Stone Angel - Stone Angel

0 Comments
Stone Angel - Stone Angel (1975)

Stone Angel

 今日は普通にブログ更新するかどうか考えたんだけど、日常に感謝という昨年のキーワードもあったし毎日訪れてくれている人達のささやかな楽しみにも応えておきたいってのがあって普通に書いておくことにした。思い起こせば昨年はとにかく全ての昨日が停止した数日間だったけど、いつまでも悲観にくれていてはいけないってことで徐々に日常を取り戻す姿に皆が皆励まされたものだ。早いものでもう一年が経つ。まだ復旧には程遠いし見つかっていない人も多いと聞く。一方で徐々に回復の兆しを見せている土地や人達。そこに風評被害と悪魔の原発事故。コイツが厄介な代物としてのしかかってきているのがこの一年。何とか新しい展開を期待したいと思う次第です。

 さて、そんな中、ほのぼのとしたものを続けてみようか、とライブラリを眺めていて「あれ?これまだ書いてない?」と見つけたのがStone Angelというバンドの1975年のアルバム「Stone Angel」。ジャケットがそれらしくて好きなんだよね。バンド名もありがちだけどなかなかカッコよいし、果たしてどんなバンド?みたいに普通は思うのかもしれない。何せStoneで始まったりAngelって付くバンド名ってのはいくつも思い付くから(笑)。

 ストーン・エンジェルの「Stone Angel」は簡単に言えばよくある英国フォーク…古楽器をたくさん取り入れたフォークよりももう少し民族系に近い静かでしっとりとした作品、もちろんジョアン・バートンという女性が歌っています。ただ、トレイダー・ホーンみたいに男女ボーカルが入り交じっているので端的に萌え系な英国女性フォークものとも言えないか。それでもこのジョアン・バートンの物凄く萌え〜な線の細い甘い感じの歌声は熱心なファンを呼び込むようだ。このアルバムって当時自主制作だったらしいけど口づてに広がっていってワールドワイドにニッチに知られた作品になっているみたい。自分も知ったのは結構前だけどCDになったのは20年くらい前で、「おぉ~!」って思って飛びついた気がする。ところが音を聴いていると、さすがに自主制作盤だっただけあってサウンドプロダクションも音そのものもかなりアングラ感漂う作りで、もちっとしっかり出来てたら華があったんだろうなとも思うが、その素朴さが良い雰囲気でもあるから、希望を言っても始まらない。フルートやリコーダーが目立つねぇ…それが牧歌的な雰囲気を強調していて、ただ明るい曲がまるで見当たらない。ジグみたいなのもなくて原点でもある英国フォークの暗さってのを引きずったバンドの音とも言えるかな。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply