Epica - Requiem for the Indifferent
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Epica - Requiem for the Indifferent (2012)

いつの間にか北欧メタルから各国個別の分離を果たしているメタルの勢力図、中でもオランダは数多くの良質なメタルバンドを輩出している国で、どういう背景からなのか日本でも好まれるバンドが多い、はずだ。まぁ、そのヘン行くと何でも聴いているリスナー達が好みの順番として選んでいくようなものだから、実際に知られている人数と人気順と言うのはリンクしないとは思うのだが、まぁ、どっちでも良いか。Within Temptationが今では筆頭株ではあるけどちょいと大人になりつつあるWithin Temptationと双璧を成しているのがEpica。オランダ国内では、多分。そのEpicaの新作がリリースされたのでついでに…。
「レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント」という作品で、なかなかジャケットも面白いな、と思う部分もあるしこういうところでアニメが出てくるのも日本の影響だろうなとか世界が狭くなって影響し合う構図を感じるが、ま、それはともかく前作「デザイン・ユア・ユニヴァース」でかなりハイクォリティな世界観を打ち出してくれたのもあって今回の新作「レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント」での期待も高い…と言うか高いレベルに到達した中でのクォリティだろうと思ってはいたが、実際に聴いてみるとちょっと物足りない。っつうか、前作までに積み重ねてきたものから解き放たれたかのようなサウンドになってる。ただ、それがシンフォニックさがちょいと落ち着いてストレートなメタル寄りになってきたからそう感じるだけかもしれない。もっとゴチャゴチャした印象があったし。ま、それはそれで構わないんで、と思っていると最初からデス声までも出てきて、う~ん、今はコレ、ウケないでしょ?とか…、自分が好きじゃないからだろうけど、ちょっと気になってしまった。そういう印象を最初に持ってしまうと以降の曲もあまり良いイメージで聴けなくなる…、案の定2曲目も歌メロが不安定な感じで彷徨っているようで、よく言えばケイト・ブッシュ的、悪く言えば崩れたWithin Tepmtaionのシャロン姫。そんなことしなくてもEpicaで堂々とシモーネ節出してれば良いのに、と思ってしまうが…。もちろん本人的にはそんな意識はないはずだから、必然としてそうなったのであれば、バンドの方向性か。
ただ、どれも曲が悪いってことはなくて、しっかりともちろん練られているし、メタル色が強くなっているから聴きやすい…ってかストレートに来るのも悪くない。ただねぇ、ちょっと自分的にはNGになってきたかな。これからも多分聴くとは思うけど、聴かないといけない理由がなくなってきた…、何らかの感動ってヤツですね。別に少しでも良いんだけど、そういうのがあんまりなかったからさ。ただ、これだけのバンドだから売れるだろうし、敏感に反応してまた次作は変わってくると思うのでそういう意味ではウォッチしておくかな。


いつの間にか北欧メタルから各国個別の分離を果たしているメタルの勢力図、中でもオランダは数多くの良質なメタルバンドを輩出している国で、どういう背景からなのか日本でも好まれるバンドが多い、はずだ。まぁ、そのヘン行くと何でも聴いているリスナー達が好みの順番として選んでいくようなものだから、実際に知られている人数と人気順と言うのはリンクしないとは思うのだが、まぁ、どっちでも良いか。Within Temptationが今では筆頭株ではあるけどちょいと大人になりつつあるWithin Temptationと双璧を成しているのがEpica。オランダ国内では、多分。そのEpicaの新作がリリースされたのでついでに…。
「レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント」という作品で、なかなかジャケットも面白いな、と思う部分もあるしこういうところでアニメが出てくるのも日本の影響だろうなとか世界が狭くなって影響し合う構図を感じるが、ま、それはともかく前作「デザイン・ユア・ユニヴァース」でかなりハイクォリティな世界観を打ち出してくれたのもあって今回の新作「レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント」での期待も高い…と言うか高いレベルに到達した中でのクォリティだろうと思ってはいたが、実際に聴いてみるとちょっと物足りない。っつうか、前作までに積み重ねてきたものから解き放たれたかのようなサウンドになってる。ただ、それがシンフォニックさがちょいと落ち着いてストレートなメタル寄りになってきたからそう感じるだけかもしれない。もっとゴチャゴチャした印象があったし。ま、それはそれで構わないんで、と思っていると最初からデス声までも出てきて、う~ん、今はコレ、ウケないでしょ?とか…、自分が好きじゃないからだろうけど、ちょっと気になってしまった。そういう印象を最初に持ってしまうと以降の曲もあまり良いイメージで聴けなくなる…、案の定2曲目も歌メロが不安定な感じで彷徨っているようで、よく言えばケイト・ブッシュ的、悪く言えば崩れたWithin Tepmtaionのシャロン姫。そんなことしなくてもEpicaで堂々とシモーネ節出してれば良いのに、と思ってしまうが…。もちろん本人的にはそんな意識はないはずだから、必然としてそうなったのであれば、バンドの方向性か。
ただ、どれも曲が悪いってことはなくて、しっかりともちろん練られているし、メタル色が強くなっているから聴きやすい…ってかストレートに来るのも悪くない。ただねぇ、ちょっと自分的にはNGになってきたかな。これからも多分聴くとは思うけど、聴かないといけない理由がなくなってきた…、何らかの感動ってヤツですね。別に少しでも良いんだけど、そういうのがあんまりなかったからさ。ただ、これだけのバンドだから売れるだろうし、敏感に反応してまた次作は変わってくると思うのでそういう意味ではウォッチしておくかな。
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