T2 - T2 (Fantasy)
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T2 - T2 (Fantasy) (1971)

It'll All Work Out In Boomland
ちょいとB級路線に寄り道…ってんじゃないけど、その辺も相変わらず好きでそれなりに収拾も捗っているので、まぁ、いくつか流れに乗って出しておこうかと。70年代英国ロックの流れとしちゃあ先日のDeep Purpleなんぞ軽くぶっ飛ばすレベルのバンドはいくつもあって、ただ、どれもこれもそこまで売るという意思が強くなかったがために一発屋で終わってしまっているバンドが多いのも事実、それが実力のあったバンドなのに、と悔やむべきものなのかその一発だからこそ良かったのかと考える部分はあるのだが、概ね一発だから良かったのだろうと思っている今日この頃。そう思うのはやっぱり発掘アーカイブものでの再確認ができてしまう今の時代だからこその感触で、アルバム一作しか出してなかったバンドの幻の作品やデモテープや何十年後の再結成の音など色々あるワケで、そういうのを聴くと未完成作品だからってのも大きいと思うけど、ちと期待ハズレなのが多くて、あの一枚はやっぱり奇跡だったんだなと思うことも多い。故にあまりアーカイブモノは聴かないようにしてるのもあるんだが、見たら手に入れちゃうワケでして。
そんなことで90年代初頭にあれこれと集めていた時、何故かよく見かけたのがT2のセカンドのデモと言われていた「Second Bite」で、あまりにもチープな海賊盤紛いな気がしてたので買わなかった。二種類くらいのジャケットで見かけたんだけど、そのうち忘れ去ってしまってて、ま、デモならあの「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の凄さはないだろうし、期待ハズレ間違いないだろうって予感もしていたから買わなかった。そしたらいつしか…ってか2008年?にデジタル・リマスターされた「T2 (a.k.a. "Fantasy")」っつうのがリリースされていて、これもまたオフィシャルな感じがしないけど、多分オフィシャルなんだろう。どこまでメンバーが関与しているかは分からないけど、デジタル・リマスターだからマスターからなんでしょ。先のデモと思っていた「Second Bite」と比べて曲がいくつか減っているが、そんならしょうがないかな、と聴いてみることにした一枚。
もちろん聴いた感触はハズレです。T2はやっぱ「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の一枚で完結させておくバンドでした。まぁ、この結論も早々な話なんだろうが、「T2 (a.k.a. "Fantasy")」は一応バンドのデモなんだな、これ。だけど音悪いのもともかく覇気がまるで無いホントにデモったセッションの完成形って感じで、そこから鍵盤被せたりアレンジしたりすることでプロデューサーも仕事してくれればそりゃ良くなるっつうか作品として仕上がっていくのかもしれないけど、そのままじゃね、やっぱりゴチャゴチャした感じのロックサウンドでしかなくて、それも何かがキラリと光る形ではなくて垂れ流しに近い曲とも言える。ただね、T2だな、っていうのはあるから、もしかしたらきちんと作品として作り込んだら面白いセカンドアルバムだったかもしれない。分からない。一節には「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の後すぐに録音されたセカンドアルバムってことなのでメンバーも勢いも同じ頃なハズだから、良いハズなんだけどね。B級ロック好きでもこのデモだけでは何とも言えないよなぁ…、明らかに「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」が優れすぎているが故に余計にそう思う。



ちょいとB級路線に寄り道…ってんじゃないけど、その辺も相変わらず好きでそれなりに収拾も捗っているので、まぁ、いくつか流れに乗って出しておこうかと。70年代英国ロックの流れとしちゃあ先日のDeep Purpleなんぞ軽くぶっ飛ばすレベルのバンドはいくつもあって、ただ、どれもこれもそこまで売るという意思が強くなかったがために一発屋で終わってしまっているバンドが多いのも事実、それが実力のあったバンドなのに、と悔やむべきものなのかその一発だからこそ良かったのかと考える部分はあるのだが、概ね一発だから良かったのだろうと思っている今日この頃。そう思うのはやっぱり発掘アーカイブものでの再確認ができてしまう今の時代だからこその感触で、アルバム一作しか出してなかったバンドの幻の作品やデモテープや何十年後の再結成の音など色々あるワケで、そういうのを聴くと未完成作品だからってのも大きいと思うけど、ちと期待ハズレなのが多くて、あの一枚はやっぱり奇跡だったんだなと思うことも多い。故にあまりアーカイブモノは聴かないようにしてるのもあるんだが、見たら手に入れちゃうワケでして。
そんなことで90年代初頭にあれこれと集めていた時、何故かよく見かけたのがT2のセカンドのデモと言われていた「Second Bite」で、あまりにもチープな海賊盤紛いな気がしてたので買わなかった。二種類くらいのジャケットで見かけたんだけど、そのうち忘れ去ってしまってて、ま、デモならあの「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の凄さはないだろうし、期待ハズレ間違いないだろうって予感もしていたから買わなかった。そしたらいつしか…ってか2008年?にデジタル・リマスターされた「T2 (a.k.a. "Fantasy")」っつうのがリリースされていて、これもまたオフィシャルな感じがしないけど、多分オフィシャルなんだろう。どこまでメンバーが関与しているかは分からないけど、デジタル・リマスターだからマスターからなんでしょ。先のデモと思っていた「Second Bite」と比べて曲がいくつか減っているが、そんならしょうがないかな、と聴いてみることにした一枚。
もちろん聴いた感触はハズレです。T2はやっぱ「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の一枚で完結させておくバンドでした。まぁ、この結論も早々な話なんだろうが、「T2 (a.k.a. "Fantasy")」は一応バンドのデモなんだな、これ。だけど音悪いのもともかく覇気がまるで無いホントにデモったセッションの完成形って感じで、そこから鍵盤被せたりアレンジしたりすることでプロデューサーも仕事してくれればそりゃ良くなるっつうか作品として仕上がっていくのかもしれないけど、そのままじゃね、やっぱりゴチャゴチャした感じのロックサウンドでしかなくて、それも何かがキラリと光る形ではなくて垂れ流しに近い曲とも言える。ただね、T2だな、っていうのはあるから、もしかしたらきちんと作品として作り込んだら面白いセカンドアルバムだったかもしれない。分からない。一節には「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」の後すぐに録音されたセカンドアルバムってことなのでメンバーも勢いも同じ頃なハズだから、良いハズなんだけどね。B級ロック好きでもこのデモだけでは何とも言えないよなぁ…、明らかに「イットル・オ-ル・ワ-ク・アウト・イン・ブ-ムランド」が優れすぎているが故に余計にそう思う。
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