットとかバンド名思い出したり見たりするとあんな音だったな〜みたいな記憶は蘇るもので、それは面白い。多分アルバムジャケットと音のイメージだけが格納された記憶にあるのだろう。細かい音はもちろん覚えていないので、インデックス的な記憶の仕方をしている自分の脳を実感するのだった。はて、そんなに何回も聴いた記憶は間違いなくない、と断言できるサイケデリック・スペーシー系、いや、その辺って何回聴いても覚えられないから分からんけど、多分数回しか聴いてないはずだ…、いや?待てよ、カンタベリーだから…もっと聴いてるか…。
1969年にリリースされたArzachelというバンドの唯一の作品「Arzachel」です。もちろん知ってる人は知ってるし、知らない人もバンド名検索すればプログレ系統では有名な作品ってのとメンバーのメジャーさがわかるのでそのヘンは割愛。バンド名で言えばGongとKhanとEggとUrielなどなどの関係です。ってかUrielそのものの再結成版、ただしあんまり公にしないで謎の一枚的にリリースしようよ、それでも小遣いはあげるからさ、という一枚のようだ。おかげでしばらくの間は珍しがられて重宝されて、レアもの扱いされていたが、一方では無名なバンドなので再発とかもなく、かなりのプレミア価格で取引されていた一枚でもある。その頃目の前で見たもんなぁ。3諭吉ぐらいだったかな?忘れたけど手が届かないシロモノだったのは確か。その後しばらくしてからピンク色のレコード盤を見つけてどこかの再発の何かか?と思って数千円で買ったんだけどさ、もちろん海賊盤でして、しかも前見たのは青色盤だったし…なんてどっちが本物なんだ?なんて気にしてはいたけど、海賊盤でもレコードがあるのは嬉しかったな。音なんてそもそも良い悪いを気にする音楽でもなかったし(笑)。結果ピンク色盤はドイツ盤の模倣で、オリジナル英国盤は青盤だったらしい。その他の国のモノクロ盤ってのもあったようで、それは見たことなかったな。そういえばCD時代になってからは青色盤で見かけたっけ。
さて、内容なんだけど、ヒレッジ、モント・キャンベル、デイブ・スチュワート、クライブ・ブルックっつう面々の1969年の作品なんだからもちろんサイケデリックな雰囲気且つ思い切りカンタベリーな淡々としたサウンドで、そりゃもう名盤扱いされますよ、これ。3コードのロカビリーでさえカンタベリーサウンドなんだから。一体何でそんなカンタベリーサウンドなんだ?ってのはやっぱりオルガンかな。そしてスペイシーな雰囲気も同じくオルガンと無機質なヒレッジのギターによる功績だろう。何とも言えないこの辺りのサウンドは時代性もあるけど、間違いなく実力のある個性派たちの演奏による偶発じゃないだろうか。ソフツやキャラバンとはまた異なったカンタベリー世界観…、不思議だよな。それでも時代に迎合してブルース・ロック的な展開を目論んでいるんで、そのセンスの良さは当時のロックシーンからしても結構驚異的なハズなんだが、無名バンドということが前提だったので日の目を浴びる場所に出てこなかったのが残念。コレ、もっと良質な録音と音で聞けたらかなり迫力あるアルバムだよなぁ…。


![Arzachel [12 inch Analog]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/61DqE1H9VWL._SL500_AA300_.jpg)

サイケだスペーシーだと言う言葉が出てくるとやっぱり60年代だよなぁ…みたいな空気があって、まぁ、そっちはあんまり深く聴いてなくって詳しくないし、と思いながらもふと自分のブログの過去記事を漁ってみると「あれ?書いてないんだ?」ってのを発見することもある。まぁ、書いてないってことはその間には多分聴いてないってことなんだろうって思うのだが、それも不思議なことに6年くらい聴いていなくてもジャケットとかバンド名思い出したり見たりするとあんな音だったな〜みたいな記憶は蘇るもので、それは面白い。多分アルバムジャケットと音のイメージだけが格納された記憶にあるのだろう。細かい音はもちろん覚えていないので、インデックス的な記憶の仕方をしている自分の脳を実感するのだった。はて、そんなに何回も聴いた記憶は間違いなくない、と断言できるサイケデリック・スペーシー系、いや、その辺って何回聴いても覚えられないから分からんけど、多分数回しか聴いてないはずだ…、いや?待てよ、カンタベリーだから…もっと聴いてるか…。
1969年にリリースされたArzachelというバンドの唯一の作品「Arzachel」です。もちろん知ってる人は知ってるし、知らない人もバンド名検索すればプログレ系統では有名な作品ってのとメンバーのメジャーさがわかるのでそのヘンは割愛。バンド名で言えばGongとKhanとEggとUrielなどなどの関係です。ってかUrielそのものの再結成版、ただしあんまり公にしないで謎の一枚的にリリースしようよ、それでも小遣いはあげるからさ、という一枚のようだ。おかげでしばらくの間は珍しがられて重宝されて、レアもの扱いされていたが、一方では無名なバンドなので再発とかもなく、かなりのプレミア価格で取引されていた一枚でもある。その頃目の前で見たもんなぁ。3諭吉ぐらいだったかな?忘れたけど手が届かないシロモノだったのは確か。その後しばらくしてからピンク色のレコード盤を見つけてどこかの再発の何かか?と思って数千円で買ったんだけどさ、もちろん海賊盤でして、しかも前見たのは青色盤だったし…なんてどっちが本物なんだ?なんて気にしてはいたけど、海賊盤でもレコードがあるのは嬉しかったな。音なんてそもそも良い悪いを気にする音楽でもなかったし(笑)。結果ピンク色盤はドイツ盤の模倣で、オリジナル英国盤は青盤だったらしい。その他の国のモノクロ盤ってのもあったようで、それは見たことなかったな。そういえばCD時代になってからは青色盤で見かけたっけ。
さて、内容なんだけど、ヒレッジ、モント・キャンベル、デイブ・スチュワート、クライブ・ブルックっつう面々の1969年の作品なんだからもちろんサイケデリックな雰囲気且つ思い切りカンタベリーな淡々としたサウンドで、そりゃもう名盤扱いされますよ、これ。3コードのロカビリーでさえカンタベリーサウンドなんだから。一体何でそんなカンタベリーサウンドなんだ?ってのはやっぱりオルガンかな。そしてスペイシーな雰囲気も同じくオルガンと無機質なヒレッジのギターによる功績だろう。何とも言えないこの辺りのサウンドは時代性もあるけど、間違いなく実力のある個性派たちの演奏による偶発じゃないだろうか。ソフツやキャラバンとはまた異なったカンタベリー世界観…、不思議だよな。それでも時代に迎合してブルース・ロック的な展開を目論んでいるんで、そのセンスの良さは当時のロックシーンからしても結構驚異的なハズなんだが、無名バンドということが前提だったので日の目を浴びる場所に出てこなかったのが残念。コレ、もっと良質な録音と音で聞けたらかなり迫力あるアルバムだよなぁ…。

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